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キャロラインとは、星のカービィシリーズに登場するキャラクターである。
概要
『星のカービィ ディスカバリー』に登場したキャラクターで3つ目のエリア「ワンダリア跡地」のボス。
本作の敵勢力である「ビースト軍団」に所属する幹部の1匹で「女爪豹」という異名を持つスマートな体格をした二足歩行の雌豹。妖艶で麗しい容姿をしているため構成員と現実のケモナー達にもファンが多く、ビースト軍団のアイドル的存在だった。ビースト軍団のボスとは今の軍団を結成する前からの長い付き合いであるため信頼も厚く、ビースト軍団の実質的なナンバー2となっている。軍団内の連絡係も兼任しており、それによりカービィの行動を察知してワンダリア遊園地内にあるサーカステントで待ち構え対決する。
戦闘では素早いステップでカービィとの間合いを変化させつつ、近くにいる場合は鋭い爪による引っかき攻撃、遠くにいる場合は高速突進切りや大ジャンプして爪を振り下ろし衝撃波を発生させるといったアクロバティックな技を次々と繰り出してくる。体力が減少すると四つん這いになり威嚇するモーションが入って後半戦に移行し、ステージ周囲の柱に飛び移りそこから短剣の様な爪「スリルエッジ」を連続で投げつけてくる。以降も頻繁に柱に飛び移りスリルエッジや急降下攻撃を行い、更に姿を消した後に時間差でカービィの背後に現れ切りかかるというトリッキーな技も仕掛けてくる。柱に捕まっているキャロラインはコピー能力「レンジャー」なら狙撃可能でステージミッションの一つにもなっているので積極的に狙っていきたい。
6つ目のエリア「レッドガル禁足地」のステージ4「幹部招集」では再戦ボスラッシュの三番手を務める。この時はいきなり威嚇のモーションが入り最初から後半戦時の行動パターンになっているが体力は初戦時よりも低くなっている。因みに最初にキャロラインが飛び移る柱の上部にワドルディを入れた檻がしっかりと映るため見落とさないようにしておこう。
エンディングではビースト軍団を影から操っていたID-F86がカービィに倒されたことによりカービィやワドルディ達と和解する。実は最終決戦時にID-F86が開いた異空間の穴を塞ぐために力を使い果たし負傷したエフィリンを手当てし、助けてくれていたことがクリア後のエフィリンの会話で判明する。同時にビースト軍団ボスのレオンガルフだけ戻ってきておらずキャロラインが探し続けている事も分かり、ワドルディの町の展望台にいる彼女に話しかけると突然異界に繋がる穴が開き、隠しエリア「絶島ドリーミー・ファルガ」が解放される。
クリア後に入手できるガチャルポンのフィギュア説明文で明かされるが本来はキャロルという名前で、レオンガルフことレオンとは名コンビでアニマルたちを纏め上げる頼れるリーダーだった。しかし、レオンはID-F86の思念波を受け洗脳されてしまい、以降は自らを「レオンガルフ」と名乗り獣の言語とは異なる“言葉”を話すようになり、ID-F86を復活させるためにビースト軍団を結成し略奪行為を繰り返す暴君に変貌してしまった。それでもキャロルはレオンを信じ続け、自身もビースト軍団幹部「キャロライン」として軍団に身を置きレオンの事を気にかけていた。
そして、ドリーミー・ファルガの最深部「フォルガトゥン・ランド」でレオンが見つかるものの突如暴れだしてしまう。実はID-F86の思念体に取り憑かれており、肉体を失ったID-F86は自身の復活の為にレオンの肉体から本人のソウルを切り離して依り代しようと画策していたがカービィの活躍によってレオンの体から分離させられ退けられる。しかし、ID-F86に取り憑かれ肉体を酷使され続けたせいかレオンの意識は戻らなかったが、そこにキャロルや他のビースト軍団が現れ彼女達が集めてきた残りのレオンのソウルが注ぎ込まれた事で遂にレオンは復活。ID-F86の思念から完全に解放され、キャロルとレオンはお互いの再会を喜び合いようやく元の関係に戻れたのだった。
幻爪豹 キャロライン・幻
絶島ドリーミー・ファルガのステージ3「フォルガトゥン・ダリア」で登場するキャロラインの強化版。ID-F86によって生み出されたキャロラインを模した思念体で目や体色がサイケデリックな色調になり、レオンガルフへの想いは一切持っていない冷徹な戦闘マシーンの様な存在となっている。
キャロライン同様素早く間合いを変化させ攻撃してくるが攻撃速度がさらに上がり、新技も追加され別物と呼べるほどの強化が施されている。前半戦ではキャロラインが後半戦で使用する瞬間移動切りを早々に使うようになり、地上にいる状態でスリルエッジを5方向に投げる新技も使用してくる。後半戦になると4体に分身して周囲の柱から順々に急降下攻撃を行い、その後は大幅に強化された既存の技に加えレオンガルフが戦闘で使用していたⅩ字型の斬撃波を飛ばす攻撃を繰り出してくる。
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