しおさい(列車)とは (シオサイとは) [単語記事]

しおさい号とは、JR東日本総武本線を経由する特急列車の名称。

概要

東京都区部と千葉県北東部を結ぶ総武本線の特急列車であり、東京駅を起点に千葉駅、成東駅を経由し、銚子駅までの路線を結ぶ。鉄道車両は現在になるとほとんどE259系が使用している。

列車名は、潮が満ちるときの波の音を意味する「潮騒(しおさい)」が由来となっている。なお前身の急行に名付けられていた「犬吠」は、千葉県銚子市にある岬の名前（犬吠埼）である。

かつては朝に銚子駅発東京駅行の「おはようしおさい」と夜間に東京駅発成東駅行の「ホームタウンしおさい」が運行されていたが、2004年10月に「しおさい」に統一された。その後の翌年12月に183系／189系から255系に車両が置き換えられていた。さらに2024年3月16日のダイヤ改正で、255系からE259系に車両が置き換えられ、それと同時に全車指定席となった。

運行概況

全車禁煙
E259系の6両目はグリーン車として扱われている。それ以外の車両は全て普通車。
4・11号のみE257系で運転。それ以外の定期列車は全てE259系で運転。
2・4・6・9・11・13号は平日運転限定で運行。

現在使用している車両

E259系　※定期列車

鎌倉車両センターに所属するE259系6両編成（リニューアル車両）が使用される。うち6両目のみがグリーン車になる。なお2024年3月のダイヤ改正に伴って255系から車両を置き換えたことにより運用開始した。
　

E257系500番台　※4号・11号のみ

幕張車両センターに所属するE257系500番台5両編成が使用される。ただし、平日運転限定であり走行区間は東京～佐倉のみとなる。
　

過去に使用していた車両

255系

9両編成が2005年12月～2024年3月のおよそ18年間、E257系500番台で運用される列車以外のすべての列車で使用されていた。2024年3月のダイヤ改正にてE259系により置き換えられ、定期運用から離脱した。

183系・189系

1975年3月～2005年12月のおよそ30年間使用されており、運用期間終了後にも臨時列車や255系・E257系の代走として運行された。
　

停車駅

停車する駅数は全13駅。停車駅のうち、四街道駅に停車する特急列車は一部のみとなっている。

総武本線特急しおさい号
駅名	乗り換え路線	備考
東京駅	JR東日本: 　中央線、山手線、京浜東北線、　東海道線、京葉線、東北新幹線 JR東海：東海道新幹線東京メトロ：丸ノ内線	総武地下ホームに発着
錦糸町駅	東京メトロ：半蔵門線
船橋駅	東武鉄道：アーバンパークライン（野田線）京成電鉄：京成本線（京成船橋駅）
千葉駅	JR東日本：外房線（内房線、東金線）千葉都市モノレール：1号線、2号線京成電鉄：千葉線（京成千葉駅）
(四街道駅)		2・4・6・7・8・9・11・13号のみ停車
佐倉駅	JR東日本：成田線	4・6号の場合は当駅始発で東京駅行 11号の場合は東京駅発より当駅止まりとなる
八街駅
成東駅	JR東日本：東金線	2号の場合はは当駅始発で東京駅行 13号の場合は東京駅発より当駅止まりとなる
横芝駅
八日市場駅
旭駅
飯岡駅
銚子駅	銚子電気鉄道：銚子電気鉄道線