近江鉄道1系、および131系とは、近江鉄道にかつて在籍していた通勤形電車である。
近江鉄道1系は、2両編成6本が在籍していた。貴生川方の制御電動車がモハ1形(モハ1~6形)、米原方の制御車がクハ1213形(クハ1213・1218~1222形)である。しかし、車両同士の組み合わせがバラバラで、たとえば、モハ1形にはクハ1213形というペアだが、モハ2形にはクハ1222形といった具合である。
モハ1形は、デハニ1形(1928年に投入されたデハ1形が荷物合造車に改造されたもの)を鋼体化改造名義で自社工場にて車体のみが新製された。クハ1213形はモハ1形と同じく、鋼体化改造名義で製造されたが、制御客車からの改造である(クハ1221形・クハ1222形を除く)。しかし、改造名義とあるがこれは車籍上の話で、やっぱりまったくの別物である。製造時期は1963年~。
外観は後述する131系ほぼ同じで、湘南型の前面と西武赤電色(クリームとローズピンクのツートンカラー)であった。車長は約15メートル。片開き2扉で、扉間の座席がそれなりに長かった。
1980年代中期ごろに台車の交換(DT11などからFS40に)、ブレーキの制御変更(電気指令式)や車体塗装などの変更が行われた。塗装は500系(502F~505F)と同じ塗装で、黄色(山吹色)に灰色の帯をまとう、近江色となっていた。
そんな感じで近江鉄道の顔として君臨し続けた1系も、90年代前半になると休車になる車両が発生。後半にもなると20M車の登場で2F以外はすべて休車・廃車された。だが、残った2Fはリバイバル塗装となり、イベントや団体列車などにも使われていた。そして2001年10月14日の本線-多賀線運用でラストランとなり、約40年という長い生涯に幕を下ろした。
引退した後も、彦根駅構内でその姿を見ることができたが、2004年の彦根駅東口再開発の際、近江鉄道の彦根駅構内縮小で古びたほかの車体とともに解体されてしまった。LE10形よりもこっちを残してほしかったが。また車籍上は従来どおり800系と700系に改造されたことになっている。
ちなみに、700系に使用された幌は1系のものであり、赤褐色の幌は大変特徴的だったが、現在は新品のものに取り替えられている。また、彦根駅に新たに設置された近江鉄道ミュージアム内では、車番の部分だけのプレートを見ることができる。
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最終更新:2024/05/30(木) 18:00
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