神社の系列 単語

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ジンジャノケイレツ

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よりニコニコできるような記事に編集していきましょう。

はじめに

皆さんのご近所にも神社が複数があったりするかもしれない。

「なんでこんなに近所にあるんだよ。かぶってるよ。まとめろよ。」

との疑問はもっともだが、それはローソンセブンイレブン同士がごくごく近所にあるようなものである。
つまるところっている神様が違う。よって決してかぶってはいないのだ。(いや、本当にかぶっている場合もあるが)

本記事では、そのっている神様にはどういうものがあるのかを紹介する。

勧請あるいは分霊について

神社系列をよく理解するためには、勧請かんじょう)というシステムについて知っておかなければならない。
勧請は分霊ともいい、ある神社神様パワーを他の神社に分けることである。

神道教義上、分られたパワーは元の神様のものと全く同じ働きをし、なおかつ元の神様パワーは一切損なわれない。(※正確には「パワー」ではなく霊」である。)

上述のような素晴らしい性質を利用して、ある神社を勧請元にして新たな神社が作られたり、いは既存神社に祭が追加されたりする。こうして神社の系列が形成されるのであるが、まあフランチャイズのようなものである。

また、本家から勧請しようと、分筋から勧請しようと神様は同じなのだが、せっかくだから有名なところから・・・と思うのは人の性である。というわけで、大抵の系列神社は総本社、宗社とよばれる大元の神社から直接勧請を受ける場合が多い。但し、勧請、分霊関係があるからといって組織的序列や揮命系統があるわけではない。

              天空に2つの極星あり。すなわち『稲荷』と『八幡』。

神社系列数多しといえども、その圧倒的系列神社数で業界に君臨する系列が2つ存在する。
それが稲荷八幡である。

この稲荷八幡の両系列は大手系列の中でも突出しており、一部ではスーパーメジャーと呼ばれ穀物業界で言う所のカーギルとADMもかくやという権勢を誇っている。

なお、記事の中に見られる神社本庁は三番の神明神社の系列のことであり宗教法人である。

稲荷神社

 「それは私のお稲荷さんだ!」という箴言でお染み、之御(うかのみたまのかみ)を祭とする神社スーパーメジャー系列の1つ。

とにかく数が多い。多すぎるせいか資料によって1万社単位で数が違う。
パねぇっす。
ここではとりあえず20000社~40000社程度としておくが、個人宅の庭や事業所にあるような邸内社をカウントするならばこんなものでは済まない。日本神社の3割は稲荷などという都市伝説もあるほどである。

実は神社本庁の調によると稲荷神社は意外と少なく3000社程度となっているが、これは内末社や相殿、小規模神社カウントしなかったためかと思われる。

古代稲荷渡来人氏の氏であった。やがて記紀神話食物之御と習合、神仏習合においては荼枳尼(だきにてん)と習合する。その後、明治期の分離で荼吉尼は習合から排除され、現在は概ね稲荷之御という形で落ち着いてる。ちなみに之御記紀神話において特にエピソードもないモブキャラである。

仏教荼枳尼ヒンドゥー教ダーキニーに由来する。を彷徨い、敵を殺してはその血を貪る鬼女である。神様というよりモンスターの類のような気がするが仏教に取り込まれた際には随分と更生したらしい。
荼枳尼稲荷と習合した経緯は省略するが、分離政策により荼吉尼が排除された際、あくまでも荼吉尼にこだわる鬼女萌えのダキニスト達は神道と決別し、吉尼を信仰する稲荷寺院となったことは付け加えておかなければならない。稲荷曹洞宗妙厳寺)が有名である。

さて、稲荷という名が示す通り稲荷はもともと農業関係の神様である。しかし、時代が下るにつれ商業や工業の属性が追加されて行き、今やオールマイティー経済産業性を誇る。江戸時代には通販まがいの勧請システム確立爆発的に普及したという。さらに、キツネというお染みのマスコットキャラクターもあり死が見当たらない。
一応言っておくと、キツネ稲荷そのものではなく、属といって稲荷の使い、部下であるのでお間違えのいように。

京都府伏見稲荷大社稲荷信仰の総本社とされる。ほかに著名な稲荷神社としては高山稲荷神社(青森県)、神社宮城県)、間稲荷神社(茨城県)、箭稲荷神社(埼玉県)、太稲成神社山口県)、徳稲荷神社(佐賀県)、高橋稲荷神社(熊本県)など。

