ナンバーズ(遊戯王ZEXAL) 単語


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ナンバーズ

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ナンバーズ(No./英:Number)とは、アニメ・漫画「遊☆戯☆王ゼアル」に登場する、No.の名を持つ特殊なエクシーズモンスターの総称である。カオスナンバーズ(CNo.)については「カオスナンバーズ」の項を参照。

これまでに登場したナンバーズの表はこちら

概要

遊戯王ゼアルの物語序盤、主人公の九十九遊馬が皇の鍵で扉をあけたことがきっかけで現れた。
ナンバーズは100枚(アニメでは99枚という発言もあるが、これは「No.39 希望皇ホープ」がカウントされていないと思われる)存在し、それらを全て集めることで、遊馬の前に現れたデュエリストの精霊、アストラルの記憶が戻るとされる。しかし、アニメでは進化形態のカオスナンバーズ(CNo.)やオーバーハンドレッド(100超え)ナンバーズなどが登場しているため、本当に総数が100枚(99枚)になるかは疑わしい。

所持者の多くはナンバーズに憑依され、欲望や野望といった心の闇が増幅される(「皇の鍵」を持つ遊馬や、ナンバーズハンターの天城カイトなどの例外も存在する)。

この、心の闇が増幅される、は実際にナンバーズを所持(カードテキスト的に言えば「元々の持ち主」になる)していなくとも、ナンバーズカードのコントロールを一時的に得るだけでも同じようになる。実例は徳之助など。

ナンバーズの特徴

※アニメと漫画をあまり区別せずに記載しているが、実際には設定の違いが存在する可能性もあるので注意。

基本事項、No.の所有について

  • カード名に「No.」(ナンバーズ)が含まれるエクシーズモンスターである。
  • ナンバーズ所有者同士のデュエルにおいては、原則として勝者は敗者のナンバーズを吸収する(奪う)。
    アストラルはカードだけを吸収していたが、カイトやジンは魂ごと奪っていた。
  • アストラルはCNo.を吸収できない。その理由はNo.96 ブラック・ミストに曰く、自分がいないからという。
  • ナンバーズは全て自身の体のどこかに自身の数字の刻印を持つ。1桁の数字の場合、カード名では6,7,8となっているが、刻印などの演出では06,07,08と表記される。
  • ナンバーズの所有者にも所有しているナンバーズの数字の刻印が現れる。
    ただし、上記で特殊な事例としてあげた遊馬やカイトなどには見られないため、ナンバーズによって心の闇が増幅された場合にのみ現れると考えられる。
  • ナンバーズを所持していても、エクストラデッキに入れなければ奪われない模様。
  • 引き分け・中断の場合はどちらも奪われない(遊馬&アストラルVSカイト戦など)。
  • ナンバーズは、最初に語られた設定が正しいなら、遊馬VSシャーク戦(1回目)の最中に飛び散ったことになるが、「No.7 ラッキー・ストライプ」の逸話や、伝説のナンバーズの存在など、ナンバーズがそれ以前に存在していたかのような描写もある。伝説が後からナンバーズになったと触れられているものもあるが、全てについて理由が明かされたわけではない。

No.の能力

  • 基本的に全てのナンバーズは共通してナンバーズ以外のモンスターとの戦闘では破壊されない効果を持っている。
    ただし、あくまでカード効果に過ぎないので、効果そのものを無効にすればナンバーズ以外でも戦闘破壊可能。
  • 心の闇の増幅とは別に、幸運をもたらしたり未来を写したり商売繁盛したり、持ち主に何らかの能力を与えるものもある。また、所有者自体に大きな身体的負担を与えるものもある。
  • 所持していたナンバーズがなくなった場合、心の闇の増幅はなくなる。
  • ナンバーズは召喚直前には球状などの格納状態の形態だが、召喚される時に展開され、戦闘形態(カードイラストと同じ)になる。ただし、変形シーンの存在しないものもあるほか、登場回数の多いものでは省略されることも多い。
  • ナンバーズの姿や能力は、所有者のもつ欲望によって決定する。所有者が変わることで姿や効果等が変わった例は今のところ存在しない(例外的にNo.96だけは初登場時とそれ以降で姿が変わっているが、所有者の影響かは不明)。
    この設定は、数々のナンバーズの描写から、早い段階で推測することはできたものの、漫画版において八雲興司に語られるまで明示されることはなかった。
  • 所有者が欲望を持たない場合は、何の形も取らない白紙のカードとして存在し続けるらしい(Mr.ハートランドに言わせれば「開眼していない」状態)。漫画版での八雲興司の場合、彼自身の危機に反応して召喚のときに姿や能力が現れる。一度出したら固定されるのか、デュエルが終われば白紙に戻るのかは不明。

