コナミアミューズメント

株式会社コナミアミューズメントとは、コナミグループの一会社である。主に遊技機（パチンコ・パチスロ）を担当している。

関連する事業であれば家庭用・業務用を問わない他、ゲーミングPC製造部門など一部家庭向けハードウェア関係も担当する。

概要

元は、株式会社コナミデジタルエンタテインメント アーケードゲーム事業と、高砂電器産業株式会社を合わせて生まれた会社である。

2016年8月5日に高砂電器産業がコナミアミューズメントとなり、11月に吸収分割される形でアーケードゲーム事業が入った。本格始動は11月以降である。

2017年4月1日には、KPEと旧高砂電器産業株式会社が共同出資し、KPE・高砂電器産業の各営業部門を移管した「KPE・高砂販売株式会社」を吸収合併している。そのため、4月1日以降はKPE作品もコナミアミューズメントを通じて供給されている。

事業再編以降の開発商品・アップデートは、2016年12月頃までにコナミアミューズメント名義に変更されていた。

2025年10月1日をもって、主要アーケードゲーム事業は「株式会社コナミアーケードゲームス」へ移管された。コナミアミューズメントは引き続き存続し、アーケードゲーム筐体を含む製造と、遊技機の開発を継続している。

事業再編理由

2016年8月5日付けで発表された理由としては、「BtoB」の事業を一本化することによって合理化を目指す、というものがある。また、アジア地域向けの開発・研究を見据えた合併である、とも書かれている。

しかし、第一報発表と同日付けで、コナミグループ内で生じていた借金50億円分の帳消しも発表されている。こちらは、電子マネー「PASELI」を継承するにあたり、累積欠損金を減少させて、純資産額1億円以上という条件を満たすため行われたものだと発表されている。この借金は高砂電器産業株式会社が発生させていたものであり、帳消しするためにこの再編を行った可能性も少なからずある。

主な作品・事業

以下、本格始動（2016年11月）以降も新規開発・バージョンアップされているシリーズのみを掲載する。旧高砂電器産業については、商品一覧で、最下部に「コナミアミューズメント」と表記されているものを対象とする。

旧コナミデジタルエンタテインメント アーケードゲーム事業

※2025年10月以降、本事業はコナミアーケードゲームスへ移管された。以下は移管前にアップデートが終了したタイトルの一部である。アップデートが終了していても、それ以降コナミアーケードゲームスへ書き換わった場合は移管とする。

• ビシバシ シリーズ：ビシバシチャンネル
• 武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター
• 子供向けカードゲーム シリーズ
  • オトカ♥ドール
  • ドラゴンコレクション（新規展開はコナミアミューズメント移管前に終了）
• プライズゲーム
  • ヒエヒエペン太 シリーズ：極寒ヒエヒエペン太以降、トレジャーロード、プクレ
  • コナミデジタルエンタテインメント時代には製作しておらず、コナミ時代には数種類製作した程度

旧高砂電器産業

一部パチスロ機種はFEATURE Premium シリーズとして、メダルゲーム版もリリースしている。

• 麻雀格闘倶楽部 シリーズ（パチスロ機種 参 以降、元KPE）
• マジカルハロウィン シリーズ（6以降、元KPE）
• 戦国コレクション シリーズ(『戦コレ！ ［泰平女君］徳川家康』以降、元KPE)
• MillionRoulette
• GI優駿倶楽部 シリーズ（パチスロ機種 2以降、元KPE）
• 実況BINGO倶楽部
• ゴールドマックス 限界突破!!!!!
• ドラゴンホイール
• ミリオンヴィーナス
• スカイガールズ シリーズ（～ゼロノツバサ～以降）
• ～ガールズケイリン～ GIフェアリーグランプリ
• その他桃太郎電鉄・武装神姫関連など

マジカルハロウィン6より以前のKPE作品は、大百科記事『KPE』などを参照。

新規事業・サービス

• ARESPEARブランド（ゲーミングPC・ヘッドホン・その他周辺機器）
  
  • ゲーミングPCに該当するARESPEAR Cシリーズは、esports 銀座 schoolに生徒用PCとして配備されている。ただし値段が不評だったこともあってか販売終了済。
  • 2020年にブランドサイト更新停止、2025年9月までには全製品販売終了により新規展開終了と考えられる。ブランドサイト自体は名目上コナミアーケードゲームス側に移管しており、ARESPEAR CシリーズのLED制御用Webサイト等のサポートはそちらで継続の可能性大。
• e-slot+
  
  • パチンコ・パチスロでのコナミアミューズメントタイトル総合データ保存アプリ。e-amusementはもちろん、KONAMI IDとの互換性もない。貯めたポイントはキャンペーン応募などに使用可能。
  • なお、以前はKONAMI IDが必要で、Webブラウザからの操作が必要であった「パチンコ・パチスロ実機連動サービス」を展開していたが、e-slot+の配信に伴いサービス終了。

関連リンク

• コナミアミューズメント
  • 企業情報
  • パチンコ・パチスロ製品情報
• グループ会社の事業再編及び連結子会社の債務免除に関するお知らせ（PDF） - 2016年6月5日付けのプレスリリース

関連項目

• コナミ
  • コナミデジタルエンタテインメント
• BEMANI
• マジカルハロウィン
  • KPE開発、コナミアミューズメント販売。