また、西大寺会陽で知られる岡山県最上稲荷も、あれは神社ではなく寺院である。

八幡神社

八マン通称「はちまん様」、八幡神社。系列社は全で約25000社を数えるスーパーメジャー系列の1つ。

八幡天皇と同一とされたため、たいていの場合八幡神社の天皇(誉田別尊)となっており、両である仲哀天皇皇后セットられていることが多い。

平安時代までは朝廷鎌倉以降は武という時の権層と密接に結びついており非常に政治的な神様でもある。スポンサーが権層であるせいか個々の系列神社それなりの規模を持つ場合が多い。神社本庁の調によると八幡系の神社数は第一位となっている。
イメージとしては庶民的なお稲荷さんとは対照的にフォーマルでお固い感じ。

ということで御徳は護戦争勝利などの軍事関係なのだが、一般人には関係が薄いため勝負事全般、無病息災家内安全セキュリティ関係となっている神社が多い。また、八幡鍛冶翁の姿で顕現したという伝説もあり冶及び火のとしての属性も持つとされる。明治期、八幡日本初の官営製鉄所が作られたのも偶然とは思えない。

八幡は元々、九州佐氏の氏だったらしい。御パネェということから朝廷認となり、中央に進出、その後源氏の守護として多くの武士リスペクトされたため全制覇を成し遂げる。また八幡神仏習合の先駆けとなった神様としても有名で、8世紀には東大寺大仏建立に協した功績により八幡菩薩という号を受けている。

総本社は大分県神宮。石清水八幡宮は佐が遠いので平安時代朝廷が、鶴岡八幡宮佐と石清水が遠いので鎌倉時代が勧請した神社である。

また、上述の大分県神宮京都府清水八幡福岡県筥崎宮というが、この三大八幡宮が命名されたのは明治時代の文献であり、当時社格制度によって官幣大社となっていた天皇ゆかりのある三社が選ばれた結果によるもの。

対して、鎌倉幕府、江戸幕府など武から多大な尊崇を集めた一方、皇室からあまり尊崇を集めていなかった鶴岡八幡宮は社格制度によって幣中社止まりとされてしまったため、意図的に外されてしまった。そんな理不尽な歴史があるため、今日では勝手に筥崎宮を外して、代わりに鶴岡八幡宮を勝手に三大八幡宮に入れたり、あるいは全部を総称して四大八幡宮としたりすることがある。

ほかに有名な八幡宮としては宮城県仙台市藤崎八旛宮、深祭でおなじみ東京都の深八幡神社などがある。

神明神社

皇室の祖である 天照大御神(あまてらすおおみかみ)を神社
系列社は明社、皇大神社、神社などの名前が付く場合が多い。通称「お伊勢さん」。
伊勢神宮を宗社とする伊勢信仰の神社は全1000018000社程度が存在し、4大系列の1つとなっている。

国家神道時代においては神社エラルキーの頂点に君臨する伊勢神宮を擁するという、5代目山口組でいえば山健組のような存在。また、現在神社本庁においても伊勢神宮神社トップに位置づけられている。

皇室の祖記紀神話での大メジャーである天照大御神、その本地大日如来と、これでもかというくらいな要素を持つ系列である。

天照大御神太陽ということで農業関係者の支持が厚く、江戸時代には新田開発の際に神明神社が建立されるといったことが多かったという。

総本社は三重県伊勢神宮(正式には単に「神宮」) 。

神社本庁としての詳細については神社本庁の記事をを参照。

天満宮

菅公(菅貫太郎)学問の神様として有名な菅原道真神社天神さまとも。4大系列の1つ。

不遇の死を遂げた菅原道真の霊を「怒っちゃイヤよ?」と鎮めるために創建されたのが満宮の起であるが、が大変に聡明な人物であったためいつのまにか学問の神様ということにされ、現在では学生受験生大人気の神社となる。何故だ。

西暦903年にした人物をるため満宮は西暦10世紀以後の創建となり、6世紀、7世紀、神話時代モノがゴロゴロしている神社業界ではやや新参の部類である。しかしながら、この満宮系神社日本10000社前後展開していることを鑑みるに の御徳おそるべしと言わざるをえない。