No.とアストラル・バリアンの関わり

  • トロン一家の人間は手の甲に紋章があり、その力によって心の闇の増幅や、ナンバーズの回収を防げることができる。これはバリアンから譲り受けた力であると思われる。後にVの科学の力によって紋章の力を封じ込めたブレスレットも作られた。
  • アストラル曰く、遊馬が所持する「皇の鍵」の中には飛行船があり、ナンバーズはその飛行船のパズルを解くために必要なものらしい。この飛行船は「No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル」を鍵として起動し、バリアン世界や伝説のナンバーズの下へ行くことができる様子。しかし、必ずしもアストラルの意思で自由に動かせるものではない。飛行船のパズルを解くとどうなるかは現状不明。
  • アストラル世界の代表者であるエリファスは、NO(ニューオーダーズ)というモンスター・エクシーズを使用している。ルール上はナンバーズとの関連はないが、エクシーズ召喚の際の演出はナンバーズと類似する。
  • バリアン七皇は、オーバーハンドレッドナンバーズと呼ばれる、100より大きいナンバーのナンバーズを所持する。これはバリアン世界の神ドン・サウザンドの呪いを受けたカードで、バリアン七皇の記憶の書き換えにかかわっている。アストラルも当初その存在を知らなかったが、これがナンバーズの総数100枚の中に含まれるのかは不明。
    ランクアップした場合はオーバーハンドレッド・カオスナンバーズと呼ぶ事がある。
  • ナンバーズの中でも、遺跡にある伝説のナンバーズは、バリアン七皇の前世の記憶に関連する。また、ドン・サウザンドの力の一部が封印されているという。
    これらのカードはオーバーハンドレッドナンバーズの呪いと相反する力を持っており、これでオーバーハンドレッド・ナンバーズを倒すことで七皇の本来の記憶を取り戻せる。

余談

  • アニメZEXALの話数カウントにも用いられている(漫画版は「ランク」)。Ⅱから、本編中では話数表示が無くなったが、公式サイト上では継続してナンバーズの話数カウントが用いられている。
  • 初期のころは、OCGに「No.」を指定するサポートカードは存在しなかったが、「No.6 先史遺産アトランタル」で初めてカテゴリとしてくくられ、現在は「ナンバーズ・ウォール」、「ナンバーズ・オーバーレイ・ブースト」など、純粋なサポートカードも登場している。
  • アニメZEXALに登場したナンバーズをまとめた「ナンバーズガイド」が2冊出版されている。アニメ版のみを取り扱っており、漫画版のみ登場のナンバーズは掲載されていない。
  • アニメZEXAL(無印)終了までにアニメで登場したナンバーズは29体(うち、CNo.が2体)。ただし設定上、この時点でアストラルはナンバーズを50枚回収している。
  • カード名は小文字のoを用いるのが正式だが、漫画版の一部シーンでは誤りなのか、大文字で表記されていることもあった。NO(ニューオーダーズ)と混乱しないようにしたい。
  • 海外版では複数形の「ナンバーズ」(Numbers)ではなく、単数形のNumberになっている。
    (例:「No.39 希望皇ホープ」→「Number 39: Utopia」)
  • それぞれが固有なナンバーを持ってはいるが、現状ストーリー上でナンバー自体が特別な意味をもったことはない(特定の数字にこだわったデュエリストはいるが、単に本人の好みであった)。語呂合わせやモチーフにゆかりのあるナンバーを適当に充てているだけなのだろうか。

ナンバーズ一覧

→カオスナンバーズはこちらを参照。

詳細はそれぞれのナンバーのリンク先を参照。
(下の表の数字にマウスカーソルを当てると、リンク先で扱われているナンバーズ・カードの名前が出てきます。)

