アーマード・コア ネクサスとは、フロム・ソフトウェアから発売されたPS2用ロボットアクションゲームである。
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アーマード・コアシリーズ、特にレイヴン作品において最もクオリティが上がった作品である。
アセンブリー(カスタマイズ)面での大躍進は大きな転機であった。
それ以前の作品では端数切り捨ての形(隠し仕様)でステータスが決定されていたり、事実上形骸化していたものを大幅に整理・見直し、ちゃんと一ケタ台からステータスに反映されるようになった。
特に特徴的なのは“熱量”の概念であり、それまでは被弾とオーバード・ブーストによる発熱とラジエーターによる冷却のみが有効であったが、本作では自身の機動力の要であるジェネレーター(発電機)やブースターにも発熱が、脚部や頭部といった外装パーツにも冷却が設定されるようになった。
それにより、快適な機動力を得るためには「重量」「消費電力」のみならず「冷却能力」という第三の要素を考慮することが必要で、今までは内装は出力の良いもの一択であったが、これにより適切なパーツの組み合わせに意義を見いだせるようになった。
また、小型の腕用武器を“格納”することができるようになり、弾数が少なく、長期戦に向かない武器も副武装を格納することで全体的な弾数を増やせるため、積極的に使うことができるようになった、更に、パーツの個別チューンナップによる好みの仕様変更……といった形でアセンブリーのシステムが円熟した作品として知られる。
これにより、従来作では屈指のアセンブリーの幅を持つ……かと思いきや、ゲームバランスの調整不足で「発熱過剰」である点が問題視された。
特に、冷却性の低い初期装備では敵のミサイル一発で熱暴走し、熱暴走で奪われたエネルギーにより回避ができなくなって被弾してまた熱暴走……という悪循環に陥りやすい。
そのため、『熱管理シミュレーター』という蔑称が与えられるほどカスタマイズ知識の無い初心者お断りのゲームバランスであり、同時に「熱暴走させたら勝ち」という極端な対戦バランスであまり対人戦では好まれない作品である。
そんなシステム面での酷評に反し、最高傑作と挙げるユーザーが多い作品でもある。
実力のある声優の起用の他、デモや演出面が飛躍的に向上し、過去作では淡々としていた展開に大きなヤマが生まれたことで世界観にのめりこみやすくなったこと。(おかげで音声MADが多く作られた)
画像・音楽・世界観の統一感やクオリティの高さはPS2作品では随一とされている。
そして、本編の複数あるストーリー分岐はもちろん、過去作品のリメイクミッション(星野康太自身によるリメイク音楽もある)をプレイできる「過去ディスク」も含めた総ボリュームは間違いなくシリーズ最大級というやりごたえ。
それだけに様々なプレーヤーに長く遊ばれ、後発作品を含めて強い印象を与えた作品と言える。
また、アーマード・コアシリーズには珍しく、続編であるアーマード・コア ラストレイヴンで明確なストーリーのつながりがある作品でもある。
アーマード・コアを駆る傭兵(レイヴン)を統括する派遣組織。
傭兵という個人業をバックアップするため、専属オペレーターの派遣、パーツ・弾薬の販売等を一括して行う。
ただし、レイヴン戦力の平等配分という名目のもと、癒着を防ぐため企業専属を禁止している。
ちなみに、主人公専属のオペレーターは女性。例によって冷淡で事務的な人物。
ランク一位を守るレイヴン。強くあろうという一心でレイヴン稼業をしている。
愛機デュアルフェイスは全身が骨ばったクレスト製で統一されたパーツに黒一色という質実剛健な渋い機体。
ただし、一撃に乏しいライフル、命中させづらいグレネード二門、当てにくいブレードというシステムに嫌われた武装揃い。
特に二門のグレネードは重量過多の原因であり、両肩同キャノンという構築は「ジノる」という嘲笑の言葉を生んだ。
主人公と同期のレイヴン。
やや自信過剰な節はあるが、類稀なセンスで短期間で上位ランカーに食い込む確かな実力の持ち主。
愛機オラクルは本作オープニングで市街戦・空中戦・閉所戦とめくるめくあらゆる状況で活躍している姿が見られる。
また、ラストレイヴンで成長した彼を見て感慨したシリーズプレーヤーも多い。
あらゆる企業からの依頼を高い遂行率でこなすエースレイヴン。
肉体派揃いのレイヴンの中では珍しく知略にも長けており、自由人というレイヴンとしての有り様に高潔である人物。ラストレイヴンでもそのカリスマ性は衰えなかった。
愛機フォックス・アイは……大百科の彼の記事を読むことを強くお勧めする。
最大規模の企業。表立って覇権拡大に向けて動く。
製品は先端主義を貫き、特にEN系武器への防御力が高い。また、付加機能コアの種類が多彩である。
反面、装備負荷も相応に高く、バランスを取るのが難しいパーツが多い。
シェア2位で、ミラージュに嫌悪感を示しつつも、その隙を狙い力を蓄えている企業。
製品は無骨な外観と同じく質実剛健という言葉が相応しい。汎用性が高く、操作性重視のものが多い。
しかし、実弾防御に尖りやすいという欠点を抱えやすい、特化型が組みにくいという欠点もある。
シェア3位で「技術のキサラギ」を謳う。
ミラージュ・クレスト両企業との正面衝突は避け、水面下で派遣の拡大を狙う。
パーツの性能はミラージュ以上に尖っており、扱いづらいと見るか、特化型として魅力を見出すかが分かれる。
なによりも巨大生物兵器AMIDAを生みだしたことで変態企業の名をほしいままにしている。
サークシティに本拠地を置く新興企業。
特にその周辺の新資源とそれの開発力により、他企業から目を付けられることとなる。
企業群管理機構。
企業の過剰な競争を抑止する目的の組織だが、発言力が小さい。
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最終更新:2025/12/14(日) 11:00
最終更新:2025/12/14(日) 11:00
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