かくとうタイプとは、ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場するポケモンのタイプの一つである。
他のタイプについては、ポケモンのタイプ一覧を参照のこと。
| シバ | シジマ | トウキ | スモモ | レンブ | コルニ |
|---|---|---|---|---|---|
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|
\攻 防\ |
攻撃側のタイプ | ||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ノ | マ ル |
ほ の お |
み ず |
で ん き |
く さ |
こ お り |
か く と う |
ど く |
じ め ん |
ひ こ う |
エ ス パ | |
む し |
い わ |
ゴ | ス ト |
ド ラ ゴ ン |
あ く |
は が ね |
フ ェ ア リ | |
||
防 御 側 の タ イ プ |
かくとう | ○ | ○ | △ | △ | △ | ○ | ||||||||||||
| かくとう/ノーマル | ○ | ○ | ○ | △ | △ | × | △ | ○ | |||||||||||
| かくとう/ほのお | △ | ○ | △ | △ | ○ | ○ | ○ | ▲ | △ | △ | |||||||||
| かくとう/みず | △ | △ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | △ | △ | △ | △ | ○ | |||||||
| かくとう/くさ | ○ | △ | △ | △ | ○ | ○ | △ | ◎ | ○ | △ | △ | ○ | |||||||
| かくとう/どく | △ | △ | △ | ○ | ○ | ◎ | ▲ | △ | △ | ||||||||||
| かくとう/ひこう | ○ | △ | ○ | × | ○ | ○ | ▲ | △ | ○ | ||||||||||
| かくとう/エスパー | △ | ○ | △ | ○ | ○ | ||||||||||||||
| かくとう/むし | ○ | △ | △ | △ | ◎ | ○ | △ | △ | ○ | ||||||||||
| かくとう/いわ | △ | △ | ○ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | △ | △ | △ | ○ | ○ | ||||||
| かくとう/あく | ○ | ○ | × | △ | △ | ▲ | ◎ | ||||||||||||
| かくとう/はがね | △ | ○ | △ | △ | ○ | × | ○ | ▲ | ▲ | △ | △ | △ | |||||||
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防/
/攻 |
ノ | マ ル |
ほ の お |
み ず |
で ん き |
く さ |
こ お り |
か く と う |
ど く |
じ め ん |
ひ こ う |
エ ス パ | |
む し |
い わ |
ゴ | ス ト |
ド ラ ゴ ン |
あ く |
は が ね |
フ ェ ア リ | |
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| 攻撃側のタイプ | |||||||||||||||||||
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\防 攻\ |
防御側のタイプ | |||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ノ | マ ル |
ほ の お |
み ず |
で ん き |
く さ |
こ お り |
か く と う |
ど く |
じ め ん |
ひ こ う |
エ ス パ | |
む し |
い わ |
ゴ | ス ト |
ド ラ ゴ ン |
あ く |
は が ね |
フ ェ ア リ | |
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かくとう技 |
○ | ○ | △ | △ | △ | △ | ○ | × | ○ | ○ | △ | |||||||
