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アドマイヤズーム

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アドマイヤズームAdmire Zoom)とは、2022年生まれの日本の競走馬。鹿毛の牡馬。

主な勝ち鞍
2024年:朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)

概要

モーリス、母ダイワズーム、母父ハーツクライという血統。
父は国内と香港のマイルGⅠを4連勝し、2000mの秋天と香港カップも勝ってGⅠ6勝を挙げた2010年代を代表するマイル王。種牡馬としては初年度から国内でピクシーナイト、ジェラルディーナ、ジャックドールとGⅠ馬3頭、シャトル先の豪州でも2頭のG1馬を輩出している。アドマイヤズームは種付け料が400万円から800万円に倍増した5年目の産駒。
母は2012年のスイートピーSを勝ってオークス(6着)・秋華賞(12着)にも出走したが、その後は降級した1600万下を抜け出せず、現役終盤は障害も走って31戦4勝。アドマイヤズームは第4仔。
母父は国内で唯一ディープインパクトに土を付け、種牡馬としても日本競馬史に残る成功を収めた名馬。母父としての産駒にはエフフォーリアがいる。

2022年2月28日、社台ファームで誕生。2023年のセレクトセール1歳の部に上場され、3500万円からスタートし、1億1500万円(税抜)で落札された(下記動画の1:06:00~、上場番号115番)。

オーナーは近藤旬子。2019年に亡くなった近藤利一の後妻で(ちなみに前妻はカンパニーなどを所有した近藤英子)、「アドマイヤ」冠名と勝負服を引き継いでいる。

馬名意味は「冠名+母名の一部、素早く動く」。

賞賛へ赤丸急上昇

2歳(2024年)

アドマイヤ軍団ではアドマイヤジュピタやアドマイヤマーズを管理した、栗東の名門・友道康夫厩舎に入厩。2024年10月5日、京都・芝1600mの新馬戦で川田将雅を鞍上にデビュー。2.7倍の1番人気に支持されたが、道中折り合いを欠き下がったり上がったりしてしまい、直線伸びきれず4着に敗れた。ちなみに勝ったテレサの馬主は近藤英子。

11月10日の同条件の未勝利戦に向かうと、3.8倍の2番人気となったが、今度は折り合いをつけて2番手で進め、直線ですっと抜け出すとあとは悠々後続を突き放して3馬身差で快勝。

無事に勝ち上がり、陣営が次走に選んだのは新馬・未勝利戦と同じ京都マイルでの開催となった朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)。例年は収得賞金400万円の1勝馬は抽選だが、この年は無抽選となり無事に出走が叶った。川田将雅のお手馬では札幌のクローバー賞を勝ったニタモノドウシも出走してきたが、川田はアドマイヤズームを選択した。前走未勝利戦からの朝日杯勝ちは過去3頭しかいないのだが、1枠2番のアドマイヤズームは混戦ムードの中で9.1倍の5番人気に支持される。
レースは隣の1枠1番、岩田康誠の騎乗停止で急遽横山典弘に乗り替わった12番人気ダイシンラーと、史上初めて0勝馬で出走してきたクラスペディアと3頭で好スタートからハナ争いとなったが、内にダイシンラーにハナを譲って2番手を選択。前半800mが48秒0、マイル戦なのに1000m通過が60秒4という超スローペースとなり、2番手から直線で鋭く抜け出したアドマイヤズームはそのまま独走態勢へ突入。2番手から上がり最速33秒6を出してしまえばもう後ろは何も出来ず、2馬身半差をつけての圧勝でゴール板を駆け抜けた。

前走未勝利戦からの朝日杯制覇はグレード制以降、アイネスフウジン、メジロベイリー、グレナディアガーズに次いで4頭目。アドマイヤ軍団はアドマイヤマーズの香港マイル以来のGⅠ制覇で、近藤旬子オーナーは自身の名義ではGⅠ初制覇(夫の近藤利一はアドマイヤマーズの香港マイル勝利の1ヶ月前に亡くなっているが、香港マイルの時点ではまだ近藤利一名義のままで、近藤旬子名義になったのは翌年から)モーリス産駒は初年度産駒以外からは初のGⅠ馬誕生となった。

3歳(2025年)

明けて3歳はNHKマイルカップを目指し、ニュージーランドトロフィー(GⅡ)から始動。初の関東輸送に加えて陣営から聞こえてくる気性面の不安がどうなるかという懸念はありつつも、やはり朝日杯の勝ちっぷりから1.7倍の断然人気に支持される。レースはミドルペースを前目の好位で進め、直線堂々と抜け出したが、後ろからそれを目標に猛追してきたイミグラントソングに差しきられてクビ差の2着。

迎えたNHKマイルカップ(GⅠ)では、前走敗れたとはいえ内容的には問題なし、あとは初の東京、初の左回りでどうか。とはいえ明確な逃げ馬がいないためスローになりそう、そうなると朝日杯の内容からアドマイヤズームに一日の長あり、といった感じで2.5倍の抜けた1番人気に支持された。
レース前はやや発汗が目立ったが、ゲートが開くとぽんと好スタートを切り、トータルクラリティとヴーレヴーが前を争うのを行かせて3番手の好位を確保。絶好のポジションでそのまま直線を迎え、力尽きたヴーレヴーを捕まえて残り400mで先頭へ。
これは理想的な展開――かと思いきや、このとき逃げたヴーレヴーとトータルクラリティが刻んだ前半4Fのラップタイムは12.3 - 10.4 - 10.7 - 11.2。予想外の超ハイペースに前で付き合ってしまったアドマイヤズームは残り300m過ぎで脚が止まり、そのまま呑み込まれて14着撃沈。なお川田将雅によるとスタート200~300mあたりで右後脚を落鉄していたそうで、陣営はそっちを主な敗因に挙げていた。

血統表

モーリス
2011 鹿毛
スクリーンヒーロー
2004 栗毛
*グラスワンダー Silver Hawk
Ameriflora
ランニングヒロイン *サンデーサイレンス
ダイナアクトレス
メジロフランシス
2001 鹿毛
*カーネギー Sadler's Wells
Detroit
メジロモントレー *モガミ
メジロクインシー
ダイワズーム
2009 栗毛
FNo.4-g
ハーツクライ
2001 鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
アイリッシュダンス *トニービン
*ビューパーダンス
フォルナリーナ
1996 鹿毛
Capote Seattle Slew
Too Bald
*プレイヤーホイール Conquistador Cielo
Halo Reply

クロス:*サンデーサイレンス 4×3(18.75%)、Halo 5×4×5(12.50%)、Lyphard 5×5(6.25%)

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関連項目

  • 競馬
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  • 2025年クラシック世代
  • モーリス(競走馬)
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