120mm迫撃砲 rtとはフランス・トムソンブラートン社の開発した、牽引式の重迫撃砲である。従来の105mm級榴弾砲に匹敵する射程、威力、四輪駆動車で牽引可能な軽便さ、砲身に刻まれたライフリングによる迫撃砲としては高い命中精度から、このクラスの重迫としてはベストセラーとなっている。以下においては陸上自衛隊での概要を記述する。
第二次世界大戦世代のM2型107mm迫撃砲の後継として、平成4年度より豊和工業がライセンス製造する形で配備が開始された。主な配備先は普通科連隊所属の重迫撃砲中隊/小隊で、第1空挺団では従来の105mmりゅう弾砲に代わる装備として空挺特科大隊が装備している。
通常弾で8100m、ロケット推進補助弾で13000mと長大な射程。上に述べたとおり105mmりゅう弾並みの威力を持ち、高機動車1台で牽引できる簡便さもあいまって、普通科部隊が有する最も大きな支援火力として愛用されている。同砲の射程、精度、発射速度を機甲師団でも有効活用すべく、日立製作所により本砲を車体後部に搭載した96式自走120ミリ迫撃砲も開発され、第7師団第11普通科連隊などに配備された。
現在も一部普通科連隊の重迫小隊から中隊への拡大に伴い、製造と調達は継続されている。そしてTRDIなどが中心となって現在「弾道修正弾」という、一種の誘導砲弾が155ミリりゅう弾砲と120ミリ迫撃砲用に開発されており、将来的には本迫撃砲は前線部隊の要請に応じ、ピンポイントの精密射撃も可能となる見込みである。
このように今後も活躍が期待されるRT迫撃砲だが、弾道修正弾を用いずとも一部の変態部隊。例えば師団重迫撃砲射撃競技会で優勝するような重迫中隊は、従来通りの射法と砲弾を用いつつも、職人技に近い高い技量で誤差数メートルに収めることも多いといわれる。本来そういう運用をする兵器じゃないんですが、それは…
RT重迫を直接扱ってはいないが、旧軍も陸自も迫撃砲は愛用しており、その開発と運用を知る良書である。
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最終更新:2024/12/27(金) 05:00
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