サトノシャイニング(Satono Shining)とは、2022年生まれの日本の競走馬。黒鹿毛の牡馬。
父キズナ、母*スウィーティーガール、母父Star Dabblerという血統。
……Star Dabblerって誰?という感じだが、まあ順にいこう。
父は2013年のダービー馬。2024年のリーディングサイアーに輝くなど、ディープインパクト後継の筆頭格として活躍する現役トップサイアーである。
母はアルゼンチンの馬で、2015年のGⅠサン・イシドロ・ポトランカス賞(アルゼンチンにおける2歳女王決定戦)の勝ち馬。日本に繁殖牝馬として輸入され、サトノシャイニングは第5仔。
母父スターダブラーはアメリカのGⅡインディアナダービーの勝ち馬で、GⅠキングズビショップS2着など7戦3勝。いとこにBCスプリント勝ち馬で*モズスーパーフレアなどの父・Speightstownがいる。日本で走った産駒はおらず、日本で繁殖入りした牝馬もスウィーティーガールのみであるようだ。
2022年2月4日、日高町の下河辺牧場で誕生。オーナーは「サトノ」冠でおなじみ里見治。
ディープ系×アルゼンチンのGⅠ牝馬という配合は、サトノ軍団の初GⅠ馬サトノダイヤモンドを想起させるところである。
※この馬名は2代目。初代は2013年生まれのステイゴールド産駒の牡馬で、8戦未勝利。
デアリングタクトやジャスティンパレスで知られる、栗東・杉山晴紀厩舎に入厩し、2024年9月22日、中京・芝2000mの新馬戦にて松山弘平を鞍上にデビュー。3.6倍の2番人気だったが、1000m65秒という超どスローの展開を好スタートから前目につけ、道中でタイセイリコルドが上がっていっても折り合いをつけて馬場のいいところを通って先行し、直線で鋭く脚を伸ばして1番人気ミラージュナイトを寄せ付けず、上がり最速33秒7で1馬身半差の快勝デビューを飾る。
続いて2戦目は引き続き松山と東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ)。5.7倍の3番人気。大外8枠9番のサトノシャイニングは、松山弘平は他馬の後ろに入れたかったのだが、好スタートから押し出される格好で逃げることになってしまう(おまけに落鉄もしていた)。それでも1000m60秒9でリズムよく進めると、4角でもう捕まえにきた1番人気クロワデュノールと直線では一騎打ちの追い比べに。残り400m前で並ばれかわされたが、その後もゴールまで食い下がり、3/4馬身差の2着。いろいろ予定外が重なった中で力は見せた惜敗であった。クロワデュノールは明らかに太め残りだったって?まあうん
2歳GⅠには向かわず年内は終了。その間、年末のホープフルSをクロワデュノールが圧勝したことで、それに食い下がったサトノシャイニングも評価を上げることとなった。
明けて3歳はもちろんクラシック三冠を目指し、きさらぎ賞(GⅢ)から始動。松山弘平がエリカアンディーヴに回ったため、鞍上は西村淳也となった。前走の内容が評価され、2.7倍の1番人気に支持される。
今回も大外8枠10番に入れられたサトノシャイニングは、戦前予想では逃げるかとも見られたが、西村淳也は好スタートから内をちらりと見て中団に控える。前に馬を置いて中団外目で進めると、4コーナーではそのまま大外を回して直線、西村淳也のムチに応えて鋭く脚を伸ばしてあっという間に前を呑み込み、あとは突き抜けて3馬身差で圧勝。
西村淳也は「内にもたれるしぐさがあり、ソラも使っていたので、まだまだ次が楽しみです」とのコメントで、まだまだ伸びしろがあることをうかがわせた。
重賞ウィナーとなり、そのまま皐月賞(GⅠ)へ直行。前週に落馬した西村淳也が無理を押して騎乗、クロワデュノールが単勝1.5倍と一強ムードの中、8.6倍の2番人気に支持された。しかし枠番はなんと今回も8枠16番と大外枠、ここまで来るとなんらかのジンクスを感じてしまう。
レースは前回同様好スタートを切って中団外目につけ、向正面でのファウストラーゼンの捲りに付き合わず最終コーナーで進出開始。外を回って直線を向くも、後ろから末脚を伸ばすミュージアムマイルに屈し、5着という結果に終わった。西村淳也は「1コーナー、向正面で何回も当てられました。落ち着いたところでも当てられてしまい、終始ストレスのかかる競馬になってしまいました」と語り、道中の不利を悔やんでいた。なお、西村騎手はここでの無理が祟り、このあと5ヶ月もの長期休養を余儀なくされることに。
