易

易とは、以下のことを表す。

• 易 - 易経のこと
• 易 - 周易のこと
• 易州 - 中国にかつて存在した州
• 易県 - 中華人民共和国河北省にある県
• 易水 - 中華人民共和国河北省を流れる川

人名

• 易熹（1873年 - 1941年） - 清末民初の文人
• 易培基（1880年 - 1937年） - 中華民国の政治家
• 黄易（1744年 - 1802年） - 清朝の篆刻家
• 劉易（? - 317年） - 前趙の皇族

漢字として

常

易

Unicode

U+6613

JIS X 0213

1-29-60

部首

日部

画数

8画

音読み（常用）

イ、エキ

訓読み（常用）

やさしい

𡱿

Unicode

U+208D9

部首

勹部

画数

8画

意味

音によって意味が異なる。

1. 難しくない、簡単な、省く、あなどる、治める
2. 交換する、改める、占い、占い師、（蜴と通じて）トカゲ、ヤモリ

〔説文解字・巻十〕には「蜥易、蝘蜓、守宮なり」とある。

字形

諸説ある。〔説文〕に「象形。祕書說、日月を易と為す。陰陽を象るなり。一に曰く勿に从ふ」と、トカゲの象形説、日<＋月の会意説、勿＋日の会意説を述べている。他に、日＋彡で日の光が雲間から射すところとする説、玉とその輝きを表すとする説（白川静）などがある。

音訓

音読みは、1.の場合、イ（漢音、呉音）、2.の場合、エキ（漢音）、ヤク（呉音）。訓読みは、やさしい、やすい、かえる、かわる。

規格・区分

常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

部首

易は〔説文〕で部首である。ただし属するのは易のみ。

声符

易を声符とする漢字には、㑥、剔、埸、惕、𤟍、晹、睗、痬、裼、緆、蜴、舓、賜、錫、𩛿、䯜、鬄、𩮜、などがある。

語彙

易々・易学・易簡・易簀・易者・易姓革命・易田・易卜・易慢

異体字

• 𡱿は、〔正字通〕にある俗字。

関連項目

• 海外の姓名の一覧