「パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~」とは、1990年にコナミ(現:コナミデジタルエンタテインメント)がリリースしたSTGである。略称は「パロだ!」「だ!」など。
概要だ!

パロディウスだ!
~神話からお笑いへ~ |
| 基本情報 |
| ジャンル |
シューティングゲーム |
| 開発元 |
コナミ |
| 発売元 |
コナミ |
| 発売日 |
AC:1990年4月25日
FC:1990年11月35日
GB:1991年4月5日
X6800:1991年4月19日
PCE:1991年2月21日
SFC:1992年7月3日
PS:1994年12月3日
SS:1995年5月19日
iアプリ:2003年2月19日
Vアプリ:2004年2月18日
EZアプリ:2006年
PSP:2007年1月25日 |
| ゲームソフトテンプレート |
パロディウスシリーズの2作目として1990年4月25日に稼働開始。前作にあたる「パロディウス」はMSX向けに発売されたゲームだったため、本作がAC第一作めにあたる。知名度の差から、本作がシリーズ1作目と勘違いされることも多い。
当時パロディウスはシリーズして独立しておらず、前年の12月にリリースされた「グラディウスIII」に続く、グラディウスシリーズの5作目という位置づけだった。サブタイトルの「神話からお笑いへ」は、「グラディウスIII」の「伝説から神話へ」をパロディにしたものである。
「グラディウス」シリーズや他社作品をパロディにしたポップでカラフルな世界観、有名なクラシック音楽をアレンジしたBGMでプレイヤーから人気を博した。
システム面では前作にあったベルパワーシステムを発展させ、難所を突破するアイテムとしての役割が高められている。またグラディウスシリーズで初めて搭載されたオートパワーアップモードではボタン1つでプレイできるようになるなど、初心者へのハードルを下げた設計になっている。
「グラディウスIII」がかなりの難易度だったため、本作は挫折したプレイヤーの受け皿としてシリーズにつなぎ留めた立役者といえる。グラディウスシリーズが96年の「沙羅曼蛇2」、97年の「グラディウス外伝」、そして99年の「グラディウスIV」まで休眠する一方で、94年の「極上パロディウス」から完全に独立したパロディウスシリーズは、ツインビーシリーズと並んで90年台中ごろのコナミSTGの屋台骨となった。
独自のシステムだ!
「初心者へのハードルを下げた設計」とは書いたものの、本作は意外にも難易度が高い。その一因が本作で初めて取り入れられた「タイマーランク」という難易度調整システムである。
グラディウスシリーズでは自機の装備に応じて難易度のランクが上がっていくのだが、本作ではそれに加え「ノーミスでのプレイ時間」にも応じてランクが上昇する。さらに、自機の装備や持っているベルパワーに応じてランク上昇時間が変化するため、何も考えずに進むとあっという間に高難易度になってしまう。そのためせっかく搭載されたオートパワーアップがランク上昇を招くという、本末転倒なことになってしまっているのである。
とはいえ、ランクの低い中盤までなら初心者でも到達することは難しくない。死んだ時はタイマーランクが少し下がるため、グラディウスシリーズよりも死亡時の復活が容易である。また本作からAC版グラディウスシリーズに無かったコンティニューが取り入れられ、1コインクリアにこだわらなくても良くなっている。
そして何より「グラディウスIII」では、大量の泡(と詐欺判定)がプレイヤーを押しつぶす2面、ビッグコアMk-IIIの超速レーザーがプレイヤーを焼き払う3面と、難関が序盤から待ち受けていたこともあり、本作は比較的気楽に遊べるSTGとして人気を博した。
また、ランク上昇を抑える方法さえわかれば攻略は比較的簡単になる。
タイマーランクは自機のスピードとバリア、ベルパワーによって上昇スピードが変わる。スピードは2速、3速以上でそれぞれ2倍、4倍の上昇率になり、バリア、ベルパワーは発動中にさらに上昇率が2倍になる。つまり3速以上でバリアを張ろうものなら8倍の勢いで難易度が上がるのである。スピードはギリギリまで1速でガマンし、ベルパワー、バリアの使用は(特に序盤は)最低限に留めるのがコツとなる。なおスピード以外の装備、ベルのストック数はステージ毎に設定されたベースランクを上げるだけなので、あまり気にしなくて良い。
また、死亡時にタイマーランクが下がる仕様を利用し、残機を潰してランクを調整するテクニックも研究された。
このタイマーランクシステムはこれ以降パロディウスシリーズでは共通の仕様となっている。続編にあたる「極上パロディウス」では本作の反省を活かして、タイマーランクの上昇が抑えめとなり、装備によるランク上昇が顕著になった。逆に「セクシーパロディウス」は装備、タイマーともにランクを上昇させやすい仕様になっており、本作以上のランクゲーとなってしまったが・・・
なお、移植版では難易度調整が可能になっているほか、PSP版ではランク上昇率が調整できるようになっているが、残念ながらAC版の独特のランク上昇はX68k版でしか再現されておらず、そのせいか移植版はいずれもヌルゲーと言われがち。
ストーリーだ!
