氏とは、氏族や家族、名前に関していくつか意味のある言葉である。
〔説文解字・巻十二(小徐本、段注本)〕には「巴蜀、山岸の脅(むね)の𠂤(タイ)、旁箸(ボウチャク)して落𡐦(ラクダ)せんと欲する者を名づけて氏と曰ふ。氏の崩るる聲、數百里に聞こゆ。象形。乀聲」と、崩れかけた崖の象形としている。また楊雄の〔解嘲〕から「響くこと氏隤の若し」を引用している。段玉裁は崖の象形説を受けて、坁や𨸝を氏の異体字としている。
〔説文解字通訓定声〕は根から芽が出るところの象形とし、柢の初文とする。柢は根ざすという意味の字。〔説文解字注箋〕も似たような説で芽が横から出るところの象形としている。
白川静は、氏は小さな把手のある刀の象形で、祖先を祀る時や共餐の際にこの刀で肉を切り分け、氏族の中で配分したという。この刀は氏族の象徴で、そこから氏族を意味をもつとする。
ほかに民と同様に頭を垂れて働くところの象形とする説(〔六書略〕)などがある。
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最終更新:2026/01/02(金) 01:00
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