満宮は日本に存在するが、道真太宰府したことから特に九州地方に多いとされる。

道真の霊である福岡県太宰府天満宮朝廷による鎮社を起とする京都府北野天満宮が共に総本社とされ、全満宮、天神社、菅原神社の勧請元となっている。また、全で最も古い満宮は山口県防府市にある防府満宮であり、これらを三大満宮と呼ぶ。ほかにも和歌山県の和歌満宮や天神祭で名高い大阪市満宮などが著名。

宗像/厳島神社

宗像三女神の絵が無かったので風間三姉妹

宗像三女(むなかたさんじょしん)である田心姫神(たごりひめ)、多岐(たぎつひめ)、(いちきしまひめ)の三柱を神社

が長女、次女、三女かは文献によりまちまちなのではっきりとは分からないが、特に人気があり、後世、仏教弁財天との習合を経てアイドル的存在に成長したという。その人気ゆえにだけを神社もある。

神様である宗像三女は、古来より航安全等の事関係の神様として崇敬を集めてきた、そのため神社の立地は瀬戸内海沿いを中心に辺に多い。

宗像三女は元来、宗像大社の々であることは確かだが、同じ厳島神社宗像大社からの勧請を契機に創建されたというわけでもない。ここでは宗像三女系として一緒にしているが系列は異なる。
宗像神社の総本社は福岡県宗像大社厳島神社の総本社は広島県厳島神社

系列神社数は両系列合わせて7000社ほど。

諏訪神社

室町時代に描かれたという諏訪大社の絵巻物諏訪明神たる建御名方(たけみなかたのかみ)とその妻である八坂(やさかとめのかみ)を神社。通称「諏訪さま」。

大国主(おおくにぬし)の子である建御名方古事記における譲りの神話にその名を見ることができる。
天照大御神大国主に「AYB...オマエのは頂いた。抵抗意味だ。」と恫した際に「かかってこいや!」と啖呵を切ったものの、天照軍団切込隊長建御ボコボコにされ、「マジすんませんでしたっ!」と謝りだったという残念エピソードである。

また、諏訪大社の社伝によると、もともと諏訪地方には土着として洩矢(もりやしん)という神様がいたが、外部から建御名方が殴りこんできたため戦争になり、負けた洩矢を明け渡したという。ニコニコ的にはこっちの話の方が有名であろう。

諏訪神社新潟県長野県に特に多く分布している。御徳は狩猟軍事関係ということで武士の崇敬を集めた。現代ではモンハンプレーヤー守矢教徒の崇敬が厚い。
諏訪信仰の神社は全5000社ほどあり、総本社は長野県諏訪大社である。

八坂/津島神社

疫病、厄除けの神様として須佐之男命(すさのおのみこと)を神社系列。通称は「園さん」、「王さん」など。

現代では須佐之男命が祭となっているが、明治期の分離以前は須佐之男同一視された牛頭(ごずてんのう)という神様を表看板にしており、神社名前園社牛頭王社などという名前だった。

この牛頭とは一体何かというとイマイチ来歴がはっきりしない神様で、もちろん記紀神話には出てこないし、さりとて仏教関係かというと必ずしもそうでもないらしい。一応、釈迦の生誕地である園精舎の守護という設定がなされており、起に関する説もいくつかあるのだが、定説はいようだ。

現在牛頭王信仰の神社八坂神社津島神社、広峯神社八雲神社神社神社弥栄神社神社などといった神社名になっている。

京都府八坂神社を総本社とする八坂神社系列が2000社。愛知県津島神社を総本社とする津島神社系列が3000社。また埼玉県氷川神社も同系列であり約200社ある。

浅間神社

木花咲耶姫コノハナサクヤヒメ)を祭とする富士山信仰の系列。信仰対富士山であって浅間山ではない。静岡県富士山本宮浅間大社を総本社とする。
系列社は富士山を望める東海関東に多く存在し、東北中国四国などには少ない。

木花咲耶姫大山積神にして、ミスター孫降臨瓊々杵尊(ににぎのみこと)の妻である。

このサクヤとニニギ夫婦の微笑ましい新婚エピソードが現代に伝わっている。
新婚ホヤホヤのある日、サクヤは長期出張から帰ってきた旦那のニニギに自分が妊娠したことを告げた。
この話にニニギは妻を疑った。何せ二人がを過ごしたのはたったの一晩だけなのである。
ニニギおまww、出張中に浮気したろ!!」
サクヤ「・・・ッチ。お疑いなら仕方ありません。潔を示すために部屋に火をつけて出産します。
    この極限状態事に生まれてくれば、正正銘あなたの子ですからね。文句ないわね!?