威力120かつ命中100で連打可能という、格闘タイプの技の優秀さを象徴する代表技。メインウェポン筆頭。
オーバーヒートなどと異なり下がるのは耐久面だけで、攻撃面は全く下がらないため2発目以降も同威力である。
耐久低下すらもゴウカザルのような元々耐久の低い早期決着型であれば問題にならず、さらにきあいのタスキなどでデメリットを補えるため評価が高い。
第4世代ではこの技を覚えるかどうかで、かくとうタイプとしての評価が変わるほどであった。
第5世代ではとびひざげりが威力130に強化されたものの、安定性は依然としてこちらが上である。
ちなみに英語版での名称は 「Close Combat」 なんだか格闘技というよりミリタリーな感じに……
威力・命中共にインファイトと同じく優秀だが、デメリットでこうげきが下がってしまうため連発には向いていない(ただし二発目でもかわらわり以上の威力はある)。プラチナ以降はおしえ技となっており、その曖昧模糊な技名のおかげで、四足歩行のポケモンや、手がカマやハサミになってるポケモンなどあらゆるポケモンに安売りされた。その為かくとうタイプよりも、それ以外のタイプのサブウェポンとして用いられている場合が多い。こだわり系アイテムと併せて撃ち逃げしたり、ハピナスや相性の悪いポケモンに対してピンポイントで撃てたりと汎用性が高い。
とてつもない威力とやっかいなデメリットを抱えた技。威力・命中・PP、どれを取っても高く、数字だけの上ではかくとうタイプで最強の技。わざマシンに指定されており、覚えられるポケモンも多い。
しかし制約上、素早さに関係なく相手に攻撃されるだけで不発に終わるこの技は非常に扱いにくい。もし相手がフルアタ型であれば、それだけでこの技はかすりもしなくなる。
きあいパンチを成功させるには、みがわりを盾にしたり、アンコールと併せて技を封じてから撃ったり、もしくは相手の交代際や補助技を使用した隙を狙って打つしかない。つまりコンボ、駆け引き用の技である。
素早さの低いポケモンであれば、後攻でみがわりを貼り次ターンにみがわりを残すことで比較的読み合いに依存することなく安全にきあいパンチを決めることができる。この戦法は「みがきあ」などと呼ばれる。
かくとうタイプのポケモン以外であっても威力の高さから採用する価値は十分にある。
必中催眠技「キノコのほうし」を使用できるキノガッサが使えばデメリットがほとんど気にならないためよく採用される。
第3世代においては、ハピナス対策として、この技で思いっきりぶん殴ってくるフーディンやゲンガーがそれなりにいた。
記念すべき初のノーマルタイプ以外の先制技。第2、第3世代ではあまり注目されていなかったが、「きあいのタスキ」が登場した第4世代以降は、他の先制技と同じくタスキでHPがわずかに残ったポケモンを潰せる点などが評価され、使用頻度が高まった。元々あまり威力に期待するような技ではないが、弱点を突ける範囲は広いので相手によっては充分大ダメージを狙える。とくせい「テクニシャン」のカポエラーに覚えさせるのが特に有効。
本家かくとうタイプでも覚えるのは6種のみ。かくとうタイプ以外ではレディアンやブーバーンが覚える。
| 受けた相手の重さ | 威力 |
|---|---|
| ~10.0Kg | 20 |
| 10.1Kg~25.0Kg | 40 |
| 25.1Kg~50.0Kg | 60 |
| 50.1Kg~100.0Kg | 80 |
| 100.1Kg~200.0Kg | 100 |
| 200.1Kg~ | 120 |
威力が相手の重さに左右される一風変わった技。メジャーないわタイプ、こおりタイプ、はがねタイプには重いポケモンが多く、大ダメージが望める。カビゴンに対しても刺さり、メタグロスに対しては、効果抜群ではないにしてもデメリット無し等倍威力120の攻撃ができ、強力。
かつては覚えるポケモンがほとんどおらず地味な存在であったが、HGSSでおしえ技となってからは、多くのポケモンが覚えるようになり、バンギラスやユキノオーなど体重の重いかくとう弱点持ちは油断ができなくなっている。
腕をブン回して直接叩きつける無骨な技。かくとうタイプの技でありながら、第5世代でエンブオー、ローブシン登場までタイプ一致で覚えるポケモンがいなかったという変り種。威力、命中、PPのいずれもが安定して高く、サブウェポンとしては優秀な性能。
デメリットの低下能力が素早さという点もポイントで、素早さは相手より速いか遅いかだけが問題なので、初めから遅いポケモンならデメリットはなく、連発時のデメリット蓄積も無に等しい。トリックルーム下では撃つたびに速度が上がっていく。
