ザ・ノトーリアスとは (ザノトーリアスとは) [単語記事]

ザ・ノトーリアスとは、漫画『キン肉マン』に登場するキャラクターである。

概要

超人の神の一人“狂気の神”。
数億年前に超人たちが暴虐を働いていた時代に超人たちを抹殺する案に同意し、現代に至って派閥のリーダー“調和の神”らと共に地上に下天した「超神」の一人。
口癖は「ガゴッ」。
虎を模したようなボディスーツを身に着けており、目も口も開いていないが、実は口を開くことができる。

“理性の神”イデアマンとタッグチーム「マイティハーキュリーズ」を組み、タッグマッチでは天界で最強と自負する。

作中の活躍

イタリア（ローマ・コロッセオ）に“調和の神”と共に現れ、タッグマッチを指定してきたキン肉マンスーパー・フェニックスとキン肉マンビッグボディの「ゴッドセレクテッド」に対してイデアマンと二人で立ち向かう。

イデアマンがフェニックスを捉えると合図に応じて飛び出し、ツープラトン技「ハーキュリースープレックス」で叩き付ける。続いてフェニックスをジャイアントスイングで放り投げ、救出に入ろうとしたビッグボディにぶつけて勢いを止める。続いてビッグボディにサマーソルトキックや「白虎回転蹴り」で打撃を加え、ビッグボディが攻撃に失敗してロープに絡まるとイデアマンとのツープラトン技「フィギュアフォーティガークロークラッシュ」を喰らわせる。

ビッグボディのダブルラリアットを受けると、サンドイッチラウンドハウスキックで反撃。さらに口を開いて牙を剥き出しにして、「サーベルタイガースープレックス」を決める。イデアマンとのツープラトン技「パラサイトストーム」でビッグボディ、フェニックスの二人を攻撃していく。

チームワークが噛み合わないフェニックスとビッグボディをさらに攻め立てるが、キン肉マンの助言でチームワークを取り戻した二人に反撃され、本気を見せなければならぬと判断。ツープラトン技「リアルツインDDT」を炸裂させる。

それでも起き上がる相手にイデアマンが攻撃をかけ、ビッグボディがリングに立ったところで交代して出るが、相手はフェニックスに切り替わる。そこでフェニックスに対してサーベルタイガーデンス、ティガークローで痛めつけてからイデアマンと交代。しかしイデアマンは油断からマッスル・リベンジャーを喰らってしまい、ザ・ノトーリアスはあえてカットに入らず、イデアマンへの戒めとする。そして「本来の我らの目指した地平を忘れるな」と訓戒。調子が上がらないイデアマンをコーナーに帰し、一人でゴッドセレクテッドの二人を圧倒。「ノトーリアス双頭斬刀刑」を炸裂させる。

生贄として超人の生き血を欲するようになったノトーリアスは、ビッグボディとフェニックスにサーベルタイガーデンスで噛みつき、リング上は大流血の地獄絵図と化す。しかし、先ほどのイデアマン同様にフェニックスの血に夢中になった隙を突かれ、ビッグボディのスープレックスを喰らう。ここでイデアマンは超人をヒントにフォローに入るというらしくない行動を見せ、激昂。二人が求める「地平」が異なった解釈となってしまい、マイティハーキュリーズは空中分解。息の合わない状態で仕掛けた「リアルツインDDT」はセットアップの段階で脱出され、ゴッドセレクテッドの合体技「ゴッドブレス・リベンジャー」を受けて倒された。

必殺技

ティガークロー: 左手の甲から飛び出す三本の爪。ウォーズマンのベアークローに類似した武器。
サーベルタイガーデンス: 口を開いて大きな牙を見せて噛みつく。「デンス」はラテン語で「牙」の意味。
サーベルタイガースープレックス: 相手の腹部に噛みつき、そのまま体を反らせて叩き付ける。
白虎回転蹴り: 背後から襲いかかる敵に対して、跳躍して蹴りを叩き落とす。
ノトーリアス双頭斬刀刑: 相手タッグの一人をパワーボムで、もう一人をフランケンシュタイナーで叩き付ける。

ツープラトン技

ハーキュリースープレックス: イデアマンと二人がかりで相手を投げるジャーマン。「キン肉マン二世」以降、何度も見てきたような技である。
類似の技を挙げると
アシュラマン＆ボルトマンの「デモリッション・ジャーマン」
ウォーズマン＆マンモスマンの「アイスバーグ・アバランチャー」
ネプチューンマン＆マンモスマンの「地獄の氷結落とし」
マリキータマンの「マリキータピューパ二重殺」
オメガマン・アリステラ＆マリキータマンの「グロリアスサンクションクラッシュ」
など。
実際のプロレスでも佐々木健介＆中嶋勝彦の「鬼嫁殺し3」などでたびたび見られる。
フィギュアフォーティガークロークラッシュ: 空中でイデアマンがザ・ノトーリアスに四の字固めをかけ、二人で錐揉み状態となってティガークローで攻撃する。
パラサイトストーム: 両足でイデアマンの腕に絡みつき、振り回してもらってティガークローで攻撃する。
リアルツインDDT: イデアマンが相手二人にタックルで抱えたまま上昇し、太い屈強な両腕で二人DDTに捉え、ザ・ノトーリアスが相手の脚を掴んで垂直落下式でリングに激突させる。
技の受け手は首が極まった状態なうえに脚をクラッチされた状態のため受け身が全く取れず、ノトーリアスの体重が乗っかった分だけ大きなダメージを受ける。