西暦1990年、ソ連民主化の動向が注目されている頃、全世界の人々は夢を失いつつあった。
役人たちは私腹をこやすことを至福とし、子ども達は親よりもパソコンを愛し(マザコンでなくパソコン!)、女性社員はセクシャルハラスメントの恨み晴らすめーと立ち上がり、 若者は人類滅亡の危機を感じながらもゲームセンターに通っていた。 これら諸悪の根元は・・・・・・?
語るもおぞましや、磔にされた謎の大ダコだったのだ!
その頃、宿敵バグとの死闘を終え、有給休暇をとり、田舎でのんびりと百姓仕事に精を出すMR.パロディウスことタコの姿があった。わが家の建て売りツボに帰り宇宙新聞を見た彼は、驚きのあまりマナ板から転げ落ちそうになった!そこには今地球を賑わしている謎の大ダコの顔写真があった。
「とーちゃん!?」
何とそれは2年前から行方不明となっていた彼の父だったのだ!
そこへ新聞を見た旧知の友が駆けつけた。
ビックバイパー。第3次G大戦終結後退役し、たいやき屋にデューダ。58歳。
ペン太郎。趣味エアガンごっこ。ペンギンとペン子の間にできちゃった子。9歳。
ツインビー。双子の兄弟のどちらか。可愛い顔で敵を虐殺する怖い奴。17歳。
こうして、タコは事の真相を探るため、仲間と共に再び地球をめざして旅立った!はたして、親子のご対面なるか?
今ここに宇宙史上最大最悪の「親子ゲンカ」が幕を開ける。
プレイヤーキャラと装備だ!
| ビックバイパー |
| SPEED UP |
MISSILE |
DOUBLE |
LASER |
OPTION |
OH! |
SHIELD |
| スピードアップ(5段階) |
地を這うミサイル |
前方と斜め上へのショット |
敵を貫通するレーザー |
オプション(4つまで) |
装備がリセットされる |
前方をガードするシールド |
| 備考 |
- もちろん「グラディウス」「沙羅曼蛇」の自機が元ネタ。本家譲りのオーソドックスな装備構成であり、レーザーの仕様が初代グラディウスと同様の仕様になっているせいか、当たり判定が見た目以上に広い。
- グラディウスに比べ、ずんぐりむっくりしたグラフィックになっている。
- 本作ではパワーアップカプセルの形状がキャラごとに違う。ビックバイパーは本家と同じ形。
|
| タコ |
| SPEED UP |
2-WAY |
TAILGUN |
RIPPLE |
OPTION |
OH! |
O-TRAP |
| スピードアップ(5段階) |
上下に投下されるミサイル |
前後へのショット |
広がりながら飛ぶ輪っか型レーザー |
オプション(4つまで) |
装備がリセットされる |
前方をガードするタコツボ |
| 備考 |
- リップルレーザーが特徴的な装備。「グラディウスII」の装備タイプ4が元ネタ。
- オプションには小さなタコが4つつく。これはタコの4人息子で、次回作以降のタコ系自機となる。
- パワーアップカプセルはタコ型。
|
| ツインビー |
| SPEED UP |
ROCKET |
TAILGUN |
3-WAY |
OPTION |
OH! |
F-FIELD |
| スピードアップ(5段階) |
敵を貫通し、自機へ帰ってくるロケットパンチ |
前後へのショット |
前方3方向へのショット |
収束型オプション(3つまで) |
装備がリセットされる |
全体を包むフォースフィールド |
| 備考 |
- 元ネタはもちろん「ツインビー」。
- 本作では唯一3-WAYショットを備えており、広い範囲への攻撃が可能。
- その一方、オプションが収束型のため自機を動かさないと弾幕が貼りづらい。
- パワーアップカプセルは平べったい形状。
|
| ペン太郎 |
| SPEED UP |
POTON |
DOUBLE |
S-GUN |
OPTION |
OH! |
BUBBLE |
| スピードアップ(5段階) |
地を這う鯨型ミサイル |
前方と斜め上へのショット |
着弾すると爆発するショット |
収束型オプション(3つまで) |
装備がリセットされる |
全方位型バリア |
| 備考 |
- 元ネタは「けっきょく南極大冒険」。主人公の息子という設定である。
- スプレットボムが特徴的だが、オプションが収束型のため弾幕が貼りづらい。ミサイルとの愛称も悪く上級者向け。
- パワーアップカプセルはキャンディ型。
|
ステージだ!