尚、クリアボディ持ちがこの技を使っても普通にすばやさは下がる。
ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊/闇の探検隊/空の探検隊では、リングマがこの技で猛威を振るう。というのもポケダンにおいては鈍足がステータス異常扱いなため、この技の追加効果によってとくせいのこんじょうとはやあしが同時発動。初回は鈍足効果がはやあしの効果によって相殺され、二回目以降はこんじょうで威力2倍な上に使えば使うほど逆にどんどん素早くなっていくというわけの分からない現象を引き起こす。
元気玉。第4世代での技の物理特殊の分化を受けて追加された、かくとうタイプでは珍しいとくしゅ技。低命中だが威力は高い。
実は自力習得するポケモンは存在せず、わざマシンでのみ覚えられる技。技マシンは店売りされている。
大半のかくとうタイプは物理技のほうが得意なため、どちらかというとエスパー、ゴーストタイプのサブウェポンとして使用されることが多い。ゴースト技と合わせると全タイプに等倍以上を取ることができる。苦手とするノーマル、はがね、あくタイプのポケモンに致命傷を与えることが出来るためこの技の存在は貴重である。
ゲンガーやランクルス等に迂闊にあくタイプやはがねタイプを繰り出すとこのきあいだまで致命傷を受けることが多々ある。
波動拳。威力、命中、PP全てが高水準の強力な特殊技。ルカリオを象徴する技であり、「とくこうが高いかくとうタイプ」というルカリオの特徴に上手くマッチしている。しかし技の威力自体は平均程度なので、インファイトでガスガス殴った方が結局大きなダメージが出る。
使い手は、禁止伝説級を除くと、カメックス、ルカリオ、コジョンド、トゲキッス、ライコウ(’10年配布版)、ブロスターのみ。ルカリオはもちろん、トゲキッス、ライコウでも、厄介なかくとう弱点のポケモン、特に能力の高いバンギラスや、でんきタイプの天敵ユキノオー辺りに大ダメージが狙えるようになるので、持っていると心強い。なお、カメックスが覚えられるのは第六世代からで、タマゴ技である。
なお、ミュウツー、ミュウ、ディアルガ、パルキア、ギラティナと、禁止伝説級には覚えるポケモンがやたらと多い。これらが使用する場合は、だいちのちからやほのおタイプの特殊技と立場を競合することになる。
第六世代で登場した特性「メガランチャー」により、威力が1.5倍の120へと大幅に上昇する。
ソニックブーン。第4世代で登場した、初にして唯一のとくしゅに分類される先制技にして、珍しい非接触技の先制技。プラチナ以降は多くのかくとうポケモンが教え技によって習得可能になった。非接触技であるので、相手のせいでんきやほのおのからだ、さめはだ、ゆうばく等のとくせいを受けないのが強み。
とは言え、とくしゅ技であるが故に、こうげきの方が高い多くのかくとうポケモンにとっては非常に物足りない威力となってしまう。先述の通りかくとうポケモンはサブウェポンが豊富であり、タスキ潰しの為だけにしか使えず、ゴーストの止めを刺せない技で範囲を狭めるのはあまり得策ではない。使うならバシャーモ、ドクロッグ等のとくこうに優れたポケモンか。
初代から登場する固定ダメージ技。相手をぶん投げる豪快な見た目に反して、自分の攻撃能力がまったく影響しない関係上、有効に使えるのはハピナス、ヨノワールなどの耐久寄りのポケモンである。
説明文からして重力を利用して相手を投げる、テクニカルな技であるようだが、相手を地球に見立てて投げる(初代)、地球型の玉を投げつける(金銀クリスタル)、まるで地球が投げられたかのように、相手の視界がひっくり返る(ポケスタ)、相手を、地球が丸く見えるほどの高空まで放り投げる(バトレボ)など、イメージの統一が全くと言っていいほどなされていない。
アニメにおいてはサトシのリザードンの決め技として登場。リザードンが相手を掴み上げ、高空で連続宙返り(宙返りの際に描く弧が、横から見ると地球を描いているように見える)をし、急降下して相手を地面に叩きつけるという大技。カツラのブーバー戦で初登場して以降、ここぞという場面で使用されており、他のほのおタイプの技を押しのけてサトシのリザードンを象徴する技となっている。
| 使ったポケモンのHPの割合 (残りHP/最大HP) |
威力 |
|---|---|
| 32/48以上 | 20 |
| 32/48未満~17/48 | 40 |
