ダンジョンの中のひと単語

ダンジョンノナカノヒト

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ダンジョンの中のひととは、web アクションに連載の異世界ファンタジー漫画である。著者は双見酔。2023年時点で単行本は既刊4巻。

概要

2022年からはDung eon peopleのタイトルでアメリカでも刊行されている。出版社はSeven Seas Entertainment（日本などの漫画やラノベの翻訳出版を数多く手がけている企業）。

2023年 8月17日、同日発売の単行本第4巻の帯などでTVアニメ化が発表された^[2]。放送時期等は未発表。

シーフギルドに所属する少女・クレイ。父から厳しい教えを受け、鍛錬を積んだ彼女は前人未踏とされるダンジョンの地下８階を踏破。さらに深層へと向かうが、そこで待ち受けていたのは…管理人を名乗る魔法使いで!? 双見酔が描く、秘められし迷宮の裏側の世界。

web アクション掲載ページより引用

とある王国の外れ、アントーラ地方で発見された「アントムルグのダンジョン」が舞台となる。「アントムルグのダンジョン」は物語世界でも特異な存在。そこに挑戦する人々のことを「探索者」と呼ぶ。浅い階層は実入りこそ小さいが罠が少なく入門者向け、ある程度深くなるとモンスターが宝石をドロップするようになる代わりに致死罠が増える。このため実力者ほどシーフの重要性が高い。まだまだ未知の領域が多いアントムルグのダンジョンだが、既知の情報から最深階はB10Fと目されており、現在冒険者ギルド公認記録はB7F（つまり生還パーティはB7Fの途中で引き返している）というくらいには難易度が高いようだ。

ダンジョン近郊には自治権を獲得している町アントムルグがあり、ダンジョンへの挑戦者の拠点として栄えていて「冒険者ギルド」の支部や「シーフギルド」が存在する。この世界では通常シーフギルドといえば暗殺や謀略を担うような裏組織だが、アントムルグにあるのはそれとは独立した組織で、ダンジョンに挑戦する冒険者（探索者）に各種支援を行っている。また冒険者（探索者）間でのトラブルを未然に防ぐためのルールを管理するなど、ダンジョン内における治安維持をしているという一面もある。

人間族のシーフ。女性。アントムルグのダンジョンへは単独（ソロパーティ）で挑戦している。物語冒頭でB8Fを踏破した実力者（ただし彼女は冒険者ギルドには未登録なので非公式記録）。

管理者ベイルヘイラに「テイム」されダンジョンの管理を手伝うようになる。

「アントムルグのダンジョン」の管理者。人間族の少女の姿をした魔法使い、らしいが…。先代管理者からダンジョンを引き継ぎ運営している。

クレイが付けた愛称は「ベヘララ」だが当人は不満のご様子。

ランガド

2人いる。

ダンジョン運営で使われている作業用ゴーレム。~~某ミトンとは異なり~~本作のマスコット的立場を確立している。

被用者のうち名前のあるキャラクター。

シールドムルグ、バンデグ、ボンドグ: 1話で登場したハイ・ゴブリン族の3兄弟。地下9階のワンダリングモンスター。兄シールドムルグは細身の魔法使いタイプ、弟バンデグとボンドグは通常のゴブリンよりマッシブなパワータイプで連携を得意とする。
ベッコモ: 1話で登場したマイノーター(ミノタウロス)。巨大な戦斧を操る。地下9階を担当しているだけに力だけでなくスピードにも優れた戦士。; 彼が投げた斧がダンジョンの壁面を壊したことでクレイの運命は一変する…。
クライッツェ: 4話で登場の死霊(リッチ)。眷属のスケルトンと共に地下7階のワンダリングモンスターを担当している。
レイルモンド: 7話で登場のドラゴン（翼のない種族）。地下10階を担当している。
テルル: 12話で登場したサイクロプス（？）。地下10階を担当することになる。他のモンスターたちからは「先生」と呼ばれている。
ビンキー: 18話で登場した噂話が好きなケット・シー。おしゃべりで忘れっぽくうるさい。
バラムヤン: 24話で登場した吸血鬼。自身は闘わず分身である蝙蝠を操る。