SWFとは、Flash形式により作成された再生ファイルのフォーマット、およびその拡張子。
「Small Web Format」(スモールウェブフォーマット)の略で、かつては「Shockwave Flash」(ショックウェーブフラッシュ)の略だったが色々あって改称された。
swfファイルはFlash形式の再生専用ファイル。拡張子は「.swf」。Flash Playerにより再生される。いわゆる「Flashファイル」と呼ばれるものはswfファイルであることが多い。
アニメーションなどに使われることも多いため、動画ファイルであるとみられることもあるが、通常の動画ファイルとは仕組みが大きく異なるため、単純に動画ファイルと呼ぶには語弊がある。また、swfファイルはActionScriptというプログラム言語によりゲームやWebサイトなどのインタラクティブコンテンツを作ることに向いていることからも、動画再生にも対応したインタラクティブメディアファイルであると考えた方がいいだろう。
FutureWave Software社により開発された当初はソフトウェア名は「FutureSplash」、拡張子は「.spl」(FutureSplash Player形式)であったが、マクロメディア社がFutureWave Software社を買収、ソフトウェア名を「Macromedia Flash」、拡張子を「.swf」と改名した。その後、Adobe社がマクロメディア社を買収しソフトウェア名を「Adobe Flash」に改名、現在に至る。
ニコニコムービーメーカー(NMM)により作成された動画は、実は一般的な動画ファイル形式ではなくswfファイル形式である。(ファイル形式についてはニコニコプレーヤーの「システム」タブで確認できる。)
swf形式の長所として、swfファイル形式は大まかには時系列に沿って画像ファイルをそのまま並べて表示する仕組みなので、一般的な動画ファイルと比べて綺麗に静止画像をアップロードできる。また、簡単なアニメーションへの親和性も高い。
一方でswfファイルにはいくつかの短所がある。ムービーの長さは16000フレーム(25fps換算で約10分に当たる)が上限という仕様[1]がある。また大容量の画像ファイルを多用したファイルを再生する場合、画像容量に比例して大量のメモリを必要とする性質を持つ。これらの特徴から一般的に長編の動画制作には向かない。また、再生の際にベクター画像や動きの演算処理を行うためCPU負荷が発生する。そのため古いPCでは再生が困難な場合がある。
ニコニコムービーメーカー以外のソフトウェアで作成したswfファイルは当初はアップロードができなかったが、ニコニコ動画(秋)からはニコニコムービーメーカーを通してswfファイルを投稿することが可能になった。ActionScriptは使用できない。ベクターグラフィックイメージを使った場合、拡大処理を行っても綺麗である。また、ムービークリップを含む事が出来るので、再生を止めても動き続ける動画を作る事が出来る。
ニコニコ動画にアップロードされたswf動画は、ある時のflashplayerアップデート以降、ダウンロードした動画が再生できない問題が発生した。その後、ニコニコムービーメーカーのアップデートにより、ローカル再生可能なswf動画をアップロード可能になった(と思われる)が、古い動画は依然としてローカル再生不可能なままである。
この問題は、掲示板を読めば解決するかもしれない。
ニコニコ動画は、インターフェースである動画プレーヤー(ニコニコプレーヤー)がswfで作られていた。更に上記にあるようにSWF形式での投稿方法も用意さたこともあった。
ところがFlashplayer排斥の流れによりニコニコプレーヤーもHTML5に移行し、SWF動画の投稿が不可能になってしまった。
2018年4月9日からSWF形式の動画が順次mp4形式に変換され、再生可能な環境が増えた。しかしこれにより止めても動く動画が止まってしまうようになった。(止めても動く状態で再生する方法は、止めても動くの記事を参照)
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最終更新:2024/11/09(土) 08:00
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