1日外出録ハンチョウ 単語


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イチニチガイシュツロクハンチョウ

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1日外出録ハンチョウとは、漫画カイジの人生エンジョイスピンオフ作品である。

概要

1日外出録ハンチョウ
漫画
原作 萩原天晴
作画 上原求、新井和也
出版社 講談社
レーベル ヤンマガKCスペシャル
掲載 週刊ヤングマガジン
掲載期間 2017年2月-
巻数 既刊18巻
(2024年4月現在)
漫画テンプレート

大槻(カイジ)を主人公としたスピンオフ作品。

協力は『賭博黙示録カイジ』の福本伸行、原作は萩原天晴(はぎわらてんせい)、漫画は上原求(うえはらもとむ)と新井和也。

2019年7月現在は週刊ヤングマガジンに隔週掲載。ときどき大槻の金が尽きて外出券を買うことができなくなると休載期間に入る。

ストーリー

地下にある帝愛の強制労働施設・・・!
そこで働く多重債務者は・・・、借金に応じて決められた年数が経過するまで外に出ることは不可能・・・!

しかし・・・、何事にも例外というものが存在する・・・!

債務者の憧れ「1日外出券」!! これがあれば、1日だけ地上へ外出することが可能・・・!

だが、その値段は1日50万ペリカ・・・!
地下帝国作業員の一月の給料が9万1千ペリカ・・・実に5か月半分・・・!!

普通の労働者には決して手に入れられるものではない・・・!

しかし、主人公のE班トップ・大槻(おおつき)班長は、班長特権の物販と、イカサマチンチロで稼いだ金で「1日外出券」を手に入れては地上で悠々自適の一日を送っている…!

解説

『賭博破戒録カイジ』の前半、地下チンチロ編での敵役だった大槻(カイジ)を主人公に、彼が1日外出券を使って気ままに食べ歩きその他をする姿を描いた作品。

外出した大槻を監視する帝愛のスタッフや、同行した債務者の眼を通して飲んで、食って、海へ行ったり、山へ行ったりして、一日をのんびり過ごす班長の姿が描かれる。莫大な借金を抱え、強制労働させられているにもかかわらず余裕のあるハンチョウの姿は、読者を魅了している。

基本は一話完結で大槻が様々な店を食べ歩くが、その際大槻の内面での葛藤や脳内会議なども描かれる。また、側近である沼川と石和も食べ歩きに同行する事がある。監視役の黒服である宮本も大槻に籠絡され、一緒に食べ歩いている。

食べ歩きしないエピソードもあり、物販の仕入れのエピソードでは原作での悪役ぶりを発揮して、地下の債務者相手にどうやってさらに搾り取ろうか考えている。その時の大槻はまさに悪党であるが、疲労回復のために健康センターを訪れる話などでは食べ歩きに限らず人生を楽しんでおり、そのような大槻の姿は読者にとっても憧れものである。

一方、ミキサー導入のエピソードや大晦日のエピソードなど、ときどき地下生活の日常を明かすエピソードも挿入されるが、そういうエピソードでは普段はやりたい放題しているように見える大槻も、やはり帝愛の債務に囚われたものの一人であるという悲哀がのぞくこともある。

アニメ化

同じくカイジのスピンオフ『中間管理録トネガワ』が2018年7月からアニメ化されたが、その第14話に『1日外出録ハンチョウ』が挟まれ、読者や視聴者にはサプライズのアニメ化となった。それ以降もときどきハンチョウのエピソードが差し込まれている。

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最終更新:2025/12/13(土) 02:00

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