サクヤは余人には理解しがたい理論を捲し立てた後、妊婦特有の行動を発揮。
本当に部屋放火して出産を始めた。こうして事生まれたのが、かの有名な山幸である。
イイハナシダナー

春日神社

藤原氏の氏として建御たけみかづち)、(ふつぬし)、児屋(あめのこやね)、ヒメガミ)の四神神社系列。 この四神を総称して春日(かすがのかみ)という。

一氏族のための神社という非常にプライベートな起をもつものの、 藤原氏の荘園や国司任地、春日大社の社領などにポコポコ創建され全1000以上の系列社を持つに至る。
さすがは藤原氏である、そのへんの木っ端貴族とは格が違った。
総本社は奈良県春日大社

建御,ともに具土が殺されたときにその血から生まれたで、それぞれ雷神とされる。

は偉大なる天照大御神総帥による地上侵攻計画において、天原帝国軍事の要となった武闘で、中国作戦では八面六臂の大活躍を見せた。帝国の地上支配が盤石なものになったのは彼らの功績大なりと言えよう。

ちなみに、記紀神話の記述自体が藤原氏の介入を受けている可性があり、氏である建御さま大活躍は相当なバイアスがかかっているのではないかと噂されている。汚いさすが不きたない

なお、春日大社茨城県鹿島神宮千葉県香取神宮、そして大阪府の枚神社の勧請によって創建されたもの。

金比羅神社

香川県金刀比羅宮(ことひらぐう)から勧請された系列。
一般には「こんぴらさん」として知られ、系列社は毘羅宮、神社、琴神社などを名乗る。

大物(おおものぬし)、大物大国主(おおくにぬし)の幸さきみたま)、奇(くしみたま)である、 まあ大国主の別名のようなものと理解されたい。また、そのスジ(霊業界)のビッグネーム崇徳天皇られている場合がある。

この神社分離時に信仰対が切り替わった典である。
そもそも、総本社である金刀比羅宮明治以前は仏教部である(くびら)を毘羅大権現(こんぴらだいごんげん)として頭山松尾という寺院であった。ちなみに、宮毘羅はもとはインド神話クンビーラというである。
但し、金刀比羅宮によると創建時は大物神社であり、中世宮毘羅との神仏習合を経るも現状は旧態に復しただけとされる。

古来より事関係のとして乗りなどの崇敬を集め、系列社は全で600余りを数える。
江戸時代には全の庶民にも信仰が広まり、伊勢参りに次ぐ羅参りという一大ムーブメントを巻き起した。

水天宮

之御中(あめのみなかぬしのかみ)と12世紀の壇ノの戦いで崩御した安徳天皇および平家一門をる系列。

之御中安徳天皇建礼門院安徳天皇)、時子平清盛の妻、建礼門院の)など。平家滅亡後、建礼門院の部下が平家一門をんでったことが水天宮の起である。

さて、このとは仏教部の1つである。元をたどれば古代インドイラン圏のヴァルナであり、ゾロアスター教アフラマズダと同一。よって水天宮在日拝火教の崇敬も厚いとされる。

拝火教々という冗談はともかく、記紀神話における始である之御中がどこからきたかというと、明治期の分離で仏教るとは言えなくなったため、
「じゃあ、記紀神話で言ったら之御中じゃねえの?根だし。」
ということで之御中が祭に名を連ねているらしい。

安産祈願の神社としてで非常に有名。
安産の御利益も謳っている神社は多くあるが、ここは安産祈願のスペシャリストという感じで水天宮にこだわる人も少なくないとか。

総本社は福岡県水天宮水天宮を名乗る神社はそんなに多くはないものの内末社、摂社に勧請されている例は多い。

白山神社

モンブラン

北陸地方の霊峰「白山」、その雄大な姿は古代より人々の信仰を集めた。
この白山信仰体とする系列が白山神社である。

山といえば修験白山神社中世より仏教天台宗と資本提携を行い事業を拡大、白山はやがて熊野と並ぶ修験メッカとなり多くの山で賑わったという。

このように白山神社も山岳信仰系の例に漏れず、過去には相当仏教色が強かったものの明治期の分離以後は「なにそれ知らん」と黒歴史扱いである。

菊理媛(くくりひめのかみ)。及びイザナギイザナミ
ここで菊理媛かっこいいエピソードの1つでも披露したいとこであるが、ほぼモブキャラなので省略。一応、イザナギゾンビ化したさんに追いかけられてるときにケンカを仲裁したとかなんとか、そういうしょっぱい話があるにはある。

