千代田桃とは、漫画およびTVアニメ「まちカドまぞく」に登場するキャラクターである。
CV:鬼頭明里
6年前に世界を救った魔法少女。A型で好きなものは筋肉・有酸素運動・修行・猫・うどん・たまさくらちゃん。シャミ子こと吉田優子と同じ桜ヶ丘高等学校に通っている。
物語の開始時点では長らく魔法少女としての活動をしていない状態であったが、ダンプカーに轢かれそうになったシャミ子を助けるため咄嗟に変身、片手でダンプを止め窮地を救う。
これを切っ掛けにシャミ子とは宿敵という間柄となり、多魔市を舞台に繰り広げられる様々な騒動に彼女と共に関わっていく事となった。
街での出来事を通して自身や周りの人物についての謎も明らかにされていく様になるのだが、それに伴いシャミ子との関係もまた……
基本的にはクールながらも真面目で面倒見の良い性格をしている。合理的な思考で動くため、癖の強い町の住人たちには振り回されがち。ただ自分の好きな事(筋トレやたまさくらちゃんやシャミ子等)が関わると恐ろしくのめり込む性質であり、近しい人たちからはちょくちょくドン引きされている。
殊更コミュ障という訳ではないのだが、シャミ子とは生活環境やセンスの違いなどから会話でズレが生じる事が多々あり、地雷を踏み抜く場合もしばしば。また、話がややこしくなると肉体言語に訴えるという悪癖を持つ。
身体能力がズバ抜けているだけでなく学業においても成績優秀であり、更にはパソコン操作やお裁縫も得意など全体的に卒なくこなす器用な人物。
但し料理に関しては非常に不得手としており、彼女が卵を割れば怪物質が生まれ、手づから握ったおむすび(ピンク色をしたウニ)を食した者は自己防衛として己の記憶を封印するといった愉快な結果を残す事になる。そのせいか普段の食事も雑に済ましていたのだが、栄養バランスを危惧したシャミ子が通い妻宿敵として世話を焼き始めてからは充実した食生活を送れる様になった。「シャミ子?今日のご飯何?」
剛いもの堅いもの雄々しいもの。それは千代田桃が纏う筋肉の鎧である。
桃の趣味であり、最早ライフワークと化している修行によって鍛え上げられたそれは、握力測定器を振り切り50mを3秒で走破し鉱山車両用タイヤすら軽く持ち上げるなど、他の魔法少女からしてもドン引き驚愕するまでの領域に達している。
本人は「トレーニングは魔力を上げるため」「あくまで干渉するのは魔力で、気合と筋肉は補助的なもの」と頑なに弁明しているが、周囲からの疑念は絶えない。
トレーニング内容としては(見た目30kg以上の)ダンベルを使ったエクササイズや朝フル(朝からフルマラソン)といった基礎的なものから、柔道や詠春拳やカンフーといった格闘技を修めるまで多岐に渡る。
また自分だけでなく他者を鍛えるのも好みであるようで、作中ではシャミ子が自分自身を守れるよう鍛錬を施している。
基本的にはシャミ子の体調とスペックを慮ったメニューを課しているのだが、時たま限界の向こう側まで達しようとする事があり、その度にシャミ子はガン逃げする羽目に陥っている。
桃が魔法少女に変身した姿。ピンク色を基調としたフリフリでヒラヒラな如何にもな魔法少女らしいコスチュームになる。
この状態になるとただでさえ凄まじい身体能力が更に強化され、突進してきたダンプカーを片手で止めたり鉄の扉を容易くひしゃげさせたりする程の膂力を発揮できる様になる。魔法とはいったい……
力によるゴリ押しが主体であるのは本人も認める所であり、にわかには信じがたいがこれでも「魔法少女としては弱いほう」であるとの事。
実際には暴力以外にもフレッシュピーチハートシャワーというビーム的な攻撃や、ハートフルピーチモーフィングステッキというアイテムによって色んな職業の人に変身できるなど、魔法少女らしい能力も習得している。
高1となった今では色々キツいと本人は感じ始めているのだが、小学校の頃は変身の際にクルッと回ったりウインクしたりとそれはもう魔法少女の鑑というべき可愛らしさであったそうな。知己であるミカン曰く大天使だったとの事だが、桃にとってはその辺りも黒歴史になっており多くは語られないままである。
桃の飼い猫。CV(鳴き声)は七瀬彩夏。シャミ子の尻尾がお気に入りでよくガジガジしている。
実は光の一族の遣いが憑依した猫であり魔法少女の案内役、いわゆるマスコット的存在である。
昔はナビゲーターとして桃のアシストをしていたが、桃が長年やる気を失っていた事と、憑依先である猫が年寄りになってしまったため、現在はほぼただの猫として余生を過ごしている。
今でも機嫌が良いと「時は来た(CV:仲野裕)」という神託を渋イケボで授けてくれる……のだが、最近はボケも来ているのか言葉はコレしか口にせず、宅配の人や獣医さんにまで言いふらしているらしい。
(以下ネタバレ反転)
とある理由でシャミ子が桃の夢に潜り込んだ時にも登場。
その際は可愛らしい猫の姿ではなく、36万5000の目が一と名乗る天使の衣を纏い頭だけが猫になった筋肉モリモリマッチョマンの変態(要はアニメOPの怪物大集合の中にいるアイツ)としてシャミ子の前に立ちふさがった。
その正体は契約の天使メタトロンの化身。この状態では荘厳で物々しい喋り方をしており、これがメタ子本来の性格であったと思われる。またこの際、かつては桃の姉である千代田桜に仕えていた事が本人の口から語られた。
桃の姉であり、かつて魔法少女としてせいいき桜ヶ丘を守護していた人物。現在失踪中。
厳密には義理の姉。桃は元々孤児であったのだが、魔法少女としての素質がある事が判明したため桜が引き取ったという経緯を持つ(主要人物に設定されている誕生日が桃には無いのも恐らくこのため)。
ミカンが言うには「奇麗で強くて大雑把」な人。結界や封印といった魔力干渉のスペシャリストであり、吉田家に結界を張ったのもミカンの呪いを緩和したのも彼女である。
また小手先ばかりでなく、サクラメントキャノンという壁に大穴を開ける技も使えるなど魔法少女としてのスペックは非常に高かった事が窺える。
同じく魔法少女となった桃と共に活動していたが、10年前に「天災みたいなの」が来るから気をつけてという言葉を残し消息を絶つ。姿を消した後も彼女が施した魔法の多くは今もせいいき桜ヶ丘で機能しており、桃とシャミ子は町のあちこちでその足跡を辿る事になる。
桃やシャミ子を始めとし、作中に登場する人物の殆どと根源レベルで深い関わりを持っており、桜が過去に何をし、彼女のいない今をどうすべきかが物語の鍵となっている。
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最終更新:2025/12/11(木) 02:00
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