ミドガロンとは、MHF-Gに登場する牙獣種モンスターである。別名は爆狼。
概要
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MHF-G1(2013/4/17)で実装された赤と黒の毛が特徴的な狼型モンスター。
MHFでは遥か昔のシーズン6.0(2009)にオルガロンという狼型モンスターが二頭実装されていたが、今回のミドガロンは一頭だけのモンスターで相方はいない。
しかしそれを抜きにしても、前のランク(G1仕様)で数多のハンターの屍を築き上げたヒュジキキに負けない戦闘力を持つ。
難易度は★4。
ミドガロンには怒り状態に段階が存在し、後から徐々に強くなるヒュジキキとは異なり開幕は最大怒りから始まる、この状態ではシビレ罠は無効のうえ、強靭な筋力による超速の移動がハンターの眼でも捉えられないため、画的には瞬間移動でありそこから繰り出される攻撃も強力。
罠を使った拘束ができないうえ、目にも留まらぬスピードで動きまわるので非常に手強い。
また、オルガロンは氷属性であったが火山に適応した影響か火属性のブレスを行うようになっており、武器も火属性。
しばらく暴れまわるとオーバーヒートしたのか体が真っ黒になり、ほぼ何も動けなくなり絶好の攻撃チャンスとなる。
一定時間がたつと通常状態に戻って体に灰色の縞が浮かび上がり、HCオルガロンの動きを中心に攻撃をし始め、そこから一定ダメージor閃光玉で金色の最大怒り状態へと戻り・・・と三段階の形態変化を繰り返す。
なおシビレ罠は金色状態では効かないが、黒状態と灰色状態の時にはきちんと効いてくれる(ベースがオルガロンなので落とし穴は最初から無効)。
多段攻撃は無く攻撃も見切り易いが一発は重いほか、牙獣種では最高クラスのタフネスを持つ。
しかし金色状態であってもメリハリのある攻撃多く形態変化のおかげで隙もかなりある。ヒュジキキのような設置物も状態異常もないので、動きに慣れれば非常に戦いやすいモンスター。
更にデザインや眼にも映らぬ超高速移動を繰り返す戦闘スタイル自体もかっこいいと好評であり、2014年フロンティア通信にて発表された人気モンスターランキングでは10位とG1モンスターでは唯一のベスト10入りを果たした。
余談
ミドガロンは毒が非常に有効。一度毒にするだけで1200という4桁ダメージを叩き出せるため重要なダメージソースとなってくれる。
ミドガロンは伴侶のノノ・オルガロンを失ったカム・オルガロンが長く生きたことで変化したモンスターだということがインタビューで語られている。
また、アニバーサリーの資料集にあったオルガロンの没ネタ(一匹のみ、生息地火山)を設定をアレンジして再利用したモンスターでもある。
普段は独り身で生活しているものの、繁殖期になるとノノ・オルガロンをめぐってカム・オルガロンと激しく戦う。
つまりNTR。
辿異種
MHF-ZのMHF10周年アップデートで辿異種が登場。解禁は2017/8/2。
全身の各部位が更なる熱とスピードを生むために進化しており、中でも加速の要である両脚が大きく発達しその体毛は余りの高速移動のため結晶のように固まっている。
フィールドはこれまでと同じ火山のほか、ヴァルサブロス戦の溶岩の冷え固まった決戦場にも出現する。
金色の最大怒り状態→黒い疲れ状態→模様が浮き出る通常状態→最大怒り状態→・・・という形態変化は概ね通常個体と同様だが、前述の通り火属性と超速移動技に磨きがかかっており、咆哮は超咆哮で火属性攻撃を受けてしまうと火属性やられ【特大】になってしまう(超咆哮及び火属性やられ【特大】については辿異種の項を参照)。
既存技の中では対処がしづらかった棘飛ばし、サイドタックル、エリアを走り回る突進をしなくなってやりやすくなっている一方、通常個体では最大怒り時にしか使わなかった単発のカウンターやチャージ爆発ブレスを通常状態でも使ってくるなど強力になっている面もある。また、ハンターの頭上に超速で移動しブレスを放ってから突進してくる技は通常個体では超速移動→ブレスが2回から1回になっており、加えてブレスに当たって打ち上げられた際に判定が消えず突進で追撃されるようになっているので要注意。