| ステージ1:海賊島 |
|
![ボス:キャプテンペンギンノフスキーIII世]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| アイランド・オブ・パイレーツ |
ポルカ「雷鳴と電光」(ヨハン・シュトラウス2世) |
| 中ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| クライシス第4楽章 |
交響曲第9番 第4楽章(ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| ボスBGMだ! |
熊蜂の飛行(リムスキー=コルサコフ) |
|
| 備考 |
- 南の島が舞台。背景には沢山の帆船が挫傷しているが、これはボスの海賊ペンギンに襲われたものという設定。
- FC版では道中で特定の地形を破壊すると隠しステージに行く事ができる。この隠しステージにはグラディウスのマザーをパロディにした雲型の敵が現れる他、ステージのラストでプレイヤーキャラを変更できる特殊カプセルが登場する。
- ステージ中盤ではネコ戦艦こと「おまんにゃわアチャコ」が登場する。弱点の顔に打ち込んでいけば撃破できるが、撃破後も移動する本体にぶつからないよう注意。
- おまんにゃわアチャコは吉本新喜劇の井上竜夫のギャグ「◯◯でおまんにゃわ~」と、大正昭和期の漫才コンビ、花菱エンタツ・アチャコが名前の由来だと思われる。
- 「オトメディウスX」1面にはネコ戦艦を擬人化した「ネコ艦長」がテーマ曲もそのままに1面のボスとして登場する。
- ボスは「キャプテンペンギンノフスキーIII世」。MSX版パロディウス1面のボスと同じく、本体の周囲で小さなペンギンを回転させて攻撃してくる。ちなみに同じく大量の小型雑魚をバリア状に展開するボスとして、AC版グラディウスIIIに「ドガス」が登場するが、残念ながら1面ボスの元ネタではない。
|
| ステージ2:ラスベガス |
|
![ボス:イーグル・ワシ・サブノスケ]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| ピエロの涙も三度まで |
ピアノ協奏曲第一番(ピョートイル・チャイコフスキー)
「くるみ割り人形」より「葦笛の踊り」(ピョートイル・チャイコフスキー) |
| 中ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| ちちびんたリカのテーマ |
The Final Enemy(コナミ矩形波倶楽部) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| イーグル佐武のテーマ |
Take Care!(コナミ矩形波倶楽部) |
|
| 備考 |
- きらびやかな夜景をバックにしたステージ。夜空には射手座やさそり座などをパロディにした星座が浮かんでいる。
- ステージ序盤では巨大なピエロが破壊可能な弾を放ってくる。
- 後半では「グラディウスII」最終面の要塞防衛用多脚ロボット「CRAB」をパロディにした「Miss神戸廃止記念 ちちびんたリカ」が登場する。本家同様、破壊することができないので手足の間をくぐり抜けるしかない。
ミス・ミシタリーナ
![ミス・ミシタリーナ]()
- リカは停止すると腰を振るが、これは元ネタのCRABが方向転換時に本体を揺らすため。SFC版では大人の事情から腰振りが削除されてしまい、白ベルのメガホン使用時の台詞に「腰振らせてよ!」というネタが追加された。
- 最初の移植であったFC版は容量の関係と大人の事情から大幅な改変が余儀なくされ、「ミス・ミシタリーナ」というシルクハットにジャケット姿の女性キャラクターに差し替えられた。こちらは腰ではなく首を左右に振るようになっている。
- ミシタリーナに代表されるキャラ差し替えなどからFC版はあまり良い評価が得られなかったが、より容量の厳しいGB版ではなんと腰振りを含めた完全移植が実現された。FC版はスプライト欠けや処理落ちが激しかったのに対し、GB版では身の丈にあったアレンジ移植となっているなど、GB版は全体的に評価が高い。
イーグルサム
![イーグルサム]()
- ボスは「イーグル・ワシ・サブノスケ」。「グラディウスII」1面ボスのフェニックスをパロディにしたキャラクターで、接近しての羽根飛ばし、後退してのリップルレーザーで攻撃してくる。
- デザインの元ネタは、1984年のロス五輪のマスコット「イーグルサム」。ちなみにこれはアメリカ合衆国を擬人化したキャラクター、アンクル・サムとアメリカの国鳥、ハクトウワシを組み合わせたキャラクターである。
- 弱点の顔を攻撃すると、シルクハットの上部が開き「当り」のパネルが出る。これは「アメリカ横断ウルトラクイズ」のウルトラハットのパロディである。
