志々雄真実 単語


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シシオマコト

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所詮この世は弱肉強食

強ければ生き弱ければ死ぬ

志々雄真実とは、週刊少年ジャンプ連載の剣客漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』およびそのアニメ版に出てくる悪役キャラクターである。炎を操る悪のカリスマ。

概要

  • 生年月日:1848年8月
  • 身長:170cm
  • 体重:59kg
  • 血液型:O型
  • 星座:獅子座
  • 出身地:京都府
  • 好きな言葉:弱肉強食
  • 嫌いな物:弱者
  • 趣味:湯治
  • 流派:無限刃
  • 装備:仕込み杖、無銘の日本刀→業物の日本刀

志々雄真実

『るろうに剣心』京都編のラスボスで、弱肉強食を自らの「正義」とする名悪役。新井赤空の最終型殺人奇剣「無限刃(むげんじん)」をひっさげ、十本刀と呼ばれる凄腕の剣士たちを率いて“国盗り”を目論む包帯ずくめの異形の剣客。モデルは新撰組局長・芹沢鴨とされ、単なる暴虐の主ではなく風流を解する粋な男として描かれている。
風流さを持ち合わせながら、額には奇襲対策に鉢徹を仕込んでおり、爆薬を仕込んだ手袋を着用。

かつて幕末の風雲のさなか、主人公・剣心の後を引き継ぐ形で、長州派維新志士お抱えの“人斬り”となる。剣心が新時代を築くという理想から人斬りに身を投じたのに対し、志々雄は当初から国盗りの野心を抱いていた。多くの要人暗殺など汚い仕事をこなしたが、それらの事件が表沙汰になることを恐れた新政府によって騙し討ちにあい、昏倒させられたところに全身を油をかけられた上で炎に焼かれ、全身に大火傷を負う。死んだかと思われていた志々雄だが、ようやく平和を取り戻しつつあった明治の世に蘇り、明治政府に“戦争”を仕掛けるべく動き始める。軟弱な明治政府に代わり、西欧列強にも対抗できる強い国を作るという「正義」のために――というのが京都編の大枠。

だいたい詳しいことは案の定wikipediaあたりで読んでほしい。

死の淵から蘇った志々雄は、全身の火傷を包帯で覆っている。このため作中で素顔を晒した場面は回想場面を含めても数える程しかない。この火傷で汗腺が死滅し放熱のできない身体となったため常時異常な体温を纏っており、剣気が昂ると体温が上昇し続けてしまう。体温調節のできない体ゆえ、15分以上全力で戦う事ができず、この限界を超えるとどうなるか解らないと言われていた。志々雄自身が圧倒的な力を持ちながら、十本刀や一大兵団を率いている大体の理由も、これにあたる。
ちなみに最期は全身の体温が高まり続けた結果、人体発火を起こしてしまい、高笑いと共に跡形も無く消滅した。

作中では参謀役の佐渡島方治、夜伽役の駒形由美を伴っている場面が多い。

志々雄一派壊滅後は配下だった十本刀がそれぞれの道を行く中、明治政府に絶望し自殺を図った方治が今際の際に見た夢の中で志々雄と再会した。「無限に広がる暗闇と白骨の砂漠」で構成された地獄でも由美を伴い、今度は閻魔大王を相手に地獄の国盗りをする、と方治に告げ、彼が同行するところで閉幕となっている。
また、続く人誅編でも縁に薫を殺害された剣心の夢の中に志々雄が姿を見せており、絶望の中でうずくまり続ける剣心を地獄から嘲笑いに来たところへ「早く連れて行ってくれ」と告げられた志々雄は「誰がてめえなんか」と断りながらも「だが、どうしてもというなら連れて行ってやってもいいぜ」「剣も人生もすべてを捨て、全部が取り返しのつかない過ちだったと認めれば・・・」と、剣心を一時は地獄へ誘う手引きもして見せた。(その後剣心は、オイボレの手助けで破滅への誘惑を振り切り、再復活を果たすのだが。)
死してなおも、他人の意識の中にまで幻影として姿を現す様はまさに「炎を統べる悪鬼」である。 

