新函館北斗駅 単語


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しんはこだてほくと
新函館北斗
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ななえ
Nanae
にやま
Niyama  
しんはこだてほくと
新函館北斗
Shin-Hakodate-Hokuto
きこない
Kikonai

新函館北斗駅(しんはこだてほくとえき)とは、北海道北斗市市渡1丁目にある、JR函館本線と北海道新幹線の駅である。駅番号はH70。

概要

新函館北斗駅
しんはこだてほくと - Shin-Hakodate-Hokuto
基本情報
所在地 北海道北斗市市渡1丁目1-1
所属事業者 北海道旅客鉄道
所属路線 函館本線
北海道新幹線
駅番号 H70
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線(新幹線)
2面4線(在来線)
乗車人員 654人/日
(2019年度)
開業年月日 1902年12月10日
備考
  • 1942年に本郷駅から改称
  • 2016年に渡島大野駅から改称
駅テンプレート

新幹線は2面2線、在来線は切欠けホームを含む2面4線を有する。なお、在来線ホームは1・2番線のみ電化されており、3・4番線は非電化である。また、切欠けホームの1番線は「はこだてライナー」専用である。前まで欠番だった2番線(今の2番線とは別)はかつて線路のみの側線として存在したが、後述の電化工事までに撤去された。
このほか、側線が4番線の外側にあり、現在貨物列車の待避線(?)として現役である。
あたりには田畑が広がるが、後述の新幹線工事のため、少しずつではあるが開発が進められている。以前は「渡島大野駅」と名乗っていたが、旧・大野町の中心部からかなり離れているためアクセスは悪い。

1902年に旧本郷村から「本郷駅」として開業。ただし、線路自体は本郷村の反対運動があったことから、旧市渡村に設置された(後に本郷村と市渡村は1900年に合併して大野村となる)。開業当初から駅員配置駅であった。1942年に村名にあわせて「渡島大野駅」に改称。その後、1986年に簡易委託駅となった後に、1992年に無人駅となり、2016年に北海道新幹線開通と同時に「新函館北斗駅」に改称、再び有人駅となった。

新函館北斗駅に改称された現在、函館駅と近いかといわれると、実は17.9km(営業キロ数)離れているので決して近いとはいえない。そもそも現在の駅名や住所を見ればわかる通り、当駅があるのは函館市ではなく、北斗市(旧・大野町)である。北海道新幹線が函館で止まるならここに新幹線の駅を設置する必要は無かっただろうが、ここからさらに札幌を目指す上で、青函トンネルから札幌方面へ自然に方向を変えてかつ一番函館に近いのがここ、ということである(それでも当初は大沼駅付近に設置する計画だったらしい)。

仮称は「新函館駅」だったのだが、北斗市にあるにも関わらず、駅名の仮称が「新函館」となっていたため、いろいろと揉めていた。その辺は後述。

新幹線開業後は、新幹線は2面3線(札幌駅開業までは2面2線)、在来線は2面4線(新たに切り欠きホームを設置)となる予定。連絡改札は新幹線11番線と在来線1・2番線の間、および駅舎上に設置される。この構造により、新幹線11番線から在来線1番線に停車する函館方面のアクセス列車「はこだてライナー」(電車)と在来線2番線に停車する札幌方面の列車(「スーパー北斗・北斗」)に同一ホームで乗り継ぐことができる(この手法は九州新幹線暫定開業時の新八代駅で行われていた)。なお、在来線1番線は当初は3両編成対応ホームとして整備されたが、2015年6月に6両編成対応ホームに延長することを発表している(工事は新幹線開業までには間に合う見込み)。
このほか、新幹線ホームを望む南北自由通路が設置され、北口には新たに駅までのアクセス道路が整備された。

なお、新駅舎については2015年3月29日に在来線ホームを新駅舎寄りに切り替えたため、暫定供用を開始した。新駅舎自体は同年9月3日に完成する予定である。
この新駅舎完成により、跨線橋は取り壊されるが、旧駅舎の「渡島大野駅」駅銘板と煉瓦造りの作業小屋は保存される予定。

