Jupiter | |
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分類 | 外惑星,木星型惑星 |
太陽からの平均距離 (地球-太陽=1AU) |
5.2AU |
赤道での直径 (地球比) |
142,984Km (11.5) |
質量 (地球比) |
1.90×1027kg (318) |
自転周期 | 約10時間 |
公転周期 | 約12年 |
衛星 | イオ・エウロパ・ガニメデ カリストなど64個 |
大気の主な成分 | 水素、ヘリウム |
年齢 | 46億年 |
木星は太陽系の内側から5番目の惑星であり、ガスを主成分とする木星型惑星に分類される。中心に岩石のコアが存在しその周囲には液体金属水素が存在する。遠心力のため赤道方向の直径がやや大きい楕円形をしている。2008年現在、64個の衛星と3本の輪が観測されている。ガリレオ衛星(イオ・エウロパ・ガニメデ・カリスト)が有名。
木星の大きさは太陽系の惑星の中で最大であり、その質量は太陽系の惑星全てを合わせても足りないほどである。その大きさから木星は「太陽(恒星)になり損なった惑星」とも称されている。
ただし、太陽との質量の差は1000倍もある。ちなみに木星の13~70倍の質量で褐色矮星となり、70倍以上でやっと赤色矮星と呼ばれる非常に小型の恒星(大きさだけ見れば木星より小さいものもある)となる。更に太陽ほどの大きさの恒星(数光年離れてもその明るさで目視可能)になるためには現在の1000倍は必要である。いくら太陽系最大の惑星とはいえど、「太陽(恒星)になり損なった惑星」と呼ぶには小さすぎるかもしれない。実際、物理的性質は構成成分を除けば太陽よりは地球などの惑星との関係のほうが近しい。同じ惑星にカテゴライズされているので当然といえば当然だが・・・。
その大きさにも関わらず、木星の自転周期はわずか10時間弱しかない。そのため東西方向に強い力が生じ、この方向に雲が並ぶため、縞模様が形成される。
木星表面で一際目立つ赤い斑点模様で、地球の2倍ほどの大きさがある。これは木星大気の渦で、自転とは逆方向に動いている。少なくとも350年前からは存在しているらしいが、そのメカニズムは一切不明である。
1973年にパイオニア10号(NASA)がフライバイ(接近観測)したのが一番最初である。1979年のボイジャー計画ではイオの火山や木星の輪の撮影が成功している。また、カッシーニなど太陽系の更に外側へ向かう探査機によっても観測が行われている。今後もいくつかの探査機が打ち上げられる予定があるようだ。
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最終更新:2024/05/05(日) 20:00
最終更新:2024/05/05(日) 20:00
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