 

2014年にはジャンプSQにて、実写映画の公開に伴い志々雄を主人公に据えたスピンオフストーリー「るろうに剣心裏幕・炎を統べる」が掲載された。志々雄と由美の、吉原の遊郭での出会いなどを描いた京都編の前日譚にあたる。
同年10月3日には、同名のノベライズ作品も発売。上述の読み切り漫画も一緒に収録されているほか、こちらのストーリーでは本編中で語られなかった十本刀との出会いなどが補完されている。 

名前は志を同じくする雄と書いてシシオ、真実と書いてマコト。キワミ系動画で言うCCO(マーコートーシーシーオー)である。

なお、火傷を負う前の姿はSNKの格闘ゲーム、『侍スピリッツ(サムスピ)』に登場する牙神幻十郎に酷似しており、作者自身が幻十郎をモデルにしたと語っている。

実写映画版では京都編二部作の首謀者として登場し、連載当時にも指摘のあった点の一つである「日本征服を狙うなら京都より首都東京府を落とす方が先ではないのか?」という部分が「京都大火をフェイクとして囮にし、煉獄に乗せた本陣は明治政府を奇襲する」という形で映像にされ、策士な面も見せている。また、剣心の事は終始嫌味を込めて“先輩”と呼ぶといった面も他の媒体とは異なっている。その戦闘力も剣客4人と対峙してまるで苦戦せず、ダメージらしいダメージは自身の肉体限界から来るものが殆どで、飛天御剣流奥義天翔龍閃のみが決定打となって決着するなどかなりの強敵として描写された。

担当声優・俳優

  • 池田政典(1996年版アニメ)
  • 藤原竜也(実写映画版)
  • 黒羽麻璃央(ミュージカル版)
  • 古川慎(2023年版アニメ)

悪のカリスマとしての志々雄真実

自らの欲望に忠実で、なにものにも縛られず、決して揺らがぬ信念を持ったカリスマ溢れる悪役として描写されており、人気は高い。作者・和月伸宏の思い描く、悪の美学の集大成であり、彼が倒される姿はどうしても描きたくなかったらしい。原作でも、最期は剣心達によるトドメの一撃ではなく先述の通り、体温上昇の臨界点による人体発火という結末で決着していて、和月はこれを「志々雄の勝ち逃げ」と称している。
(事実、作品中で剣心が唯一勝てなかった相手でもある)

戦闘ぶりもまた、剣心が放った奥義・天翔龍閃を作中で最初に捌いて(破って)みせたばかりか、剣心が満身創痍の状態だったとはいえ天翔龍閃を喰らってもなお勝利への執念から立ち上がってきた事からもおわかりだろう。
後述に記す火炎殺法以外にも、先の戦闘で見切っていた剣心の攻撃を片手で受け止め、掴みかかったところへ「剣心の首元に噛み付く」という過激な攻撃も披露した。もしかすると紅蓮腕よりも殺傷力があるかもしれない。

ジャンプ漫画の歴史の中でも、これほどまでに長く強烈に読者の印象に残っている強敵はラオウ、悪魔将軍、フリーザ、戸愚呂弟、大魔王バーン、カスケード、DIOなど、けっこういるが、それでも歴史に名を残す屈指のボス敵であろう。

DS用ゲーム「ジャンプ・アルティメット・スターズ(JUS)」でも強力なサポートコマとして登場している。

ニコニコ動画などにおける志々雄真実

ニコニコ動画では「各国の『フタエノキワミ、アッー』を検証してみる」動画で人気を博した。詳しくはCCO、フタエノキワミなどの項を参照。「めけーも!」「強姦パウダー」などの空耳が定番。

