SCP-1615とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『Photosynthetic Manna (太陽育ちのマナ)』。
| SCP-1615 | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| OC | Safe |
| 収容場所 | 研究セクター██の警戒保管エリア |
| 著者 | Rioghail |
| 作成日 | 2012年8月31日 |
| タグ | マナによる慈善財団 可視光 変容 生命 真菌類 食物 |
| リンク | SCP-1615
|
| SCPテンプレート | |
SCP-1615は菌類の一種であり、有機物上でコロニーを形成する。この、言ってしまえば未知のカビは食品を劣化させたり、顕微鏡で見える以上にコロニーを形成することはない。このカビは腐敗・分解・燃焼・250℃以上の温度への暴露がなされない限り休眠状態を無期限に維持できる。
で、このカビの本領は人間が摂取したときにある。接種後72時間以内に10000ルクス以上の光を浴びると、人間の肌が変化して葉緑素が出来、緑の肌をして光合成が可能になる。これにより人体のエネルギー要求を満たすことが出来るグルコース合成能を発揮でき、追加の食料や栄養源なしにエネルギーを生成できる。しかしビタミン等の必須栄養素を生成できないのでサプリメントの摂取がないと栄養失調に陥ってしまう。しかし、この状態になると食欲不振になる。1700kcal以上の食事を摂ると光合成能力は失われる。
ぶっちゃけた話、上記の内容だけであればそこまで危ないアノマリーではない。見た目が緑の肌になることと、サプリメントの摂取を忘れなければ食べずに生きられるのだから割りと有用であろう。おまけに拡散もしにくく、かつご飯をむりやり食べさせれば効果を無効化もできる。故にオブジェクトクラスもSafeである。
だがこれが飢餓で苦しむ国に対して「食料不足を解決する方法」として安直にばらまかれたらどうなるであろうか?まずサプリメントなんて摂取できない。そして無効化しようにも1週間分のメシなんて容易に用意できないのだ。というか用意できればSCP-1615なんて要らないし。しかしそんなことを考慮せずにこれをレーションの形でとある国でばらまいたヤツがいたのである。そう、マナによる慈善財団 (MCF)である。
親愛なる[判読不能]
あなたが自身の権限下にないプロジェクトにまで何故干渉してくるのか加わろうとするのか私には分かりませんが、まずあなたに知らせなかったあなたの許可を得ずに新式レーションを配布したことについての怒りに関しては理解しています。
しかしながら、それは無用な心配であると私が保証いたしましょう。このレーションは例のハ[判読不能]と違って食べても何の問題もなく、配布対象の方々を脅かすことは一切ありません。 確かに問題点も少々ありはしますが、これもあなたが考えているような類のものではありません。
私は十二分に注意を払ってきました。問題はありません。あなたと同じ間違いは繰り返させません。あなたが恐れているのはわかります。しかし我々は絶対にも絶対に、何があろうとも再びあの恐ろしい
製品はすでに安全検査を終えており、抱え込んだままにしておくというのは無責任が過ぎるというものです。機能は完璧。問題は皆無。約束して見せましょうとも。
結果として、当地で産出される農産品にまさかのコロニーが形成されてしまう事態に(これ自体にはMCFの関与は財団は認めておらず、不用意にばらまいたことで拡散してしまったゆえの事故と考えている。)。その地域の農産品を焼却する必要に陥り、当地の損害に繋がった。少しは考えて行動してほしいなあのボランティア団体には。なお何処の国かは黒塗りにされてぼかされているが、8桁の国名であり、「例のハ[判読不能]」はSCP-1176 (ミイラのはちみつ漬け)と考えられるため、Ethiopia(エチオピア)のことであろうと考えられる。
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最終更新:2025/12/14(日) 17:00
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