| 17/48未満~10/48 | 80 |
| 10/48未満~5/48 | 100 |
| 5/48未満~2/48 | 150 |
| 2/48未満 | 200 |
一発逆転を狙える大技。とは言え、いつも都合良くHPが僅かに残ったりはしないので、何らかのわざとのコンボを狙う必要がある。
その代表的なものが「こらえる」や「みがわり」を使ってあえて自身のHPを残り僅かにし、体力が減った時、自身のすばやさを上げる道具「カムラのみ」を発動させ、高いすばやさからの文字通りきしかいせいの一撃を狙う「こらカム」「みがカム」コンボであり、第3世代では猛威を振るった。
しかしきあいのタスキやこだわりスカーフの存在により先制技の需要が高まった第4世代以降は、そのとばっちりを受けて先制技一発であっさり退場してしまうこのコンボの使用率はめっきり下がってしまい、それに伴いこの技を見かける機会も少なくなってしまった。
第5世代では、特性「がんじょう」を持つ上にきしかいせい&先制技防止のファストガードも覚えるという、どうぞきしかいせいを活用してくださいと言わんばかりのポケモン「ダゲキ」が追加された。
高威力の技だが命中率が100ではなく、外れると自分がダメージを受けてしまう。
キックボクサー沢村忠の「真空飛び膝蹴り」が元ネタで、元々はどちらもサワムラー専用技であった。
上記の基本的な性質は変わらないのだが技の仕様が世代毎に大きく何度も変更されるという摩訶不思議な技で、第1世代ではこれでもかくとうタイプの最強技でサワムラー専用だったもののサワムラーの使用率が低く、第2世代ではクロスチョップの登場で特別強くもなくなり、第3世代では元々使われてなかったのに自爆ダメージが増加する謎の弱体化を受けた。しかし、第4世代では反動の危険が増えたものの威力が100に強化され、一応使えるようになった、さらに、第5世代ではついに威力130とインファイトを上回る超破壊力になり、有力なメインウェポンの一つになった。
尚、インファイトと同時に覚えられるポケモンはルカリオとバルキー系列だけなのでインファイトととびひざげりどちらが使用されるかはポケモンの種類でほぼ決まる。
また、反動のほうも変遷が激しく、第1世代ではこうげきが「はずれた」時に限り1ダメージだけ、第2世代では与える筈だったダメージの1/8と実質ないようなものだったが、第3世代ではなぜか1/2(ただし、相手の最大HPの1/2を超えない)という弱体化を受けることになった。威力が強化された第4世代でも反動ダメージは第3世代と同じであったが「まもる」で防がれた場合やゴーストタイプに無効化された場合も自爆ダメージを受ける危険な技になり、ハピナスやフワライドに外してしまうと反動で一撃自滅もあった。第5世代では第4世代と同じ条件ではあるものの、反動ダメージは自分の最大HPの1/2に固定されたため即死はしなくなった。
これらはすべて「とびひざげり」という同一の技である。
また、命中さえすればデメリットが無いもののこれも反動技の一つと数えられており、とくせい 「すてみ」を持つ本家サワムラーが使用するときあいパンチをも超える威力になる。まさにハイリスクハイリターンを地で行くと言える。
「まもる」や相手の読みによって自分のみに致命的ダメージとなるため、特にまもるがよく使用されるダブルでは使いづらい、また「じゅうりょく」下では使用できない。
下位版のとびげりは実質ミミロップ専用技となっていたが、第5世代では野生のシキジカが乱発してくるのが象徴的な技となった。いずれにせよかくとうタイプ持ちが一致で使うことはまず無く、ノーマルタイプ持ちの岩鋼対策サブ技という位置である。ちなみに第5世代ではオドシシも新たに習得している。
なお、ミミロップは最新作「オメガルビー・アルファサファイア」にてとびひざげりを習得するようだ。
威力、命中共に物足りないが、これでも初代における最強クラスのかくとう技。というか当時まともな威力のかくとう技はこれしかなく(急所技のからてチョップは当時ノーマルタイプ)、とびひざげり出来るサワムラーを除いて、いい男もボクサーも豚猿もオタマジャクシもみんな相手を掴んでぐるぐる回っていた。
第2世代まではわざマシンで覚えられる、まともな威力、命中のかくとうタイプの攻撃技はこれだけであったため、バンギラス対策としてぐるぐる回るミュウツーの姿もたまに見られた。
今となっては、使われるのはせいぜい、とくせい「ノーガード」のカイリキーをシナリオで連れて行く時ぐらいである。
