タマムシシティとは (タマムシシティとは) [単語記事]

ここはタマムシシティ

タマムシにじいろゆめのいろ

『ポケットモンスター赤・緑』より

タマムシシティとは、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場する町である。

この項目では特記なき限り『赤・緑』系列においてのタマムシシティに関して記述する。

概要

タマムシシティのテーマ

『赤・緑・青・ピカチュウ』『ファイアレッド・リーフグリーン』『金・銀・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』に登場する、カントー地方中部の町。

西側にはサイクリングロードがあり南のセキチクシティへ通じている。東側はヤマブキシティに（ほぼ）隣接。

隣町のヤマブキシティと並びカントーの二大都市のひとつ。ヤマブキシティがオフィス街ならこちらは繁華街といったところか。テーマカラーも「虹色」と、カントーの町の中では文字通りの異色である。

町中をロケット団がうろついていたり、暴走族の屯する道がすぐそこにあったり、東にある「ちかつうろ」ではマナーの悪いトレーナーが出没したりと、そこそこ治安が悪い様子。『金・銀』系列では町の中央にある池にベトベターが大量発生するなど環境汚染も懸念される。

HGSSでは、アンズ、ミカン、ハヤト、スモモ、マキシといった各地のジムリーダーをタマムシシティ内で目撃することができる。ちなみにスイクン厨ミナキの出身地でもある。

BGMはタマムシシティ専用曲（道中の民家を除く）。『金・銀・クリスタル』ではセキチクシティでも流れた。

アニメ版では都会の部分が強調され、高層ビルがひしめいている。またアニメ版オリジナルの街ヨヨヨタウンと隣接しており、こちらも大都会。一方で郊外には未開拓の荒野が広がっていて、自然(？)と都市が共存しているように見える。タマムシジムはラフレシアを象った形をしている。

施設

タマムシジム

にひひ！　このジムはええ！　おんなのこばっかしじゃ！

くさタイプのエキスパートが集まるポケモンジム。ジムリーダーは自然を愛するお嬢様・エリカ。

男子禁制のお嬢様ジム。窓からオヤジがジムの中を覗いている。けしからん俺にも見せろ。

中には草木や花壇、「いあいぎり」で切る木など、くさタイプのジムだけあってとにかく緑で覆われている。いあいぎりが必要な程度で構造自体は単純だが、HGSSでは大胆にリフォームし花で覆われた迷路と化している。

タマムシデパート

タマムシシティ北西部にある、カントー地方最大のフレンドリィショップ。五階建て＋屋上。ポケモントレーナーに嬉しい品揃え。

三階のカウンターでは「カウンター」のわざマシンをもらうことができる。（リメイクのFRLGでは教え技）

屋上には自動販売機が並んでいる。初代では、ヤマブキシティのゲートにいる真面目な警備員に差し入れする飲み物を買うために攻略上必ず訪れることになる（リメイクのFRLGでは別の手段に変更された）。喉が渇いたとだだをこねている少女に飲み物をあげることで貴重なわざマシンをいくつかもらうこともできる。

ピカブイでは相棒に着けるアクセサリーを購入できる。

タマムシマンション

三階建ての集合住宅。

三階にはゲームフリークの開発室があり、ポケモン図鑑を完成させてから訪れると賞状をもらうことができる。HGSSではカントーのジムバッジを全て集めると「GBプレイヤー」をもらうことができる。

『赤・緑』系列では、裏口から入れる屋上の部屋でイーブイを手に入れることができる。

ロケットゲームコーナー / タマムシゲームコーナー

ロケット団経営の遊技施設。『金・銀』系列ではロケット団が解散したため経営がかわり、名前も「タマムシゲームコーナー」となっている。

スロットゲームでコインを稼ぐことで、わざマシンをはじめ、ミニリュウやポリゴンなど珍しいポケモンと交換することができる。

ロケットだんアジト

ロケットゲームコーナーの地下にあるロケット団のアジト。地下4階までの全4フロア。

途中、乗ると回転しながら矢印の方向に自動的に進んでしまうパネルの迷路がある。

詳細は「ロケット団アジト」を参照。

食堂

町の南にある食堂。

『赤・緑』系列ではここで「コインケース」を入手することができるが、『金・銀』系列でコインケースを入手していない状態で食堂の客に話しかけると「このおみせにコインケースをくれるひとはいないわよ　ジョウトでさがしてみてよ」というレア台詞を聞くことができる。

『金・銀』系列では大食いコンテストが開催されている。うちリメイク前の『金・銀・クリスタル』ではゴミ箱から「たべのこし」を入手することができる。そんなものをポケモンに持たせてよいものなのか甚だ疑問である。
リメイクの『HGSS』ではシンオウ地方のトバリシティジムリーダー・スモモがゲスト出演している。よく見るとカウンターに積み重ねられた皿の数は彼女がダントツであったりする。

小ネタ・トリビア

旅館の透明パソコン

『赤・緑』系列では、内装がポケモンセンターに酷似した旅館がタマムシシティ南に建っている。

本来ポケモンセンターでパソコンが置かれている位置にはなにもないが、初代ではそのなにもない空間を調べてみるとパソコンを起動することができる。

ポケセンの詰みポイント（要注意）

初代では、タマムシシティのポケモンセンターで左上のソファーの横にある1マスの隙間に入るとNPCに塞がれて出られなくなり詰むことがある。このNPCは一定範囲内を左右にランダムで動く移動ルーチンを持つが、この位置にプレイヤーが居ると、こちらを塞ぐように移動した後、右への移動を一切起こさなくなり永遠にそこをどかなくなる。レポートは書かずに電源を切るようにしよう。イワヤマトンネル前にあるポケモンセンターでも同様のことが起こる。

『ピカチュウバージョン』ではこの隙間に箱（？）が置かれこのようなことは起こらなくなった。