繁殖牝馬(はんしょくひんば)とは、子馬を産むために牧場に繋養されている牝馬のことである。
肌馬(はだうま)ともいう。
競走馬の生産牧場にとって、繁殖牝馬の存在そのものが生産牧場の機能である。繁殖牝馬は牧場に繋養され、2月から7月にかけて一定の周期で発情する。発情した機会を捉えて牧場が契約した種牡馬のいる「スタリオンステーション」などに連れて行き、種牡馬と交尾させる。
なお、発情していない牝馬は牡馬に近寄られると後足で蹴るなどすることがあり、高価な種牡馬に怪我を負わせかねない。実際にこのような事態を避けるために試情馬を近付けて発情していることを確認する。
多い馬だと1年で100頭以上の仔を作る種牡馬と違い、繁殖牝馬は基本的に1年に1頭しか仔を産まない(双子で受胎した場合は片方を堕ろす)。なので頭数を確保するために選定基準は種牡馬よりも緩く、未勝利馬や未出走馬でもそこそこ血統が良ければ繁殖牝馬になるケースは多い。
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最終更新:2024/10/16(水) 16:00
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