リョウマ(ファイアーエムブレム)とは (リョウマとは) [単語記事]

リョウマ(ファイアーエムブレム)とは、ゲーム『ファイアーエムブレムif』の登場人物である。

CV：中村悠一

概要

白夜王国の第一王子で、カムイの兄。神器『雷神刀』の継承者であり次期白夜王。
幼少時に暗夜王国国王ガロンの騙し討ちにより目の前で父スメラギ王が殺され、そしてカムイが攫われたのを期に弱かった自分を恥じ強くなる事を誓った過去がある。
道徳的な武士道精神を尊び、常に自分を厳しく律する人格者である。一方で、反乱軍と呼応するために我が身一つで単身暗夜王国へ乗り込むなど、無茶なことも行う豪胆さも併せ持つ。
部下は忍者のサイゾウとくノ一のカゲロウ。息子は刀より強いという理由で槍術士の道を選んだシノノメ。
誕生日は5月1日。

暗夜王国の王子であるマークスに似ていると言われた時は真っ先に否定し、「自分のほうが顔が整ってる」と堅物な彼にしては珍しい発言をしている。マークスがカナヅチであるのに対し泳ぎは得意であり、素潜りのまま魚を手掴みで捕えるほど（ちなみに水着は赤フンドシ）。肝試しは怖くないが、後ろから脅かされるのは不意打ちのようで嫌いとの事。焼き鳥は柚子胡椒派。

軍の中で一番、諦めが悪い。

その兜や髪型から、「海老」「伊勢海老」と言われ、海外のユーザーからも「ロブスターサムライ」と言われている。
しかしユニットとしての破格の性能から『強い海老リンク』を持つに至った。

ユニットとしての性能

本作屈指の強ユニットである。

初期兵種はこれまでのソードマスターにあたる上級職の「剣聖」。
中盤に差し掛かろうとする頃で参入し、その強さを存分に発揮する。
魔力以外の能力が軒並み高水準で、専用スキルである「武士道」も後衛の味方のレベルが自分より下の場合に攻撃・防御・必殺確率が上がると言う発動させやすいものとなっている。
その強さは、防陣でレベルの低い味方を後衛にして、適当に敵に向かって放り投げるだけで敵の一団は蒸発するほど。
奥義であるケンカキック崩し蹴りからの振り下ろしで屍の山を築く姿はまさに一騎当千である。
中盤こそ経験値ダイソンになりかねないが、成長率も悪くなく終盤でもアタッカーとしても運用できる。
極めつけは専用装備である「雷神刀」。ノーデメリットで間接攻撃が可能で、力が+4される優れもの。
仮に体力が半分以下になろうとも、スキル「待ち伏せ」を持っていれば大抵の敵は返り討ちにできる。

暗夜王国編ではこのスペックのまま敵として登場する。
幸いにも、終盤以外では戦わずに済むように救済措置が取られているので、自信のない人はスルーするといい。
最期の戦いで25ターンも待ってくれるのはやはりカムイへの優しさなのか…。

透魔王国編でも中盤で対峙することになるが、間違っても相手にしてはいけない。回避率が高く常にクリムゾンと攻陣を組んでくるため、スルー推奨である。

もう1つの資質は天馬武者。しかし肝心の雷神刀を扱えないという問題があるため、スキル習得目的以外でなる必要はほぼない。スキルも侍と剣聖で習得できる物だけでほぼ完成と言っていいが、さらなる強化を望むなら「先手必勝」「広所突撃」「居合一閃」などの攻撃力を底上げするスキル、三すくみで不利な相手を克服するスキル「槍殺し」「暗器殺し」等が有効。

ファイアーエムブレムヒーローズ

マークスが暗夜王国勢を率いているのに対し、こちらは白夜王国勢を束ねて初期から登場。現在通常版、伝承英雄版、浴衣版の3種類が存在する。

白夜の侍

通常版。兵種は剣歩兵。

マークス、アイク、漆黒の騎士、ゼルギウス同様専用武器「雷神刀」が遠距離反撃の効果を持つ。その中でも速さが高く、苦手な青魔法相手でも極端に速さが高いか、超火力でもない限り1発はなんとか耐えられるという利点を持つ(アイクはまだしも、マークスは反撃で倒せないと高確率で追撃もらって死ぬ)。

