アメリカンビキニとは (アメリカンビキニとは) [単語記事]

アメリカンビキニ(American Bikini)とは、2022年生まれの日本の競走馬である。黒鹿毛の牝馬。

概要

母パリスビキニがファシグティプソン・ノーヴェンバーセールで吉田勝己氏に購入され、日本のノーザンファームで産んだ持ち込み馬。
半姉にCCA オークス馬P aris Lightsがいる。

馬名は「父名の一部＋母名の一部」。アメリカンファラオ＋パリスビキニから。SNSのトレンドに馬名が入って色々な意味で騙された紳士は多いかもしれない。

アーモンドアイなどを輩出したクラブ「シルクレーシング」で1口10万円×500口の計5000万円で募集された。

6月15日の京都ダート 1200m新馬戦に鞍上松山弘平騎手でデビュー、1番人気に支持された。道中3番手につけ直線に入って抜け出そうとしたが、外から2番人気の牡馬ハッピーマンに交わされ2着。

7月13日の小倉ダート 1000m未勝利戦にこの年デビューの吉村誠之助騎手で出走。スタートから押して先頭に立つと、そのまま直線で7馬身突き放し0:57.2と従来のレコードを0.5更新する2歳コースレコードで快勝。この時の2着馬オトメナシャチョウは次走の未勝利戦で中京ダート 1200mの2歳レコードを叩き出して勝利している。

9月28日の中京 1勝クラスダート 1400mのヤマボウシ賞に団野大成騎手で出走。スタートからスムーズに先頭に立ち直線で2馬身1/2差を維持しゴール、2勝目を挙げた。タイム1:23.6はコースレコードタイ、負かした相手はデビュー戦で敗れたハッピーマン(4着)を含む8頭の牡馬が含まれていた。

次走は距離延長でなんと現地時間11月1日アメリカのGIブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ(デルマー・ダート8.5f、約1710m)に挑戦となった。騎乗はスノーフェアリー、ジェンティルドンナ、モーリスなどを優勝に導いて日本でもお馴染みのイギリスの名手ライアン・ムーア騎手。本レースの日本馬の出走はオトメナシャチョウと共に初となった。
レースはNooniが1/2マイル44.99とハイペースで飛ばし、アメリカンビキニは少し離れた2番手につけるがコーナーで失速、シンガリ負けの9着と遠征は苦い結果に終わった。