どうしても相楽左之助の陰に隠れがちだが、もっとも有名なフタエノキワミ動画における一連のシークエンスは①志々雄VS剣心→②志々雄VS斉藤→③志々雄VS左之助→そして最後に④蒼紫が登場するシーンまで出ずっぱりであり、登場している時間の長さも空耳の数もダントツである。

キワミ系以外では、2009年に幻想入りを果たして話題を呼んだ。

また、ニコニコとは直接の関係はないが、MUGENにおいても良キャラとして人気が高い。さらにまったくの余談だが、ニコニコ動画の人気キャラにはマコトという名前が多い気がする(例:伊藤誠、菊地真、紺野真琴)など。

秘剣(シークレットソード1~3)

愛刀の「無限刃」を利用した火炎殺法で剣心らを苦しめた。
新井赤空の最終型殺人奇剣である「無限刃」の刃は非常に細かい鋸状になっており、過去に斬ってきた人間の脂が刀身に染み込んでいる。これを大気との摩擦熱で発火させることにより炎を纏った斬撃を繰り出し、「斬る」「焼く」という2つの属性のダメージを同時に与える攻撃を実現する(焼いたら斬り傷のほうがふさがって逆に相手のダメージは減るんじゃないかというツッコミは野暮である)。弱者を糧に強さを高める「弱肉強食」の正義を正に体現した技である。
凡ボスにありがちな、主人公に追い詰められて汗ダラになることが最後までなかったあたりもさすがのカリスマ。汗をかけない体だからという事情もあるとはいえ。
志々雄自身の基本性能が高いため、必殺技どうこういうイメージはあまりないかもしれないが、以下に代表的な必殺技を紹介する。

技名 内容
壱の秘剣「焔霊(ほむらだま)」

先述の原理により、無限刃を発火させて斬る技。
空中を舞う炎で相手の目を晦ます効果もある。
原作21巻(回想)を見ると、
剣心の後を継いだ時点で既にこの技を操るようになっていたようである。

弐の秘剣「紅蓮腕(ぐれんかいな)」

手の甲に仕込んだ少量の爆薬を焔霊で点火し、爆発を起こす。
剣心の胸倉を掴んでこの技を叩き込み、一時は剣心を戦闘不能にした。
なお技のモチーフは『サムライスピリッツ』の風間火月の技「大爆殺」。
名前のモチーフは同じく火月の「紅蓮脚」。
描写が大爆殺と似すぎている(というよりそのまま?)この技について、
作者はSNKに対して単行本の中で謝罪している。
「売れんかいな」ではない。

終の秘剣「火産霊神(カグヅチ)」

無限刃の発火能力を切っ先から鍔元に至るまで最大限に開放し、
刀身全体を包む巨大な火柱を以って斬りつける大技の模様。
しかし本編では剣心の放ったとの打ち合いにより、1度目を防いで火を纏ったところで仕掛けようとするが、その間の隙封じに巻き込まれ仕損じる。

※掲示版情報によるとゲーム版では披露していました。

 

そして2014年にジャンプSQで掲載されたスピンオフ「炎を統べる」にて、ようやく技の全貌が披露され、爆炎と共に相手を燃やし尽くした。

関連静画

関連項目

  • るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-
  • ラスボス
  • カリスマ
  • The Last Wolf Suite~志々雄真実の組曲~
  • 駒形由美
  • 十本刀
    • 瀬田宗次郎
    • 佐渡島方治
    • 悠久山安慈
    • 魚沼宇水
    • 本条鎌足
    • 沢下条張
    • 不二
  • 緋村剣心
  • 相楽左之助
  • 四乃森蒼紫
  • 斎藤一
  • 雪代縁 (甲鉄艦の購入先)
  • 牙神幻十郎
  • CCO
  • 弱肉強食
  • ダース・ベイダー - かつての同志に討たれ、全身火傷で異形の姿となるなど共通点が多い
  • 芹沢鴨 - モデルとなった人物
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