ジョジョの奇妙な冒険とは (ジョジョノキミョウナボウケンとは) [単語記事]

ジョジョの奇妙な冒険とは、1987年から連載されている荒木飛呂彦による漫画である。
Part7「スティール・ボール・ラン」の連載中に週刊少年ジャンプからウルトラジャンプに掲載誌を移籍している。

概要

ジョースター家の数世代に渡る戦いの軌跡を描いた漫画。テーマは全編通して『人間賛歌』。
2012年に連載25周年を迎え、単行本は100巻を超える長期連載作品であるが、個性的な作画・コマ割り・擬音・ポーズ・台詞回し等、魅力的な要素が多数あり、現在でも多くのコアなファンを獲得している。
有名なコマや台詞、擬音はアスキーアートやネットスラングとなっており、日本のインターネット文化に大きな影響を与えている。

現在のところ八部構成で、ニコニコにアップロードされる動画もジョジョの特定の部に関したものが多い。
詳しくは各部の記事を参照のこと。

部	単行本巻数	文庫本巻数	副題	主な登場人物
第一部	1～5巻	1～3巻	ファントムブラッド	ジョナサン・ジョースター、ウィル・A・ツェペリ、ディオ・ブランドー、ロバート・E・O・スピードワゴン
第二部	5～12巻	4～7巻	戦闘潮流	ジョセフ・ジョースター、シーザー・ツェペリ、リサリサ、柱の男
第三部	12～28巻	8～17巻	スターダストクルセイダース	空条承太郎、J.P.ポルナレフ、モハメド・アヴドゥル、ジョセフ・ジョースター、イギー、花京院典明、DIO
第四部	29～47巻	18～29巻	ダイヤモンドは砕けない	東方仗助、広瀬康一、虹村億泰、空条承太郎、岸辺露伴、ジョセフ・ジョースター、川尻早人、吉良吉影
第五部	47～63巻	30～39巻	黄金の風	ジョルノ・ジョバァーナ、ブローノ・ブチャラティ、グイード・ミスタ、ナランチャ・ギルガ、レオーネ・アバッキオ、パンナコッタ・フーゴ、トリッシュ・ウナ、ディアボロ
第六部	1～17巻 (64～80巻)	40～50巻	ストーンオーシャン	空条徐倫、エルメェス・コステロ、エンポリオ・アルニーニョ、ウェザー・リポート、ナルシソ・アナスイ、フー・ファイターズ、エンリコ・プッチ
第七部	1～24巻	無し	スティール・ボール・ラン	ジョニィ・ジョースター、ジャイロ・ツェペリ、スティーブン・スティール、ルーシー・スティール、ファニー・ヴァレンタイン、ディエゴ・ブランドー
第八部	1巻～	無し	ジョジョリオン	東方定助、広瀬康穂、東方常秀（及び東方家）

アニメ

第3部を原作としたOVA「ジョジョの奇妙な冒険」、
第1部を原作とした劇場版アニメ「ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド」、
2012年10月からは第1部と第2部のTVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」、
2014年4月からは第3部のTVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険　スターダストクルセイダース」前半のタロットカード偏、
2015年1月からは後半のエジプト偏を放送。

詳細は『ジョジョの奇妙な冒険（アニメ）』を参照。

ゲーム

TVゲームは、第1部を題材にした「ファントムブラッド」、
第3部を題材にした2D格闘ゲーム「ジョジョの奇妙な冒険未来への遺産」、
第5部を題材にした「黄金の旋風」があり、中でも第3部を題材にした「未来への遺産」が最も評価が高い。
SFC版？何のことだ……？わからないな

2012年7月の「ジョジョ展」において、新たなゲーム化も発表された。
タイトルは「ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル」で、2013年8月29日発売。
タイトルの通り、歴代のジョジョが大集合するお祭り対戦格闘ゲーム。
ハードはPS3、開発はサイバーコネクトツー、発売はバンダイナムコゲームス。

小説

小説版ジョジョの奇妙な冒険が何冊か出ている。それぞれにオリジナルのスタンドが登場している。表紙、挿絵はもちろん荒木飛呂彦先生。

第3部、アフリカ上陸後を描いた「ジョジョの奇妙な冒険(JUMP j BOOKS)」、
第5部、ブチャラティと離別した後のフーゴを描いた「ジョジョの奇妙な冒険Ⅱ」がそれぞれ新書サイズで発売中。
第4部、本編その後が描かれた「”The Book” jojo's bizarre adventure 4th another day」。　これはハードカバー、新書、文庫サイズにて発売。
第5部、本編終了後のフーゴの活躍と葛藤を描いた「恥知らずのパープルヘイズ」（著：上遠野浩平）、
シリーズを通したジョースター家の宿敵DIOの目線でシリーズを描いた「JOJO'S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN」（著：西尾維新）、
ジョナサンの息子でジョセフの父親のジョージ・ジョースター2世が部を超えて活躍する「JORGE JOESTAR」（著：舞城王太郎）がある。

上記3作品はジョジョの奇妙な冒険25周年を記念して、『vs jojo』の一環として書き下ろされた。3作すべてハードカバー。