master of the graveyardとは (マスターオブザグレイブヤードとは) [単語記事]

master of the graveyardとは、
mothy(悪ノP)が鏡音リン・レン、MEIKOを用いて制作したVOCALOIDオリジナル曲である。

概要

2010年 5月に頒布されたCD アルバム『EVILS FOREST』に収録された曲の一つ。
《森の中の小さな映画館》に向かう途中にある広大な墓場に君臨する「主」と彼女に仕える二人組について歌ったものである。

物語の主役である「墓場の主」とは、『悪食娘コンチータ』の主人公、バニカ・コンチータが所持していた「グラス」が生み出した幻身の事であり、彼女は『茶番カプリシオ』に召使ともども姿を見せている。

メインボーカルはリンとレンの二人であり、MEIKOは語りで参加。ニコニコ動画含め、作者自身がアップロードした動画・音楽ファイルは存在せず「EVILS FOREST」のCD以外ではフルバージョン聞くことができない。なお、「EVILS FOREST」特設サイトに設けられているクロスフェードデモにてこの曲の一部を聞くことができる。

なお、ニコ動のみならず某所等でファンによる音源アップロードも確認されているが、悪ノP作品にはその物語性の強さゆえに動画中の描写(人物描写の参考になるイラスト/サブリミナル的な字幕)を含めて一つの作品とされる傾向が強く、例え曲を聞いたとしても(今後PVが付く可能性があるのであれば)その全容を知ったとは言い難い。

「四つの終末」シリーズ

作者ブログ上にてこの曲は「『四つの終末』シリーズの一つ」であると称した^[1]
「四つの終末」シリーズという表現はここで初めて出てきたものである。「四つの終末」の構想を表すと思われるカットが動画「【KAITO】ハートビート・クロックタワー(F・V)【ぜんまい仕掛け4】」の3:40付近で映されている。
また、アルバム「EVILS COURT」に付属するブックレットの巻末にはこの「四つの終末」構想を表した別のイラストが掲載された。