RAMONES

概要

RAMONESは1974年に結成されたパンクロックバンドである。アメリカのみならず、イギリスでのパンクムーブメントにも大きな影響を与えたバンドとして有名。メンバーを変えつつも長きに渡り活動していたが、96年に解散。

皮のライダースジャケット、ぼろぼろのジーパン、コンバースのスニーカーが基本スタイル。
バンドのTシャツは今でも人気が高く、バンドを知らなくてもTシャツは知ってるという人もいる。

メンバー

全員がラモーンの姓を名乗るが、兄弟でも親戚でもない。
「ラモーン」はポール・マッカートニーがビートルズの前に組んでいたバンドで名乗っていた芸名、「ポール・ラモーン」に由来する。

ジョーイ・ラモーン

ボーカル担当。198cmの長身と長髪が特徴。中心メンバーであったジョニーとは彼女の取り合いから政治的思想まで対立し、険悪な関係であったことが知られている。
バンドの代表曲の一つ「The KKK took my baby away（KKKが俺の彼女連れてっちまった）」は自らの彼女に手を出したジョニーをKKKに例えてジョーイが歌詞を書いたものである。

仲の良かった友人に、俳優のニコラス・ケイジがいる。

2001年死去。

ジョニー・ラモーン

ギター担当。
モズライトのギターでの高速ダウンピッキングでラモーンズのサウンドを確立し、後のパンクバンドに大きな影響を与えた。

2004年死去。

インタビュアー「あなたはなぜギターソロを弾かないのですか？」

ジョニー「そんなことやってる暇はねえ」

ディーディー・ラモーン

初代ベース「1,2,3,4！」の合ってるのか合ってないのかわからないブチギレカウントで有名。
1989年に脱退。

2002年死去

トミー・ラモーン

初代ドラム。オリジナルメンバー最後の生き残りだったが、2014年に逝去。

マーキー・ラモーン

2代目ドラム。叩くときに腕をほとんど動かさず手首だけで叩く。

83年にアルコール依存症が原因でバンドをクビになるも87年に復帰。
以降バンド解散までドラムを務めた。

ＣＪ・ラモーン

2代目ベース。

現在でもソロとして活動。
ロックフェスなどに参加し、RAMONESの楽曲を歌い継いでいる。

リッチー・ラモーン

3代目ドラム

マーキーが脱退していた間のドラム。

音楽性

ほとんどの曲が単純な3コードの組み合わせで構成されている。このスタイルは技術志向のロックが流行しつつあった当時のシーンにおいて一部の若者に熱狂的な支持を受け、イギリスでのパンクムーブメントにも多大な影響を与えた。

また、多くのバンドが長い間活動を続ける中で音楽的に円熟していく中、解散までまったくと言っていいほど音楽性が変わらなかったことも彼らを伝説たらしめている。（とはいえ、シンセサイザーやアコースティックギターの導入もあった）

2003年に公開されたドキュメンタリー映画ではメタリカ、レッドホットチリペッパーズ、ランシドなどがその影響について語っている。今なお語り継がれるロックレジェンドであると言えるだろう。

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関連項目

・パンクロック