第2世代で追加されたまともな攻撃技。数値上の性能は現在多用されているストーンエッジとほぼ同じであり、第2世代から第3世代にかけてカイリキー、オコリザルのメインウェポンとして活躍。数多のカビゴン・ハピナスを震え上がらせた。
現在はストーンエッジと同様、命中率の差という宿命で外れるたび「ワロスチョップ」と呼ばれてしまったり、命中100で基本威力も上なインファイトに食われがちだが、ドクロッグ、エレキブル、ブーバーン等、まだまだ現役の使い手は多い。
ちなみにプロレス技の「クロスチョップ」は、本来両手を体の前で十字に組み、そのまま相手に体当たりをかます技であるが、ポケモンにおいては、代々両手で同時にチョップを行い、チョップの軌道が十字を描く。というような技になっている。
第2世代で登場したかくとう技で、かくとうタイプテコ入れのため登場したクロスチョップと同じく、じごくぐるまを上回る高い威力を持つ攻撃技だが、こちらはさらに命中率が低く、2回に1回は外れてしまうというバクチ性の強い技であった。命中しさえすれば、大ダメージに加え、相手を確実に混乱状態にする追加効果と非常に優秀だが、命中率の補正手段の少ない第2世代、第3世代ではほとんど対戦で使われることはなかった。ストーリー中ならば、ヨクアタールによる命中アップも可能だがクロスチョップを連発したほうが多分手っ取り早い。
性能が類似するわざとしては、でんきタイプのでんじほう(命中50威力100命中するとまひの追加効果)が第2世代で同時に登場したほか、第5世代のほのおタイプのれんごく(命中50威力100命中するとやけどの追加効果)がある。
この技が一躍注目をあびるようになったのは、カイリキーが第4世代で新特性ノーガードを習得したからである。ノーガードカイリキーは互いの技が確実に命中するようになるため、命中不安なばくれつパンチとの相性は極めて良く、「高攻撃力+相手を混乱状態に」を連打できる非常に強力な組み合わせが誕生した。そのため現状ばくれつパンチはカイリキーの準専門技のような扱いになっている。
元々第2世代ではシジマからもらえるわざマシンだったが、上記理由から人気はなかった。
そして、第4世代では貰えるわざマシンがきあいパンチに変更されたため、わざマシンはなくなっている。
第3世代で追加された、デメリットもなく、命中も高く、わざマシンで多くのポケモンが習得可能な優等生。第2世代までのわざマシンで習得可能なかくとう技が、じごくぐるまやばくれつパンチだった事を考えると、とてつもない進歩であると言って良い。追加効果もなかなか優秀だが、それが目当てで使用される事は余り無い。
第3世代ではクロスチョップやスカイアッパーを覚えないかくとうポケモンたちのメインウェポンとなっていたが、第4世代ではかくとうタイプであれば、もっと強力な技を他に覚える場合が多いので他の技が優先された。
現在はもっぱら碌な技を覚えないニョロボン、またはボーマンダ等かくとうタイプ以外のサブウェポンとして使われている。
ルビー・サファイア・エメラルドでは、物語終盤、ルネシティの外れでカクレオンと共に修行していたからておうが、長年の修行の末に会得した技としてわざマシンを渡してくれる。彼曰く説明するのも恐ろしい技だというが、その割にカントーのタマムシデパートでわざマシンが大安売りされている。
第2世代で登場したフィールドで役立つ技。第2世代ではストーリーを進めるのに必須ではなく、わざマシンで習得する技だった。第3世代以降は序盤から中盤にかけて手に入るひでん技の一つとなっている。シンオウ地方以外の地方ではいわくだきをするとポケモンが飛び出してくる事があり、中にはこの方法でしか入手できないポケモンもいる。また、岩を壊した跡の地面に、見えないアイテムが隠されている場合もある。
ブラック・ホワイトでも最序盤に技マシンが貰えいくらでも使用できるため、序盤技が少ない時に重宝する。
対戦においては、威力の低さ故にあまり使われる事はないが、追加効果自体は悪くないため、とくせい「テクニシャン」のカポエラーや、とくせい「てんのめぐみ」持ちのポケモンが、相手を徐々に切り崩すために使われる事もある。
殴った相手の体力を吸い取るという、格ゲーですら前例がない原理不明すぎるパンチ。
元々は第4世代でスモモの技マシンとして登場した技であるが、余りにも威力が低くPPも少なく、かくとうタイプは耐久型も少なかったため、殆ど使われていなかった。
第5世代ではギガドレインと同様に強化され使いやすくなった(ただし、テクニシャンの対象外になった)。
威力は控えめだが追加効果で実質耐久を上げることに繋がるためインファイトとは真逆の方向性の技。