一発受けて反撃するという性質上、Aスキルの「攻撃の覚醒」とはそこそこ相性が良い。
奥義は原作同様「流星」。元々攻撃が高いため数字上は噛み合ってはいるが、流星の奥義カウントが4とやや重く、肝心の耐久面もそこまで高くないため実用面で足が出やすい。
Cスキルはターン開始時に隣接する味方の速さを上げる「速さの鼓舞」。

覇天の白夜武者

伝承英雄版。兵種は剣飛行。伝承英雄の属性は水。

原作で登場した金鵄に跨り、金鵄武者では本来扱えない(原作では弓・槍)雷神刀を操る。ステータスは魔防を削り、攻撃に回した状態で、それ以外はほぼ同じ。

飛行系故に戦場を縦横無尽に駆け巡ることが可能で、Cスキルに「空からの先導」を持つため、近くの歩兵・重装兵の移動をサポートできる。支援スキルで「引き戻し」あたりを継承すれば味方を大きく移動させることも可能。
攻撃面では奥義が「凶星」になり、奥義を連発させやすい他、Bスキルの「武士道」で奥義発動時に扇によるダメージが+10されるため、恐ろしい火力を発揮する。また、攻撃された際、戦闘中攻撃と速さが上がるAスキル「鬼神飛燕の構え」を持つため鬼に金棒。

弱点としては飛行特効が発生すること、魔防が20を下回り通常版マークスと同程度になったため、通常版よりも青魔法を受けにくくなっていること。前者に関しては「アイオテの盾」の聖印が登場したため対策可能ではあるが、後者はバフをかけても正直焼け石に水なので青魔法は殴って倒せる状況でもない限り相手にしない方が良い。

浴衣の侍

浴衣版。兵種は青暗器歩兵。

盆踊りシーズンの実装のためか、踊り子同様味方を再行動させることが可能。
しかし、踊り子&暗器という総合能力がかなり低くなる組み合わせであることが最大のネック。その影響もあって防御面は悲惨だが、攻撃・速さはある程度のラインにはいる。

専用武器「青天の舞扇」は重装特効を持つ他、自分と相手の戦闘順を入れ替えるスキル(待ち伏せなど)を無効化する効果を持つ。それに加えて「相性激化」と「守備の封印」を持っているため、いざというときにはぶん殴れる程度の火力は持っている。ただし相性激化を持つ関係上緑属性にはほぼ無力。

ちなみにスキル継承で他の暗器を継承した際、継承した武器も青属性の暗器として扱われる。歩兵に特効を持つ「秘毒の暗器」を継承させると剣歩兵に強気に出れる・・・かも。

ファイアーエムブレム無双

ファイアーエムブレム無双にも登場。クラスは剣聖→白夜王。固有スキルは「流星」。

日輪の城できょうだいの捜索を指示しつつ、城を包囲している暗夜軍と交戦。きょうだいと合流したシオン達に救出された後、彼らにきょうだいを託し、カムイの捜索に戻った。その後、大平原にてマークス率いる暗夜軍と行方不明のカムイをめぐり一触即発の状況であったが、下のきょうだい3人ずつと合流したリアン・シオン姉弟たちアイトリス軍と交戦し、鎮圧されるも、消息を絶つ。その後アイトリス軍の捜索により王領の森にて発見されるも、暗夜王国の外道軍師マクベスにカムイ、マークス共々洗脳された状態で襲いかかる。マクベスを倒すことで洗脳が解け、暗夜王国と一時的に和解、アイトリス軍と合流することに。

ちなみにこの洗脳された状態、素のステータスが爆発的に上昇している上、攻撃しても一切ひるまない。要約すると虎牢関の戦い(三國無双)の呂布状態、しかもその状態の3人が同時に襲いかかってくるというどうあがいても絶望な状態。とにかく無視してマクベスをぶちのめすべし。カムイとマークスはそれぞれ竜特効、騎馬特効を持つためまだダメージの与えようはあるが、リョウマには特効がないため冗談抜きに呂布。「三すくみ激化」や「剣殺し」の武器特性をつけていても手こずる。

ステータスは力・技・速さ・幸運に特化した攻撃重視のステータス。ここに攻撃モーションを高速化させる固有スキル「流星」を合わせることで、「三すくみなぞ知るか」と言わんばかりに相手を一方的に殴ることが可能。原作で無双していると言われた男はこっちでも無双していた。
弱点は守備と魔防が若干低いため、殴られると手痛いダメージを貰いやすいこと。しかし、低いとはいえどそこまで酷くはない値であり、なおかつ幸運が高いため「大盾」「聖盾」である程度なんとかなってしまう。