艦内神社とは、軍艦などの中に祭られる小さな社のことである。
艦内神社に限らず日本の場合には様々な土地、現場に神様が祭られている。
日本では台所には竈神、奥の間には仏壇といったようにひとつの建造物でも複数の守神がいるとされ、それが日本の信仰慣習となっている。艦内神社の場合には厄払いとして船の柱の下部にご神体(髪の毛や人形、銅銭、サイコロなど)を設置する船霊信仰(オフナサマ)に合わせ、外の神社から神様を引き込み勧請し艦長室や食堂、機関室などに社を備え付けた。このつくりは一般的な神社境内でも見られる形で複数の神仏が一構造物を全体としてひとつの神として共同して守るという形となる。
勧請にあたっては特に明確なルールはないが、艦名に関わりの深い神社が祀られることが多い。
現在の海上自衛隊でも艦内神社は設置されているが、これは船員たちのカンパによって設置されたもので税金は一切使用していない。これは税金によって特定の宗教のみ優遇した場合は政教分離に抵触するため。
なお、日本の信仰体系としてお守りや神棚というのは元の神を小さく分けて勧請したものであり、漁船にある神棚も艦内神社と同じものである。
神社や神棚などの神道系のもの以外では、仏壇が乗っている船も実在する。また海外に目を向ければ教会やモスクを備えている船もある。
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最終更新:2025/12/10(水) 17:00
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