主にズルズキン、ローブシン、エルレイド、ドクロッグ等のかくとうタイプが使用する。この技と相性の良い積み技ビルドアップと併せることも多く、その戦法は「ビルドレイン」などと略される。
強制的に後攻になり、直前に受けた物理技のダメージを、倍にして相手に与えるという珍しい技。
相手が特殊技や補助技、交代をすると失敗に終わるので、使用するタイミングが重要となる。成功すれば相手にかなりの大ダメージを与えることができるものの、こちらも相手の物理技によりダメージを受けているので、相手の後続に倒されやすい。
耐久が低い場合はタスキなどで補ってやると強力なダメージを与えられる(通称タスキカウンター)。また、ハピナスやミルタンクなど回復技を持ったポケモンと組み合わせると、何度も打ち続けることも可能。特に、ハピナスはHPに防御を頼っており、また自身の攻撃能力が非常に弱いため良く使用してくる。
特殊な仕様な技であるため勘違いされ易いが、正確に言うと相手の攻撃を反射する技ではなく、受けたダメージの倍の固定ダメージで殴り返すかくとうタイプのぶつり攻撃技であるため、ちょうはつを受けていても使用可能であり、また、ゴーストタイプのポケモンには無効化されてしまう。
相手の攻撃を完全回避できる補助技。同じ効果を持つ「まもる」と比べるとPPが5ほど低く、覚えられるポケモンも少ない。しかしながら、覚えるポケモンが少ないという点が、逆にダブルバトルにおいて「ふういん」を受けにくいという利点として活きており、主にダブルバトルで使われている。
攻めと守りを同時に強化できる優秀な補助技のひとつで原則として「のろい(鈍い)」の上位技、わざマシンにも指定されている。しかしかくとうタイプは速攻で勝負を決めるタイプが多く、また、かくとうタイプ以外にこの技を覚えられるポケモンは少なめなため、似た効果の「めいそう」やほぼ下位互換の「のろい」と比べると見る機会は少ない。
第5世代ではドレインパンチが強化されたため格闘の耐久型が可能となり、見る機会が若干増えた。
| ポケモン | タ イ プ 1 |
タイプ2 | H P |
攻 撃 |
防 御 |
特 攻 |
特 防 |
素 早 |
合 計 |
| エビワラー | かくとう | - | 50 | 105 | 79 | 35 | 110 | 76 | 455 |
| エルレイド | かくとう | エスパー | 68 | 125 | 65 | 65 | 115 | 80 | 518 |
| エンブオー | かくとう | ほのお | 110 | 123 | 65 | 100 | 65 | 65 | 528 |
| オコリザル | かくとう | - | 65 | 105 | 60 | 60 | 70 | 95 | 455 |
| カイリキー | かくとう | - | 90 | 130 | 80 | 65 | 85 | 55 | 505 |
| カポエラー | かくとう | - | 50 | 95 | 95 | 35 | 110 | 70 | 455 |
| キノガッサ | かくとう | くさ | 60 | 130 | 80 | 60 | 60 | 70 | 460 |
| ゴウカザル | かくとう | ほのお | 76 | 104 | 71 | 104 | 71 | 108 | 534 |
| コジョンド | かくとう | - | 65 | 125 | 60 | 95 | 60 | 105 | 510 |
| コバルオン | かくとう | はがね | 91 | 90 | 129 | 90 | 72 | 108 | 580 |
| ゴロンダ | かくとう | あく | 95 | 124 | 78 | 69 | 71 | 58 | 495 |
| サワムラー | かくとう | - | 50 | 125 | 53 | 35 | 110 | 87 | 455 |
| ズルズキン | かくとう | あく | 65 | 90 | 115 | 45 | 115 | 58 | 488 |
| ダゲキ | かくとう | - | 75 | 125 | 75 | 30 | 75 | 85 | 465 |
| チャーレム (ヨガパワー) |
かくとう | エスパー | 60 | 172~ 140 |
75 | 60 | 75 | 80 | 522~ 490 |
| チャーレム (ヨガパワー無効時) |
60 | 60 | 75 | 60 | 75 | 80 | 410 | ||