追加技は疲れや通常状態では背中掻きや穴掘りといった一見可愛らしいものがある。背中掻きはひっくり返って転がり地面で背中を掻きつつ軸合わせしてから飛びかかってくる攻撃で、近接は転がり中は削りがあることに注意。穴掘りはその名の通り穴を堀りながらぐるぐると一回転するもので、穴を掘っている間及び穴を掘り終えて顔にくっついたものをブルブルと首を振って飛ばす時に周囲に溶岩がちらばる。どちらのモーションもまんま犬の動きであり、手強い辿異種ながらどこか愛らしさを感じるものになっている。最大怒り時はバックステップからの噛みつき、上方へのブレス、地面燃焼からのブレスを使うようになっている。バックステップはカウンターの一種であり目にも留まらぬ速さで後ろへと跳んで、元の位置にいる自分を攻撃していたハンターに爆炎を伴う噛みつきを浴びせる。音などで後ろに跳んだことを把握してタイミングで回避するといいだろう。上方へのブレスは方向に似たモーションで行いその後周囲に降ってくる。降ってくるブレスは必ずハンターそれぞれを狙うものがあるが、ミドガロン本体の周囲には降らないので近付こう。地面燃焼からのブレスはミドガロンが溜め動作のあと超速移動で消えると地面に炎の跡だけが残り、その先に反転したミドガロンが出現しブレスを放つ攻撃。炎の軌跡に触れるとSAがあってもこかされてしまうので、ブレスの範囲外に逃げ遅れた場合はガードか回避の体勢を整えたい。この技は★1では余り使ってこないが★2以降は頻度が高くなる。
★2からは連続超高速移動ブレスを使うようになり、ここから最大怒り状態の戦闘が大きく変わる(逆に言えば★1はモーションでは従来の個体とそこまで変わらない入門編ということ)。カウンターで行ってくる攻撃であり、超速移動→エリア内のどこかに出現を何回か繰り返した後狙ったハンターの目の前に現れて爆発ブレスを炸裂させる。連続超速移動からの出現は1瞬だけだが、爆発ブレスを撃つ直前だけは1秒ほど現れるのでそれを見れば対処は難しくない。また、ブレスを撃った直後に頭を攻撃するとダウンを奪うことができるので、ブレスを前転で回避しつつ近づき頭を攻撃するなどしたい。このギミックが★2以上のミドガロンと戦う上での一つのキモとなる。1回目でダウンを奪わなかった場合必ず2セット目を行うのでまたダウンのチャンスになるが、ブレスの威力も高いので2度とも被弾するようなことがあるとBC送りの可能性が高い。
★4ではまず発達部位の脚を破壊するまでは通常と最大怒りのみで疲れ状態にならなくなる。更に最大技として火炎大竜巻が解禁される。遠吠え(咆哮ではない)をするのが合図であり、狙ったハンターの付近に出現し炎を纏いながらその周囲を超速移動することで炎の竜巻を形成する。竜巻の生成から少しすると打ち上げ判定が出るので、それに当たってしまうと空中でスリップダメージを受けて乙となる。狙われていた場合でも機動力の高い武器なら抜刀ダッシュで振り切ることが可能であり、脚の遅い武器でもダッシュから竜巻ができた辺りで転がれば範囲外に逃げられる。また打ち上げ故に粉塵での救助も可能だが、火属性やられ【特大】を無効化していない場合は★4ということもあり最大体力が空中でみるみる削らるので助からない(この技だけでなく★4で火属性やられ対策なしということ自体が無謀だが)。技が終わるとミドガロンは竜巻を基準に決まった方向に降りてきて隙ができるので、範囲外に逃げたら今度はチャンスにすることを考えて動きたい。
ミドガロンの象徴である超速移動と火属性攻撃がパワーアップしているが、技自体は一つ一つ見切ることで対処しやすいためそこから反撃し、加えてカウンターなど隙を作り出すギミックを使って攻撃するという戦闘になるだろう。超咆哮に関してはタイミングもわかりやすいのでそこまででもないが、火属性やられ【特大】は非常に危険なので★1から無効化が強く推奨される。★4は★3から一気に攻撃力が上昇しており生半可な防御力と火耐性では爆発ブレスが一撃圏内となってしまうことにも注意が必要。耐久もそれなりにあるが、相変わらず毒がよく効くので怪奇スキル+毒も有効。
部位破壊は発達部位として破壊できるようになった両脚のほかは従来どおりの頭、背中、尻尾。脚は片方ずつ別判定で両脚を破壊すると報酬となる。背中は近接武器だと攻撃しづらいが、カウンターや脚破壊でダウンを取ることで攻撃できる。両脚を破壊すると怒り状態の時間が半分になり★4では疲れ状態になるようになるほか、咆哮が超咆哮から従来と同じ音圧ダメージになり、連続超高速移動からのブレスが1セットになりブレス後にカウンターをしなくても隙を晒すようになる(カウンターすることも可能)。
関連動画
関連項目
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