系列社は全2000社程度存在するが、当然ながら白山のお膝元である石川岐阜新潟の各県に特に多く分布する。 総本社は石川県白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)である。

熊野神社

都御子けつみこのかみ)、熊野速玉男(くまのはやたまおのかみ)、熊野須美(くまのむすみのかみ)を中心とした計12柱の々である熊野権現神社
系列神社は、熊野神社熊野社、十二所神社などという名前になっている。

仏教との相性が良かったため、神仏習合ブームとなったときに爆発的な人気を集め、遠くは琉球王国にまで広まった。

山岳信仰、自然信仰を起とする熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)から勧請を受けた系列社は全的な分布を示し、その数は3000社弱である。また、島根県には熊野大社という、一説によると熊野三山のルーツといわれる神社がある。

住吉神社

海神である底筒男命(そこつつおのみこと)、中筒男命(なかつつおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)の住吉三神社系列。通称は「すみよしさん」、よりフランクに言うと「すみよっさん」。

この三イザナギ黄泉から命からがら脱出したあとの禊において出現したで、 後にかの有名な皇后の三征伐にを貸したというエピソードを持つ。そのため皇后も祭としてられている場合が多い。

神様ということで古来より漁師や乗りからの崇敬が厚かったようである。系列社は全2000社あまりを数え、大阪府住吉大社が総本社とされる。

秋葉/愛宕神社

火のである火之具土(ひのかぐつちのかみ)、別名、火産霊(ほむすび)を神社系列。
放火神様ではなく防火の神様として信仰されている。

具土イザナギイザナミ子供として生まれるが、その火の属性ゆえ、出産時にであるイザナミアレが遺憾なことに・・・。その結果イザナミ死亡するのだが、これに怒った旦那イザナギは「こんな子はいらん!」と具土を殺してしまう。哀れ具土の出番はこれだけであった。

秋葉愛宕共に山岳信仰を端緒とし、修験仏教と深く結びついて発展した。

系列神社数は京都府愛宕神社を総本社とする愛宕系が800社、静岡県秋葉山本秋葉神社を総本社とする秋葉系が600社程度。

三島神社

大いなる山の神である大山積神(おおやまづみのかみ)をる系列。

系列社は日本に分布し三島神社大山神社などを称する。
愛媛県大山神社、又は静岡県三嶋大社が総本社。両神社の関係は三嶋大社は大山神社から勧請された説」流だが、逆の説や、両社に勧請関係はい説などもある。なにぶん大昔のことではっきりしなのだ。

イザナギイザナミの子として生まれた大山積神はその名が示す通り山の神である。また、和多志大神という海神としての別名を持つ。
このように山も広大辺な偉大なる神様であるのだが、記紀神話には大山積神が具体的に何をしたとかいう話はく、その大物感とは対照的にキャラが薄いと言われる。

氷川神社

埼玉県氷川神社さいたま市大宮区)より勧請を受けた神社系列。

須佐之男命
八坂神社津島神社須佐之命男とする神社系列であるが、氷川神社自然であるとその習合である須佐之男命っているため、八坂津島牛頭王信仰とは起が異なる。

250社程度存在するが、うち約230社は埼玉県(160)と東京都(70)に分布するというローカル系列。神社業界のベルクである。

東照宮

江戸幕府初代征夷大将軍徳川家康神社

江戸時代に発生した系列であるため、系列神社の創建は17世紀以降と、神話レベルしくない神社業界では非常に若い部類となる。
とはいえ江戸時代には幕府の威により続々と創建され500社をえる盛を示す。しかしながら明治に入ると政府から仕分け対にされ、数が減、現代では130社程度となっている。

家康の霊である栃木県東照宮日光東照宮を総本社とする。

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