駅舎には北斗市観光交流センターが設けられ、センター内では青森県八戸市で駅弁製造を行っている吉田屋による駅弁と飲料を扱うカフェスタイル店舗が営業する予定。南口には北斗繋がりで北斗の拳ケンシロウブロンズ像、道南初のフリーピアノ、そして駅広場の郵便ポストの上にはご当地ゆるキャラのずーしーほっきーが座っている。また北口の田はずーしーほっきーの田んぼアートがされることもある。時折発車案内職人が現れ話題をさらう楽しい駅である。

ちなみに北斗市は北海道で初めて煉瓦が製造された地でもあることから、駅舎の一部には北海道産の煉瓦が使用されていて味がある。

新函館北斗開業に伴い、五稜郭~新函館北斗間(函館~五稜郭間は津軽海峡線開業時に電化済み)は電化され、現状、函館駅までの各駅停車での所要時間25分が17分まで短縮される模様。17分もかかると思う人もいるかもしれないが、函館空港から函館駅に行くバスも大体20分ぐらいかかってるので、他地域からのアクセスとしては妥当な時間である。

なお、最速17分で運行するアクセス列車はこだてライナーはJR北海道の通勤電車733系・3両編成である。北海道新幹線が10両であることを見ると、一見乗りきれないように見えるが、新函館北斗駅まで来た客は函館方面に乗り換える客以外に、特急に乗り換えて札幌方面に行く客と、大沼への観光客がいることが考えられるので、アクセス列車が3両なのは妥当だと思われるが、地元経済界の要望により結局多客期を考慮して、連結して6両にすることもできるように変更している。

わざわざ追加料金を支払いアクセス列車として特急北斗を選択する乗客もいる模様。乗継割引での追加料金がわずかな上、はこだてライナーが通勤用ロングシートの車両であり特急の方が快適性が高いため。他にも自家用車送迎はもちろんタクシー利用者もいるし、割り切ってさっさとレンタカーを借りる人もいるようである。

ちなみに新函館北斗駅~函館駅間は交通系ICカードが一切使えないため、紙の乗車券が必要である。函館市電はnimocaを始めとした交通系ICカードが使えるため、観光客としてはトラップに陥りやすい。
2024年春にようやく同区間がKitacaエリアとなる予定である。

駅周辺

南側は、北斗市によって整備が行われ、駅前広場、公園、住宅地、商業地などが整備された。函館バスによる路線バスの乗り入れやレンタカー営業所、駐車場、ビジネスホテルを併設した商業施設がある。駅のすぐ近くには新函館北斗駅前郵便局が存在する。
なお、新幹線開業前には駅前に乗り入れるバスが1時間に1本程度という有様であったが、新幹線開業に伴い、駅近辺を通るバスの大部分が新函館北斗駅経由に変更されたほか、路線バスの新規開設も行われた。
北海道新幹線開業と同時に、函館と札幌を結ぶ高速バス「函館特急ニュースター号」(北海道バス)と「高速はこだて号」(函館バス、北海道中央バス、道南バス、北都交通)が全便新函館北斗駅への乗り入れている。ターミナルには待合所がなく駅待合所を使う。夜行便は駅待合所さえも閉鎖され過酷なバス待ちを強いられている。

なお、北斗市総合分庁舎(旧・大野町役場)は当駅からは3kmほど離れており、函館バスの利用が便利。またこのバス路線は北斗市役所(旧・上磯町役場)方面へも結んではいるものの、そのエリアに向かうのであれば、道南いさりび鉄道へ乗り換えて清川口駅で降りるのが便利な場合もあるので確認されたい。

