西武多摩湖線とは (セイブタマコセンとは) [単語記事]

西武多摩湖線とは、西武鉄道が運営する鉄道路線である。
駅ナンバリングにおける路線記号は「ST」

概要

国分寺駅から箱根土地（後のコクド）小平分譲地への輸送路線として計画され、さらに行楽客を見込んで村山貯水池へと計画が延長された路線である。路線名は村山貯水池の別名・多摩湖に由来する。

1928年に箱根土地の子会社だった多摩湖鉄道によって開業し1936年には村山貯水池へと達したが、同じ箱根土地の子会社となった武蔵野鉄道と1940年に合併され、さらに西武鉄道へと受け継がれた。
この過程で複雑な駅の統合や廃止が行われているので、実は路線の長さの割に旧駅跡が多い。

かつては多摩湖駅という名前の駅があったが、遊園地の開園に伴い西武遊園地駅に改称した。しかし、2021年 3月13日のダイヤ改正に合わせて再び多摩湖駅に戻った。

同じ西武鉄道の路線である多摩川線と混同されやすい。

線内は全ての列車が各駅に停車する。

基本的にラッシュ時も含む全時間帯において10分間隔のダイヤとなっており、日中はそのうち半数が国分寺-萩山の折り返し運用となる。

平日朝に多摩湖駅を発着する列車のうち3往復は、萩山駅で接続する拝島線・新宿線と直通運転をしている（ただし、そのうち下り2本は小平駅始発のため新宿線を通らない）。また、多客期には西武新宿線・拝島線を経て萩山駅から多摩湖方面に直通する臨時急行が運行されることがある（多摩湖線内は各駅に停まる）。