倉

倉とは、以下のことを表す。

• 倉庫のこと

人名

倉は、日本の姓、中国語圏の人名である。

• 倉義和（1975年 - ） - 日本の野球選手

架空のキャラクター

• 周倉 - 小説「三国志演義」の登場人物

漢字として

倉

Unicode

U+5009

JIS X 0213

1-33-50

部首

𠆢部

画数

10画

仺

Unicode

U+4EFA

部首

人部

画数

5画

𡶍

Unicode

U+21D8D

部首

山部

画数

8画

意味

穀物を保管する建物、倉庫、収める、にわか、慌てるという意味がある。蒼に通じて、青いという意味がある。

また蔵・臓に通じる。

〔説文解字・巻五〕には「榖藏なり」「倉黃として取りて之れを藏（おさ）む。故えに之れを倉と謂ふ」とある。倉黄とは慌ててという意味。倉庫を表す字はほかに、蔵、囷、廩などがある。蔵は〔説文〕には無い。囷について〔國策註〕に「圓を囷と曰ひ、方を倉と曰ふ」とある。

字形

〔説文〕は食の省略＋口の会意とし、口は倉の形を象るとしている。ほかに倉庫の横から見た象形、上から見た象形、梱包した穀物を蓋のある入れ物に入れる象形、などがある。

音訓

音読みは、ソウ（漢音、呉音）、訓読みは、くら。

規格・区分

常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

声符

倉を声符とする漢字には、創、凔、𠥐、蒼、滄、愴、槍、瘡、瑲、𤾙、蹌、艙、鎗などがある。

語彙

倉庫・倉皇・倉粟・倉卒・倉府・倉廩

異体字

• 仺は、〔説文〕に「奇字の倉なり」とある異体字。ただし用例が見られない。
• 𡶍は、〔玉篇〕にある古文。
• 簡体字は仓。

関連項目

• 海外の姓名の一覧
• 日本の苗字（名字）の一覧