クラスペディア(競走馬) 単語


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クラスペディア

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クラスペディア(Craspedia)とは、2022年生まれの日本競走馬である。黒鹿毛

通算成績11戦1勝[1-3-1-6](2025年11月30日現在)

な勝ち
2025年クロッカスステークスL

概要

:*ミスターメロディ:ウンベラータ、:アグネスタキオンという血統。
*ミスターメロディアメリカ産のマル外で、2019年高松宮記念優勝クラスペディア2022年産が初年度産駒になる。
ウンベラータは新馬戦3着になるも骨折で2戦0勝。全(本伯母)にジェルミナル(2009年フェアリーS勝ち、同年の桜花賞オークス3着)がいる。
アグネスタキオン皐月賞を含む4戦4勝敗、屈腱炎で底を見せぬまま引退した「光速の粒子」。としての産駒にはノンコノユメニシノデイジーなどがいる。

生産は北海道新冠町大狩部の田畑牧場。交流GIIIエーデルワイス賞優勝のアドマイヤゴールドを生産している。
2023年北海道サマーセールにてJRA1000万円(税抜)で落札され、JRA宮崎育成牧場で育成されたのち、2024年4月JRAブリーズアップセールに900万円スタートで出品され、塚田義広オーナーによって1450万円(税抜)で落札された。

(1歳時。1:19:40あたりからの上場番号647番)

(2歳時。13:30あたりからの上場番号39番)

名は「植物名。名より連想」。オセアニア原産のキク科の植物から来たと思われる。

2歳(2024年)

開業初年度の東・河厩舎に入厩し、8月10日の中1200m新馬戦上小崎也でデビュースタートまもなく先頭に立ち逃げを打つが、2番手でレースをしていた1番人気エイシンワンドに最後の直線で交わされ2着。以後も小崎が戦となる(以下、特記がなければ小崎騎乗)。

次走は未勝利でありながら、中開催の小倉2歳ステークス(GIII)に出走。未勝利でも2歳季と3歳の一部トライアル重賞には出走できることになっているので、同レースへの未勝利の出走自体は別にしい話ではない。
レースでは中3番手につけ、直線で少し足を貯めると、抜け出していたエイシンワンドを外から追い詰めるも3/4馬身届かず、また2着

さて、ここで収得賞金未勝利(競馬用語辞典)- JRAexit(外部サイト)の記事を確認しておきたい。2歳GIIIでは2着で600万円の収得賞金が加算できることになっている。
そしてJRAでの未勝利の条件は、(1)出走して第1着になったことがなく、(2)重賞競走の第2着にもなったことのないをいう。
つまりクラスペディアは0勝でありながら、JRA定義する勝利ではなくなり、さらに収得賞金500万円を上回るため1勝クラスにも出走できない。仮にこれ以降収得賞金を加算できなくとも、3歳の夏競馬の開始まではオープンとして扱われることになった。ただし収得賞金がこのままだった場合、3歳からは2勝クラスの扱いとなる。
なお、グレード制以降これまで未勝利重賞2着で収得賞金を加算して未勝利を脱出した例はなく、クラスペディア0勝オープンになった初のケースになる。未勝利ではなくなったので、今後はフルゲートで賞金不足による除外を受けない限り、上記の2歳季および3歳トライアル以外の重賞や、GIへの出走も可となった。

というわけで3戦は、未勝利は出走できない11月京王杯2歳ステークス(GII)。0勝の出走はもちろんグレード制以降初である。そして今回もエイシンワンドと一緒。仲良しか。向こうが2番人気に支持された一方、クラスペディアも0勝ながら15.5倍の6番人気とそこそこの支持を集めた。
レースうっかりスタートを切りすぎてしまい、ハナに立とうと行きたがるクラスペディアの手綱を小崎騎手が引くことになってしまう。なんとか3番手に下げて進め、直線では前2頭に一度は引き離されるも食い下がり、前の2頭はかわしたものの後続にまれて5着。8着に終わったエイシンワンドには初めて先着し掲示板は確保したが、「初勝利重賞」の快挙はお預けとなった。

そして年末は中京2歳S(OP)との両睨みだったが、果敢に朝日杯フューチュリティステークス(GI)を選択。グレード制以降初の0勝GI出走となった。史上初の挑戦ということに一定の注は集めたものの、さすがに馬券的には人気するべくもなく、210.3倍の16頭中14番人気(彼より人気しなかったのはここまで4戦全てダートコスモストームと前走1勝クラス12着のエルムラント)。ちなみに今回もエイシンワンド(11番人気)と一緒。仲良しか。
レースは好スタートからハナを伺うも、結局1の2頭に譲って下げて中団前の位置に。3から4にかけてさらに位置を下げてしまったが、そこから直線盛り返していき、2番手から上がり最速で圧勝したアドマイヤズームには13も離されたものの6着に残した。掲示板入りはならなかったが、14番人気の0勝としては充分な健闘と言えるだろう。ちなみにエイシンワンドは14着。

3歳(2025年)