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| ステージ3:迷宮 |
|
![ボス:ホットリップス]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| ラビリンス |
「くるみ割り人形」より「ロシアの踊り」(ピョートイル・チャイコフスキー) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| ホットリップスのテーマ |
天国と地獄(ジャック・オッフェンバック) |
|
| 備考 |
- お菓子がテーマになっている迷宮ステージ。コンセプトはMSX版パロディウスの4面に近い。構造が入り組んでおり、躊躇すると強制スクロールに追いつめられてしまう。砲台に気をつけつつ、前に出ることを心がけよう。
- ステージ中には破壊可能な物体(キャンディかグミ?)があり、これを撃って進まなければならない。これは「グラディウス」2面にも登場したギミックである。
- 次作「極上パロディウス」のお菓子ステージはグラディウスIIIの3面の壁掘り地帯をモチーフにしているが、前作のお菓子ステージを同ステージの迷宮地帯に見立てているのだろうか。
- ボスは「ホットリップス」。8つの唇が左右4つずつに別れ、歯を飛ばして攻撃してくる。MSX版パロディウス4面の中ボス「クチビール」をアレンジしたボスである。GB版では画面サイズの都合か6つになっている。
|
| ステージ4:日本 |
|
![ボス:豚潮]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| 嗚呼!日本旅情 |
剣の舞(アラム・ハチャトゥリアン) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| 豚潮のテーマ |
八木節(日本民謡) |
|
| 備考 |
- グラディウスシリーズお馴染みの火山&逆火山をパロディにしたステージ。富士山型の火山からは噴石ではなくナスが飛んでくる。
- 「実況おしゃべりパロディウス」のPS、SS版で追加されたアクシデントステージでは、この火山をモチーフにした面が登場する。
- ステージ中にいる豚の力士は、外したまわしを伸ばして攻撃してくる。伸びる速度が弾などに比べてかなり早いので、まわしを外される前に優先して攻撃して倒してしまおう。
- 「実況おしゃべりパロディウス」3面にはグラマーな女性のような体型の豚が登場するが、同様の攻撃を行ってくる。
- ステージ後半に登場する桜は左右に歩くため、ぶつからないように注意。特に一番右まで進んだあとはいきなり左へ走り去るので、先に右へ抜けるか、ギリギリまで左で待機して避けよう。
- FC版ではこのステージが削除されているが、ステージ6(氷面)から入れる隠しステージに火山面が存在する。
- PSP版では著作権の関係から、道中BGMがハンガリー舞曲 第五番(ヨハネス・ブラームス)のアレンジに変更されているが、使用音源の関係で本作の他の楽曲とかなり浮いた存在になってしまっている。
- ボスは「豚潮」。前年に引退した人気力士「朝潮」のパロディで、胸にはカラータイマーのようなランプが付いている。
- 行動は四股を踏みながら右から左へ近づいてくるだけだが、四股の衝撃で上から雑魚敵が降ってくる。また画面中央に来ると、まわしを伸ばして攻撃してくるようになる。
|
| ステージ5:モアイ戦艦 |
|
![ボス:よしこ]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| 宇宙戦艦モアイ |
「アルルの女」より「ファランドール」(ジョルジュ・ビゼー)
The Old Stone Age(コナミ矩形波倶楽部) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| ボスBGMだ! |
熊蜂の飛行(リムスキー=コルサコフ) |
|
| 備考 |
- アイレムのSTG「R-TYPE」ステージ3の巨大戦艦と、グラディウスシリーズのモアイ面をパロディにしたステージ。宇宙戦艦ヤマトを思わせる巨大戦艦に、モアイ型の武装が大量に載っている。
- 道中BGMの後半は「グラディウスII」のモアイ面BGMのアレンジになっている。
- FC版では艦首の巨大なモアイ(よしだ君)を破壊したあと口の中に入ると、隠しステージ(戦艦内部)に入ることができる。モアイ戦艦の内部に侵入するという隠しステージの設定はMSX「グラディウス2」のオマージュと思われる。
- ボスは「よしこ&よしお」。戦艦の後方から登場するので、登場時にぶつからないように注意。女性型モアイのよしこの口から横長のモアイ型障害物(よしお)を出して攻撃してくる。
