新千歳空港駅とは (シンチトセクウコウエキとは) [単語記事]


しんちとせくうこう
		新千歳空港	AP 15

		New Chitose Airport

	みなみちとせ Minami-Chitose

新千歳空港駅とは、北海道千歳市美々にある、JR北海道千歳線の駅である。

概要

新千歳空港駅
しんちとせくうこう - New Chitose Airport
基本情報
所在地	北海道千歳市美々
所属事業者	北海道旅客鉄道
乗入路線	■千歳線(空港支線)
駅番号	◯AP15
駅構造	地下駅
ホーム	1面2線
開業年月日	1992年 7月1日
備考
みどりの窓口有
駅テンプレート

1992年 7月1日に新千歳空港のターミナルビル開業に合わせてターミナルビルの地下に設けられた駅で、千歳線の支線が発着する。駅番号はAP15で、JR北海道で唯一駅番号にアルファベット2文字が用いられる。
当駅の開業に伴いそれまでの千歳空港駅は南千歳駅に改称している。

駅はターミナルビルに直結している為独立したエントランスはなく、みどりの窓口などは地下一階のコンコース部分に集約されている。かつては改札内にトイレは設置されていなかったが、2018年の大規模リニューアルの際、多目的トイレの新設と合わせて改札外から内に移設されている。
日中は快速エアポートが12分おきに発車しており、札幌方面への重要なアクセス拠点として機能している。なお、どちらかのホームに快速エアポートが停車している事もあってホームは狭い（待合室は地下一階にある）。

発車標は駅コンコースのみフルカラー LED、その他は3色LED タイプのものが設置されている。駅構内の他に新千歳空港国内線到着ロビーにも筐体が設置されており、かつては隣駅である南千歳駅の発車案内も表示していた（現在は終了）。

JR北海道唯一の地下駅である（かつて存在していたJR北海道が管理する海峡線青函トンネル内の竜飛海底駅・吉岡海底駅は正確には駅ではなかった）。
また、地下駅のため気動車特急が乗り入れするの為の排煙設備も構内には設置されている。実際には2000年以前は気動車特急の乗り入れがあった。2000年以降は…現状からお察しください。

なお、2019年にJR北海道が発表した長期経営ビジョンにおいて、新千歳空港駅から千歳線苫小牧駅方面・石勝線帯広方面へ路線を伸ばし、現在は単線の枝線となっている南千歳 - 新千歳空港間を複線化のうえ本線にする計画が浮上した。これが実現すれば新千歳空港駅の輸送力が大幅に強化される上、道南・道東方面へ南千歳駅での乗り換え無しで向かえるようになるなど利便性も大きく向上することになり、さらに再度気動車特急が当駅に乗り入れることになる。総工費は1000億円以上とも言われる巨大プロジェクトであり具体的な予定の目処は立っていないものの、JR北海道は2024年に公表した中期経営計画において、改めて関係者との協力および検討を明言した。