MCFの最終目標は、我々の活動が不要であり求められもしない世界、すなわち病気も、飢餓も、貧困も、武力紛争も取り除かれた世界の創造です。我々マナによる慈善財団は、世界を健康と食料と繁栄と平和のもとに団結するためにいかなる努力も惜しまず、それを可能にするいかなる資源も利用いたします。その実現が、どれだけ困難なものであろうとも。
ミッション報告広報掲示板にようこそ - SCP財団
より,2023/02/15閲覧
マナによる慈善財団 (Manna Charitable Foundation、略:MCF)とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場する要注意団体(GoI)である。
MCFは要注意団体としては「ものをつくる」団体ではなく、「ものをつかう」団体である。彼らは彼ら自身でアノマリーを作ったりはできず、基本的に構成員はみな「ふつうの」人ばかりである。ただ一点、彼らは困っている人を放っておけない、志の高い善人の集まりであり、現実で言うならば非政府組織 (NGO) 、非営利組織 (NPO) のような組織として、難民たちを救おうとする。
それで終わるなら問題はないのだが、彼らは目の前の人達を助けようと逸る心を抑えきれず、寄贈物品の調査が終わる前にそれらを実地で運用し始める。そうした物品には往々にして使い方や使い所を間違えることで大きな被害をもたらすアノマリーが含まれており、結果的に大惨事につながってしまう。しかしそれでもなお、彼らはめげることなく次の挑戦をするのである。
彼らはそういう理由から他の要注意団体にはいいカモにされているフシがあり、危険なアノマリーを次々に寄贈されては、それを運用するために財団の悩みのタネになってしまっている。
都合四回もエチオピアで無思慮にアノマリーをばらまいた結果、5桁の人を死に至らしめ、少なからぬ人々に栄養失調を招いたり、高温耐性を失わせたりし、更に土地を不毛にした。しかし『プロジェクト・エチオピア
』では2011年に旱魃飢饉の救援をなんとしてもしようとしている。無論、当のエチオピアはMCFによる支援を拒否することを検討しているようだが……。当たり前である。
平和の象徴といえば鳩であるが、SCP-514は兵器を無効化するオーラを常に500m範囲で展開している鳩の一群である。銃はつまり、爆薬は不活性になり、近接武器は塵と化す。毒ガス・病毒さえ不活性になり、人間は穏やかな気持ちになり、争う気を喪失してしまう。
財団もSCP-514の捕獲にこそ失敗しているが、戦術的価値は高いためアノマリーの争奪戦になることを恐れ、財団機動部隊はじゃんけんやカードゲームで敵対組織に勝つ訓練をしている。アノマリーを巡って敵対する2団体がじゃんけんで勝敗を決めるのは滑稽であるとO5評議会からは苦言を呈されているが。
後にMCFがアフリカで頻発する内戦をなくすために放ったことが判明したが、一部隊だけが穏やかになったものの、SCP-514がいなくなったタイミングで他の部隊から攻撃を受けて総崩れになるという本末顛倒な事態を招いたことが明らかとなった。MCFは自団体の管理下に置きたいと申し出たので、財団はどちらの保護下に置くかをじゃんけんでMCFと争い、勝利している。滑稽であっても、目的を達成している以上はよしとしておこう。
全長129.3cm、重量129.3kgの未来からやってきた人型オートマトン。どら焼き有機物を効率よくエネルギーに変えることができる器官を持ち、物体の脱吸着を自由に行えるゴムまりみたいな手、地面から平均して約3mm浮遊する扁平足足部を持つ。
このような人型オートマトンがMCFをはじめ複数の団体の構成員の机から出てきたことで、世界はどんどん平和に近づいていく。しかしそれは「アノマリーの力を借りて」もたらされる平和であり、財団にとって受け入れられるものではなく――。
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最終更新:2025/12/12(金) 13:00
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