- 撃破後、背景でモアイが「いまにミテロ!」と恨み言を言っているが、「極上パロディウス」では本当にモアイ戦艦が逆襲してくる。
- PCE版ではこのステージが削除されており、スコアアタック用のスペシャルステージでこの面のBGMをバックに小さなモアイ戦艦が登場するのみとなっている。この小さなモアイ戦艦は「セクシーパロディウス」のスペシャルステージで密かにアーケードデビューしている。またFC版ではよしこが口からハートを出すように変更されている。
|
| ステージ6:パチンコ |
|
![ボス:電飾コア]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| 軍艦マーチで今日もフィーバー |
軍艦行進曲(瀬戸口藤吉) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| 電飾コアのテーマ |
Aircraft Carrier(コナミ矩形波倶楽部) |
|
| 備考 |
- パチンコをテーマにしたステージ。パチンコ玉のような敵や大量のザブが飛んで来る。他の面に比べて画面スクロールが早く、「沙羅曼蛇」シリーズを思わせる構成になっている。
- FC版ではこのステージが削除されている。またGB版では構成がアレンジされており、途中で要塞面の壁ボスのような中ボスと戦闘することになるほか、弾を打ち込むと上下に揺れる丸い障害物が配置されている。
- ボスは「電飾コア」。「グラディウスII」のクリスタルコアとパチンコの役物を基にしたボスで、主な攻撃は上下の触手そのものによる攻撃とそこから発射される弾、4つのレーザーである。遮蔽物付近にはチューリップのようなものが付いており、それが開閉するため攻撃がなかなか当たらない。
- ベルパワーのスーパーボムなどを使えば直接コアを攻撃して撃破することが出来る。
- 電飾コアは「オトメディウス」にも再登場しているが、名称が本体に書かれている「VIVA CORE」に変更されている。
|
| ステージ7:泡 |
|
![ボス:ハニーみかよ]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| ビューティフル・ギャルズ |
「くるみ割り人形」より「花のワルツ」(ピョートル・チャイコフスキー) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| ボスBGMだ! |
熊蜂の飛行(リムスキー=コルサコフ) |
|
| 備考 |
- 「グラディウスIII」2面(泡ステージ)をパロディにしたステージ。泡に入ったバニーガール(ビューティフル・ギャルズ)がこちらへ矢を飛ばしてくるので注意。「極上パロディウス」ではこの一員だった「ひかる」「あかね」がプレイアブルキャラとして登場する。
- FC版ではこのステージが削除されている。
- ボスは半裸の金髪美女「ハニーみかよ」。手のひらから泡に包まれた敵を飛ばして攻撃してくる。被弾時の「オ~ウ❤」というセクシーなボイスは、ビューティフル・ギャルズやちちびんたリカの「ワ~オ❤」と並んでTV番組などでよく使われている。
|
| ステージ8:氷 |
|
![ボス:プーヤン]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| もっとも北の国から'90 |
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 第3楽章(フェリックス・メンデルスゾーン)
双頭の鷲の旗の下に(ヨゼフ・フランツ・ワーグナー) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| ボスBGMだ! |
熊蜂の飛行(リムスキー=コルサコフ) |
|
| 備考 |
- 凍った洞窟が舞台のステージ。ステージの途中で水に入る場面があり、水中では自機のスピードが1段階落ちる。水中では熱帯魚型の敵が大量に登場し激しい弾幕を張ってくるので、ベルパワーの菊一文字などが有効。
- 道中には「沙羅曼蛇」のゴーレムが氷漬けになって浮かんでいる。FC版では氷のブロックに変更されており、色の違うブロックに触ると4面の火山をモチーフにした隠しステージに入ることができる他、AC版で氷漬けになっていたゴーレムも隠しステージの雑魚敵として復活している。
- PCE版ではこのステージが削除されている。
- ボスはハリセンボンの「プーヤン」。棘を飛ばして攻撃してくる。撃つたびに大きくなり、最終的には画面を覆うほど大きくなって破裂する。
|
| ステージ9:墓場 |
|