背景が白いものは記事が作成されておらず、当記事下部の紹介へ飛ぶ。背景がそのナンバーズの属性の色になっているものは、記事が作成されており、その記事へ飛ぶ。ただし、属性が不明なものは灰色の背景。

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10
11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
31 32 33 34 35 36 37 38 39 40
41 42 43 44 45 46 47 48 49 50
51 52 53 54 55 56 57 58 59 60
61 62 63 64 65 66 67 68 69 70
71 72 73 74 75 76 77 78 79 80
81 82 83 84 85 86 87 88 89 90
91 92 93 94 95 96 97 98 99 100
101 102 103 104 105 106 107 108 109 110

 

39R S39

現在、記事の存在しないナンバーズは以下で簡単に解説する。
※記事ができた場合、上のリストに追加していただけるとありがたいです。

No.5 亡朧竜デス・キマイラ・ドラゴン

  • 所有者:?
  • 刻印の位置(No.側):?
  • 刻印の位置(所有者側):?
  • 属性・種族・ランク:?・?・?
  • ATK/DEF:不明
  • 素材:?
  • 効果(要約):?
  • 備考:未OCG

「CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴン」のテキスト上でのみ存在が確認できるナンバーズ。
アニメではCNo.5が、「RUM-千死蛮巧」の効果で直接エクシーズ召喚されたため、ランクアップ前であるこのカードは登場せず、効果や攻守はおろか姿すら不明。

ひそかに、竜の字はランクアップ前後で変わっている。古くは「青眼の白龍」と「青眼の究極竜」のころからこのような違いがあった。

No.28 タイタニック・モス

  • 所有者:天城ハルト(漫画)
  • 刻印の位置(No.側):腹部
  • 刻印の位置(所有者側):?
  • 属性・種族・ランク:?・?・ランク7
  • ATK/DEF:2400/不明
  • 素材:レベル7モンスター×2?
  • 効果(要約):このカードの直接攻撃成功時、素材を1つ取り除くことで相手の手札の枚数×500ダメージを相手に与える。
  • 備考:未OCG

八雲興司の手に堕ちたハルトが使用するナンバーズ。
「プリミティブ・バタフライ」2体をオーバーレイ・ユニットにエクシーズ召喚し、ダイレクトアタックと効果ダメージでカイトのライフを100まで減らした。

しかし、次のターンにカイトは「銀河眼の光子竜」を取り戻し、「ギャラクシー・ショット」を装備させる。後は銀河眼でこのカードを攻撃すればカイトの勝利は確定なのだが……。


攻撃名は「火炎旋風」(ファイヤー・トルネード)。

このカードは八雲の持つナンバーズ同様、エクシーズ召喚の直前までは白紙状態であった。八雲曰く「魂の抜け殻」であるハルトには欲望がないということだろうか。

No.70 デッドリー・シン

  • 所有者:八雲興司(漫画)
  • 刻印の位置(No.側):胴体の左側
  • 刻印の位置(所有者):?
  • 属性・種族・ランク:?・?・ランク4
  • ATK/DEF:2400/不明
  • 素材:レベル4モンスター×2?
  • 効果(要約):?
  • 備考:未OCG、アニメ未登場

「レインボー・スパイダー」2体をオーバーレイ・ユニットとしてエクシーズ召喚。
Mr.ハートランドの「No.82 ハートランドラコ」へ攻撃しようとしたが、フィールド魔法「ランド・パワー」に阻まれ失敗した。その後、永続魔法「ランクアップ・スパイダーウェブ」によって、オーバーレイ・ユニット1つと引き換えに「No.14 強欲のサラメーヤ」へとランクアップした。


デッドリー・シン(deadly sin)は、「大罪」の意。「the seven deadly sins」で、「七つの大罪」の意となる。
このカードからランクアップされたNo.14の「強欲」は、七つの大罪の一つであり、このカードの名前の由来は七つの大罪にあるのだろう。

効果を使用することなくランクアップしてしまったため、どのような効果を持っていたかは不明。最低限「No.」共通の破壊耐性はあるはずなので、効果モンスターですらないということは考えにくいが。

No.100 ヌメロン・ドラゴン

  • 所有者:天城カイト→ミザエル(アニメ)
  • 刻印の位置(No.側):?
  • 刻印の位置(所有者側):?
  • 属性・種族・ランク:光属性・ドラゴン族・?
  • ATK/DEF:不明
  • 素材:?
  • 効果(要約):?
  • 備考:未OCG