| テラキオン | かくとう | いわ | 91 | 129 | 90 | 72 | 90 | 108 | 580 |
| ドクロッグ | かくとう | どく | 83 | 106 | 65 | 86 | 65 | 85 | 490 |
| ナゲキ | かくとう | - | 120 | 100 | 85 | 30 | 85 | 45 | 465 |
| ニョロボン | かくとう | みず | 90 | 95 | 95 | 70 | 90 | 70 | 510 |
| バシャーモ | かくとう | ほのお | 80 | 120 | 70 | 110 | 70 | 80 | 530 |
| ハリテヤマ | かくとう | - | 144 | 120 | 60 | 40 | 60 | 50 | 474 |
| ビリジオン | かくとう | くさ | 91 | 90 | 72 | 90 | 129 | 108 | 580 |
| ブリガロン | かくとう | くさ | 88 | 107 | 122 | 74 | 75 | 64 | 530 |
| ヘラクロス | かくとう | むし | 80 | 125 | 75 | 40 | 95 | 85 | 500 |
| ルカリオ | かくとう | はがね | 70 | 110 | 70 | 115 | 70 | 90 | 525 |
| ルチャブル | かくとう | ひこう | 78 | 92 | 72 | 75 | 74 | 118 | 509 |
| ローブシン | かくとう | - | 105 | 140 | 95 | 55 | 65 | 45 | 505 |
| 平均(禁止級・メガシンカ除く) | 81 | 115 | 80 | 67 | 83 | 80 | 504 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガヘラクロス | かくとう | むし | 80 | 185 | 115 | 40 | 105 | 75 | 600 |
| メガバシャーモ | かくとう | ほのお | 80 | 160 | 80 | 130 | 80 | 100 | 630 |
| メガチャーレム | かくとう | エスパー | 60 | 100 | 85 | 80 | 85 | 100 | 510 |
| メガルカリオ | かくとう | はがね | 70 | 145 | 88 | 140 | 70 | 112 | 625 |
| 平均(禁止級除く・メガシンカ込み) | 80 | 119 | 81 | 70 | 83 | 82 | 516 | ||
| メガミュウツーX | かくとう | エスパー | 106 | 190 | 100 | 154 | 100 | 130 | 780 |
| ケルディオ | かくとう | みず | 91 | 72 | 90 | 129 | 90 | 108 | 580 |
| メロエッタ (ステップフォルム) |
かくとう | ノーマル | 100 | 128 | 90 | 77 | 77 | 128 | 600 |
| 平均(全て含む) | 82 | 120 | 82 | 75 | 84 | 85 | 528 | ||
|
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| マンキー | オコリザル | ワンリキー | ゴーリキー | カイリキー | バルキー | サワムラー |
|---|---|---|---|---|---|---|
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| エビワラー | カポエラー | マクノシタ | ハリテヤマ | リオル | ドッコラー | ドテッコツ |
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| ローブシン | ナゲキ | ダゲキ | コジョフー | コジョンド | ヤンチャム | |
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| メロエッタ |
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最終更新:2025/12/09(火) 04:00
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