明けて3歳初戦は東京・芝1400mのクロッカスステークス(L)。7頭立てで5.7倍の3番人気に支持される。そして今回もエイシンワンド(5番人気)と一緒。仲良しすぎるだろお前ら
レースは好スタートから後ろを離してハナを切り、そのまま逃げる態勢へ。そのまま直線を向くと並びかけられてもじっと慢し、小崎騎手が追い出すと二の脚を発揮。追い込んできた2番人気ティトーレを半馬身振り切ってゴールへと駆け込んだ。
5戦にして待望の初勝利オープンで初勝利ナムラクレアなど2歳戦ではそれなりにあるが、3歳オープンでの初勝利グレード制導入後初となった。塚田オーナーもこれが所有馬の中央初勝利である。ちなみにエイシンワンドは6着。

続いてファルコンステークス(GIII)へ。今回は6戦にして初めてエイシンワンドは不在となり、18頭立ての7番人気(12.2倍)。レースは好スタートを決めつつ抑えたが、中の3で緩んだところで掛かってしまい消耗、ペースアップについていけずそのまま見せ場なく沈み16着。

気を取り直して距離短縮し、葵ステークス(GIII)へ。前走の大敗に加えて815番の大外、小倉2歳S以来の1200mということもあってか評価を下げ、25.6倍の13番人気に留まった。
しかし好スタートを決めると、小崎也が押して押して強気にハナを取りに行く策に出る。そのまま9番人気サウスバンクと2頭で後ろをかなり離してレースを引っぱると、直線では後続の他馬場の良いところを通ろうと外にばらける中、内ラチ沿いでり込みを図る。他が思ったほどには内ラチ沿いが荒れておらず、このまま逃げ切るかと思われたが、ゴール前で後続が殺到。そのまままれ――るかと思いきや、もうひと踏んり。15番人気アブキールベイに差し切られたものの、それ以外はぎきって2着に残した。惜しくも重賞初制覇はならなかったが、相棒の強気の騎乗で収得賞金ゲットしたので充分な結果だろう。なお3着にも8番人気レイピアが突っ込み、3連単1893020円の大荒れとなった。

距離は世代戦も終わり、初戦は北九州記念(GIII)。3戦ぶりに休養明けのエイシンワンドと一緒、しかも同じ4に入ることになった。エイシンワンドからすればこれでデビューから6戦全部クラスペディアと一緒である。もう狙ってやってる? 混戦ムードの中、11.1倍の6番人気
差し馬場の傾向だったが面子から今回も逃げることにした小崎騎手だったが、今回はスタートが決まらず、グイグイ押してハナを取りに行ったものの、シロン・タマモブラックタイとのハナ争いが長引いた結果、前半600mが325というハイペースになってしまう。なんとかハナは取ったもののそれまでに脚を使いすぎ、4でもう手応え悪く後退、あとは沈んでいきブービー17着に終わった。ちなみにエイシンワンドは12着。

続いてCBC賞(GIII)へ。今回も当然のようにエイシンワンドと一緒である。どこまで続くのか。前走の大敗で評価を落とし、単勝60.0倍の15番人気
の24番からポンと好スタートを決めたものの、前走の反省からか今回はハナ争いに加わらず中団前インに構えた。しかし今回はハナ争いがしくならずインビンシブルパパの楽逃げの展開になってしまい、直線内ラチ沿いで追いかけたものの伸びきれず7着。ちなみにエイシンワンドは15着。

初戦は京都・芝1200mのパールステークス(L)相棒・小崎也が騎乗停止になってしまったため、藤岡佑介代打で騎乗することになった。ナムラクララに次ぐ6.4倍の2番人気に支持される。ちなみにエイシンワンドは前ダート挑戦したりしていたので今回は不在。
今回は五分のスタートからすっと2番手の好位を確保。逃げるフィオライアを直線入口で捕まえて先頭に立ち、そのまま脚色よく押し切りを図ったものの、残り50mを過ぎたところで1番人気ムラクララと3番人気メイショウソラフネに捕まり3着

続いては京阪杯(GIII)。小崎が上に戻り、混戦ムードの中、今回も評価は低く63.0倍の15番人気エイシンワンドは今回も不在。
外の7枠14番から小崎が押して3番手の好位でレースを進めたが、今度はまた前半300mが327という前潰れの前傾ラップ展開になってしまい、4で後続にまれてあえなく11着。どうも重賞ではなかなか作戦と展開が噛み合わない……。

0勝としての記録街道を脱し、歴としたオープンとして戦うクラスペディア重賞、そしてGIして相棒・小崎也とともにまだまだ戦いは続く。

血統表

*ミスターメロディ
2015 鹿
Scat Daddy
2004 黒鹿毛
*ヨハネスブルグ *ヘネシー
Myth
Love Style Mr. Prospector
Likeable Style
Trust Lady
1998 鹿毛
Deputy Minister Vice Regent
Mint Copy
Klassy Kim Silent Screen
*クールアライヴァル
ウンベラー
2010 鹿
FNo.7-e
アグネスタキオン
1998 栗毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
アグネスフローラ *ロイヤルスキー
アグネスレディー
*オンブルリジェール
1999 黒鹿毛
Double Bed Be My Guest
Claire's Slipper
Flawlessly Rainbow Quest
Pauvresse

クロス:Northern Dancer 5×5(6.25%)

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