![ボス:吉原ダユー]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| ナイト・オブ・ザ・リビングデッド |
「ペール・ギュント」組曲より「山の上の魔王の宮殿にて」(エドヴァルド・グリーグ)
「白鳥の湖」より「情景」(ピョートル・チャイコフスキー) |
| 中ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| クライシス第4楽章 |
交響曲第9番 第4楽章(ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| 吉原太夫のテーマ |
「ウィリアム・テル」序曲より「嵐」(ジョアキーノ・ロッシーニ) |
|
| 備考 |
- MSX版パロディウスの5面と同じく、墓場を舞台にしたステージ。MSX版と同じく「白鳥の湖」がBGMに使用されている。曲名の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」は1968年のホラー映画の題名である。
- 道中に登場し、頭蓋骨を飛ばして攻撃してくる「ガチャピン」という雑魚敵は、破壊すると骨を数個撒き散らす。
- 頭に旗を立てた巨大な魚の骨「ハタボー」は弾を撃たないものの、骨らしくかなり硬い。
- 後半からは雨が降り始め、自機も傘をさす。また、骨を連射してくる手強い敵「ジュリアーノ」が登場する。こいつもガチャピン同様に破壊すると骨を撒き散らすので非常に厄介。
アイアンメイデン
![アイアンメイデン]()
- ボス前にはグラディウスシリーズに登場する特攻兵器「アイアンメイデン」をパロディにした、唐傘お化け型の「アイアンメイデンMk-III」が登場する。適切な位置取りで連射していれば怖くないが、むしろ上下に登場するガチャピンが厄介である。
- ボスは「吉原ダユー」。鬼火や体当たりで攻撃してくる。名前は江戸の遊郭「吉原」、遊女の最高位「太夫」が由来。
- FC版ではこのステージが削除されているが、ステージ3(遊園地面)から入れる隠しステージが似た構成になっており、ステージボスとして吉原ダユーがデフォルメされたような「ヨツヤQのツボネ」が登場する。名前の由来は四谷怪談、オバケのQ太郎、女性の名号(局=つぼね)。
|
| ステージ10:要塞 |
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![ボス:ゴルゴダ・タコベエ]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| タコの要塞のテーマ |
Final Attack(コナミ矩形波倶楽部) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| ゴルゴダ・タコのテーマ |
Aircraft Carrier(コナミ矩形波倶楽部) |
|
| 備考 |
- 「グラディウス」最終面をパロディにしたステージで、構造や敵の配置、BGMが同じになっている。ちなみに「極上パロディウス」最終面は「グラディウスII」最終面、「実況おしゃべりパロディウス」ではSFC版「グラディウスIII」最終面をパロディにしている。
ゼロスブレイン
![ゼロスブレイン]()
- 後半では「グラディウス」の電磁バリアをパロディにしたシャワー型メカ「シャワラン・ビューティー」が登場する。シャワーから落ちる水滴にも判定が有るなど、本家よりも厄介な仕様となっている。無理に中に入らず、画面右下で雑魚を処理しつつやり過ごした方が良い。
- ラスボスは「ゴルゴダ・タコベエ」。「グラディウス」のラスボス、ゼロスブレインをパロディにしたキャラで、本家同様何も攻撃してこない。磔にされている足を攻撃するか、一定以上ダメージを与えればクリア。名前はキリストが磔にされた「ゴルゴダの丘」に由来するものと思われる。
- FC版グラディウスの要塞ステージは大人の事情で電磁バリアがカットされ、ゼロスブレインも攻撃を与えられず自爆を待つのみの存在になっていたが、FC版パロディウスだ!ではAC版のシャワラン・ビューティーとタコベエの仕様が再現され、ある意味FC版グラディウスのリベンジ戦とも言えるステージになっている。この「本家グラディウスシリーズの移植版で出来なかった事を、後にパロディウスシリーズの移植の際にリベンジする」という事象は、「実況」の最終ステージでも見る事が出来る。
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関連ピコカキコだ!
関連項目だ!
| パロディウスシリーズ一覧 |
| パロディウス - パロディウスだ! - 極上パロディウス - 実況おしゃべりパロディウス - セクシーパロディウス |