バートンバルブメア

バートンバルブメア(Burton Barb Mare)とは、1670年生まれ?のサラブレッドの基礎繁殖牝馬の一頭であり、牝系の2号族の始祖である。よって便宜上2号族についてもこの記事で解説する。

概要

ジェネラルスタッドブックに「バートン氏のバルブ牝馬」と記載されているこの馬だが、最近の研究によるとバートン氏という人物はいないとされていて、当時有名だった馬産家であったウィリアム・ワイビルの所有する牧場、コンスタブルバートンホールから来ているという説が有力である。

名前から純血の東洋種とも推測されるが、ミトコンドリアのハプロタイプからは7号族、8号族、16号族、17号族、22号族と共有でイギリス在来種の牝系のもので、特に8号族が近いとされている。

バートンバルブメアは3頭の子を産んだことが記録されているが、牝系が広がったのはそのうちDicky Pierson(Dodsworthの子)との子であった。

バートンバルブメアを牝祖とする牝系は18世紀から拡大し、1895年にはブルース・ロウ氏によって発表された「フィギュアシステムによる競走馬の生産」でオークス・ダービー・セントレジャーにおいて1号族に次ぐ勝ち馬を輩出している牝系「2号族」に位置付けられたが、その当時は全サラブレッドでは1号族より多く最大の勢力であった。

2号族に属する競走馬は名繁殖牝馬Almahmoudがおり、またNorthern DancerやSea-Bird、Secretariat、ディープインパクトなど大物が多く1号族にもひけをとらない。

また、近年日本で競馬場を賑わせているシラユキヒメを祖とするソダシなどの白毛一族もこの2号族に属している。

血統表

(始祖なので)ないです。

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関連項目

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