パートナーが離脱してしまったが、サトノシャイニングは引き続き日本ダービー(GⅠ)へ。鞍上は新たに武豊を迎えたが、枠番はまたまた大外の8枠18番。もはや呪われているのではないかと疑いたくなる。逃げ馬不在の中、逃げの得意な武豊、東スポ杯で逃げの経験もアリということから、逃げるのかどうかも注目された。人気は皐月賞から落として12.3倍の5番人気。
今回も好スタートを切ったサトノシャイニングと武豊は、そのまま一気に内へと切れ込んで積極的に逃げを図った。しかし外から7枠14番のホウオウアートマンが追いかけてきて1コーナーから2コーナーでハナを奪いにかかり、エキサイトしてしまったサトノシャイニングを武豊がなだめながら2番手で進めることになった。そのままホウオウアートマンの大逃げとなり、ファウストラーゼンは最後方のまま動かず、2番手のまま直線を迎えたサトノシャイニングは力尽きたホウオウアートマンをかわしにかかるが、その後ろから迫ってくるのは1番人気クロワデュノール。あっさりとかわされたサトノシャイニングは懸命に食い下がったものの、マスカレードボールとショウヘイにもかわされて4着。
夏休みを挟み、秋は毎日王冠(GⅡ)から始動。鞍上は引き続き武豊。そして枠はまたしても8枠10番のピンク帽。そうはならんやろ……。1歳上の二冠牝馬チェルヴィニア、昨年の秋天3着馬ホウオウビスケッツらが揃ったが、最終的に2.4倍の1番人気に支持される。
五分のスタートから武豊が軽く促して前を伺うが、内のホウオウビスケッツと並んで前2頭になったところでまた掛かってしまい、武豊がなだめながら2番手に。開幕週の良馬場で1000m58秒6とペースが流れる中、直線でもそのまま逃げ込みを図るホウオウビスケッツを追いかけたが、外からレーベンスティールにかわされ、ホウオウビスケッツにも振り切られて3着。
| キズナ 2010 青鹿毛 |
ディープインパクト 2002 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo |
| Wishing Well | |||
| *ウインドインハーヘア | Alzao | ||
| Burghclere | |||
| *キャットクイル 1990 鹿毛 |
Storm Cat | Storm Bird | |
| Terlingua | |||
| Pacific Princess | Damascus | ||
| Fiji | |||
| *スウィーティーガール 2012 鹿毛 FNo.9-f |
Star Dabbler 2003 鹿毛 |
Saint Ballado | Halo |
| Ballade | |||
| Meadow Silk | Meadowlake | ||
| Silken Doll | |||
| Santiaga 2002 鹿毛 |
Deputy Commander | Deputy Minister | |
| Anka Germania | |||
| Santiago Blue | Relaunch | ||
| Balenciaga |
掲示板
34 ななしのよっしん
2025/10/05(日) 15:57:03 ID: 6v2QPVmEu4
んー危惧してた通りになったか。むしろダービーでよく2400もたせたよな
今後の方針を決めるためのこのローテだろうし次はマイルCSかな
35 ななしのよっしん
2025/10/05(日) 16:15:03 ID: pn3bb1BZ4k
スタート直後の様子見て正直もっと大負けするかと思ったから、やっぱ能力自体はあるんだよなあ
36 ななしのよっしん
2025/10/05(日) 16:18:50 ID: 9KUCmyLbS3
引っかかって消耗した分最後のひと粘りがなくなり、前との差はほぼそれが響いた感じだな
さて次はどこに行くやら、マイル行ったら中距離に帰るのは難しくなりそうな気性なだけに
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最終更新:2025/12/10(水) 09:00
最終更新:2025/12/10(水) 09:00
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