バーチャロイド(VirtuaRoid、以下VR)とは、SEGAのゲーム「電脳戦機バーチャロン」シリーズに登場する架空の機動兵器(ロボット)の総称である。各登場作品によって、第1世代から第3世代までに分類される。第2世代までのVRデザインは全てカトキハジメ氏により行われている。第3世代のVRもたぶん、おそらく全てカトキハジメ氏により行われている…ハズ。
ゲーム内でプレイヤーが操作するロボットのことであり、「電脳戦機バーチャロン」(Operation Moon Gate = OMG)に登場するVRを第1世代VR、「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム」(VOOT)に登場するVRを第2世代VR、「電脳戦機 バーチャロンフォース」「電脳戦機バーチャロンマーズ」に登場するVRを第3世代VRと分類する(一部例外あり)。
基本的には有人機だが、初代「電脳戦機バーチャロン」のゲーム中では、とある事情により全機が遠隔操縦の無人機となっている。OMG稼働当初は15m級という具体的なサイズの設定があり、また「機動戦士Vガンダム」のMS群に近い数字の全高・重量・出力等のスペックが発表されていたのだが、バーチャロン独自のイメージが確立したオラトリオ・タングラム以降の作品では、このような橋渡し的な設定は見られなくなった。
圧倒的な超高速で縦横無尽に3Dフィールドを駆け回るバーチャロイドの勇姿は、それまでになかったゲーム性と相まっていわゆるロボット物アニメファン以外のユーザーをも多く虜にし、人気作となった。
尚、バーチャロイドの略称はVirtuaRoid=VRだが、バーチャロンの略称はVirtualOn=VOとなり、それぞれ異なるので注意。
機体の中枢は「V-コンバータ」と呼ばれる。機体背面に位置する機構であり、コックピットはこれに直結される。莫大な戦闘用稼働エネルギーの供給のみならず、戦闘時の機動制御の中枢部分、果ては機体そのものの構築さえもがV-コンバータによって成立しているにも関わらず、V-コンバータには原理的に未解明の部分が多い。人類外文明の遺物であるV-クリスタルの機能をごく限定的に再現したものにすぎないからである。なんという便利な設定。
特徴的なデザインとして、第1世代VRのV-コンバータは灰色のセガサターンが、第2世代VRのV-コンバータはVer.5.2では白サターン、Ver5.4以降はドリームキャストがモチーフになっている。これはそれぞれのゲームが稼働を開始した当時のセガの最先端ハードであり、第3世代VRでは(セガが家庭用ハード事業から撤退したため)無機質な箱+CDと言う形態になっている。
V-コンバータに物体の構造・組成等のデータを入力した状態で一定以上の負荷を掛けると、そのデータが実体として実空間に生成される。これがリバース・コンバートと呼ばれる現象である。バーチャロイドの機体はこれによって成り立っており、
ゆえに技術的な問題で工業的には実現不可能な高度な設計も完璧に実現することができる。ただし現実には不可能な構成の素材や、立体として矛盾した構造は再現できない。 3DCGの製作過程を想像していただければ分かりやすいだろう。
ドリームキャスト版オラトリオ・タングラムのOPムービーでは、テムジンのリバース・コンバートの様子が描かれている。
バーチャロイドに関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
バーチャロイドに関するニコニコミュニティを紹介してください。
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/01(水) 19:00
最終更新:2024/05/01(水) 19:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。