世界を作った1匹のドラゴンが自らの存在をナンバーズに秘めたものであり、銀河眼の真の姿。

このドラゴンは元々1匹だけで存在したが、ほかのものが存在しない孤独から世界を作り上げた。しかし、それによって力を使い果たし、命を終えようとしていたドラゴンは、自らが創造した世界を見守れないことを憂えて一粒の涙を流した。

その涙は長い間宇宙をさまよった末、今の地球へと衝突、それによって地球は青の星となり、月が生まれた。そしてこのとき、ヌメロン・コードを地球へ、そのカギを月へ置き、将来ヌメロン・コードが悪用されることを見越し、ナンバーズを利用して自らを秘めたるものにした。


遺跡を探索することで真相へとたどり着いたカイトは月へと向かう。また、Vによってカイトが月へ向かったことを知らされたミザエルもまた月へと向かい、2人の銀河眼使いのデュエルが行われた。

戦いの末にカイトがデュエルに勝利、その瞬間2体の銀河眼と「No.46 神影龍ドラッグルーオン」の3体のドラゴンによって、月の中からこのカードが現れ、勝者であるカイトの手に渡った。しかし、すでに満身創痍のカイトはミザエルにこのカードを託し、自らは力尽きた。


カード画像自体はアニメですでに映されているが、ネタバレ防止のためかランクが消されていたり、テキストが白抜き文字でほぼ読めないようになっている。また、イラストも白紙状態。

この月の誕生に関する話は、原始地球に大きな天体が衝突することで月が形成されたとするジャイアント・インパクト説(衝突起源説)を下敷きにしていると思われる。

偽りのナンバーズ

バリアン世界の神ドン・サウザンドが作ったナンバーズの偽物。恐らくは「アストラルの記憶」ではないのだろう。

2種類存在し、1つはベクターを経由してバリアンの刺客(闇デュエル界の四悪人)へと渡されたものである。No.1~No.4までの4枚(アストラルがこの4枚について「ナンバーズではない」とはっきり発言している)。
所有者に根を張り、バリアンズ・スフィア・フィールドの負荷を数倍にする力を持っている。
対応するナンバーの本物は今のところ確認されていない。各ナンバーズの詳細はこの表の1~4のリンク先を参照。

もう1つは、ドン・サウザンドが「No.96 ブラック・ミスト」の力を利用して作ったもので、Mr.ハートランドの手によって人間界へとばらまかれた。100万枚あったらしいが、ナンバーズは100種(+オーバー・ハンドレッド・ナンバーズ)しか存在しないはずなので、同じ種類のものが複数枚あったのだと思われる。
アニメでは「No.10 黒輝士イルミネーター」なるカードが確認できた。

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関連項目

  • 遊☆戯☆王ゼアル
  • アストラル(遊戯王ZEXAL)
  • 九十九遊馬
  • 天城カイト
  • エクシーズ召喚
  • RUM-バリアンズ・フォース
  • カオスナンバーズ
  • 遊戯王関連項目の一覧
  • 遊戯王OCGカードリスト
  • 宮田ゆま - ゲーム「タッグフォース6」のキャラクター。TF6自体はZEXALの前作5D'sを題材としているため、本来はナンバーズの設定とは関係ないが、彼女のイベント中にナンバーズが登場する。

外部リンク

公式サイトの中でも特にナンバーズに関する情報が掲載されているもの。ただ、登場した全てが掲載されているというわけでもない。

  • モンスター・エクシーズ図鑑(ナンバーズを含む、アニメで登場したモンスター・エクシーズが掲載されている。そのモンスターのイラスト、ランク、攻守、属性と簡単な説明が載っている)
  • カオスモンスター・エクシーズ図鑑(アニメZEXALⅡで登場したCNo.及びCXはこちらに掲載されている)
  • 必勝!モンスターアカデミー(アニメ放送終了後に更新され、その回で登場したカードを遊馬たちが振り返る。No.がメインで登場した回にはそのNo.が採り上げられることもある。メインで採り上げるカードは大抵カード画像が公開されるため、効果やイラストをじっくり見ることができる)

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