SCP-2030-JPとは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
| SCP-2030-JP | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| OC | |
| 収容場所 | 収容サイト-8111 |
| 著者 | Lychee |
| 作成日 | 2020年3月30日 |
| タグ | ウイルス マナによる慈善財団 医療 日本生類創研 |
| リンク | SCP-2030-JP
|
| SCPテンプレート | |
SCP-2030-JPは日本生類創研が開発したウイルスである。財団指定で3種類のウイルスSCP-2030-JP-A、SCP-2030-JP-B、SCP-2030-JP-Cがある。このウイルス群は、感染すると絶対に治らない病気にかかり、接触感染で感染してしまう。しかし、そのかわりというか、他のウイルスや細菌による病気が完治し、以後かからなくなる。HIVウイルスも無効化するので、エイズすら治る。加えて別に感染しても無症状である。これだけ聞けば最高なのだが、あたりまえというかデメリットも存在する。SCP-2030-JP-Aに感染した者は高温(35℃以上)の環境下で発熱・全体的倦怠感・脱水・全身からの出血・内臓機能障害・全身の壊死を引き起こし、SCP-2030-JP-Bに感染した者は低温(-20℃以下)の環境下で発熱・悪寒・斑状の紅斑・皮膚からの点状出血を引き起こし、SCP-2030-JP-Cに感染した者は極度な栄養失調によって下痢・血痰・敗血症・筋肉の痙攣・昏睡・皮膚の壊死を引き起こすようにウイルスが突然変異する。早い話が死ぬ。
……とはいえど、それ以外のデメリットがなく、適切な要件を満たしたウイルスに感染すれば自殺や事故、癌くらいでしか死ななくなる。なので財団もぶっちゃけ活用方法も検討している。しかしそうはいっても現状は治療法がないので、例えばSCP-2030-JP-Bに感染した状態で冬の北海道に旅行なんて行ったら死ぬし、SCP-2030-JP-Aに感染した状態で地球温暖化により夏が暑くなってくれば死ぬ。なので、活用するにはハードルが高いはずなのだ。
だというのに、傍見していたのかそのハードルにぶつかる無思慮なボランティア団体があるというのだ。そう、毎度おなじみマナによる慈善財団 (MCF)である。彼らはこれをエチオピアで感染拡大させることを目論んだ。エチオピアでは満足に医療が受けられないから、これに感染してしまえば病院いらずと考えたのだろう。で、エチオピアで感染させようとした場合、なにを感染させるべきか?そう、SCP-2030-JP-Bであろう。エチオピアは亜熱帯気候であるためだ。しかしMCFで何らかの手違いがあったのか、実際にエチオピアに送られたのはSCP-2030-JP-Cだった。エチオピアといえば食糧がなく、SCP-1176やSCP-1615、SCP-1176-JPといろいろなアプローチを繰り返してきた場所である。つまり栄養失調になりやすい地域である。後は言うまでもないだろう。財団の調査では、エチオピアでこれまで確認されていなかった黒死病(ペスト)に類似した病気が流行し、4桁の人が亡くなったことがわかった。財団の見立てでは、急速な感染拡大もあり、今後10万あまりの人間が亡くなるとされ、現地保健当局及び陸軍と連携して国境封鎖を行った。
なお日本でもSCP-2030-JP-Aの接種が進められていたことが判明している。多治見や館林、熊谷なんて例を持ち出すまでもなく、本邦も地球温暖化等の影響で35℃以上の気温になんてなるというのに……。財団は治療法の確立を急いでいる。
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最終更新:2025/12/05(金) 23:00
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