駅付近には、ホテルやレンタカー店など旅行者を想定した施設は設けられているものの、それ以外の施設はあまり充実していないので注意されたい。

駅名問題

当駅の北海道新幹線開業後の新駅名の仮称は「新函館駅」となっていた。しかし、当駅が存在するのは函館市ではなく、北斗市であり、駅名と矛盾が生じていた。もともと、仮称がつけられた時は亀田郡大野町であったため、この仮称で問題無かったのだろうが、合併により市になったため、この駅の存在は無視できないものとなったわけである(函館市の玄関口ではあるが、北斗市の玄関口ともなるため。北斗市に有名な観光地がないとか言っちゃいけない)。

北斗市となった後、北斗市の当時の市長が、市議会で「駅名を北斗駅にすべきだ」と発言し、函館市側が抗議。さすがに北斗市の知名度が低いためか、2012年6月15日に、北斗市議会が駅名を「北斗函館駅」とするよう要望する議案を可決。これに対して、2013年3月25日、函館市議会が「新函館駅」とするように要望する議案を可決。完全に対立する状態となった。
妥協案として、2012年に北海道商工会議所連合会の会頭が「函館北斗駅」と駅名案を出したが、事態は変わらなかった。2013年10月29日には函館商工会議所の会頭が「新函館北斗駅」なる駅名案を出したところ、北海道側も調整に乗り出す考えを示し、函館市・北斗市と協議したいとした。その後、ようやく11月25日になって、函館市と北斗市が協議を行うことを決めた。なお、駅名案に関して函館市と北斗市が公式に協議したことは一度も無かった。12月16日には協議が行われたが、それぞれの意見を確認する程度に終わり、協議は2014年4月に持ち越されたが、やはり平行線に終わり、結局地元で案を一本化するのは不可能と言う結論になった。

新駅名は開業1年前(=2015年3月頃)までに北斗市および函館市から意見を聞いて決めるとしており、JR北海道としては2014年6月頃(遅くても夏)に駅名を決定させたい方針であった。また、地元の意見も尊重する方針であったため、北海道に調整を求めるなどしていた。しかし、北斗市と函館市で意見が一致しなくなった以上、最終的にJR北海道が駅名を決定させることになった。その後、JR北海道は禍根が残るのを避けるために、5月に北海道に意見を聞くことを発表し、6月に北海道では折衷案として「新函館北斗駅」案が浮上した。だが、別の駅名を推す意見もあり、6月8日のJR北海道と北海道の会談では北海道側は後日回答するとした。その後、10日に「新函館北斗駅」とすることを要望。11日に正式発表され、「新函館北斗駅」となった。
このような駅名となったのは仮称ではあるが、「新函館駅」と言う駅名が浸透していたこと、駅の所在地が北斗市にあることを考慮した形である(でも「新」はいらなかったんじゃないのとか突っ込んではいけない)(⇒「函館北斗駅」だと既存の「函館駅」があるため「函館」と略す事が出来ないが、「新函館北斗駅」だと「新函館」と略す事が出来る事が真の理由ではないかと言う地元住民もいる)

ちなみに過去に自治体同士で異なる駅名案を出して論争となった例に燕三条駅(新潟県三条市。燕市と対立)や佐久平駅(長野県佐久市。小諸市と対立)などがある。

ミニ新幹線構想

新幹線の札幌延伸とともにミニ新幹線による函館駅方面への乗り入れ構想がある。反対も多く流動的である。

ホーム

函館本線

1 函館本線 函館方面 はこだてライナー
2 特急
長万部・苫小牧・札幌方面 特急・普通
3 特急
函館方面 普通
4 予備ホーム

北海道新幹線

11 北海道新幹線 新青森・仙台・東京方面
12 降車ホーム

隣接駅

函館本線

隣の駅 当駅 隣の駅
七飯駅
(H71)
新函館北斗駅
(H70)
仁山駅
(H69)

北海道新幹線

隣の駅 当駅 隣の駅
木古内駅 新函館北斗駅 新八雲駅(仮称)

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関連項目

  • 鉄道
  • JR北海道
  • 函館本線
  • 北海道新幹線
  • 駅名一覧(北海道地方)
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