壊獣とは、
- グランブルーファンタジーに登場する敵生物(「ロボミ」の記事を参照)
- 遊戯王OCGに登場するカード群
本項目では2について取り扱う。
(一部遊戯王カードWikiより引用。詳細なカード情報は同Wikiや公式データベースなどを参照。)
概要
海外先行で登場したカテゴリ。
「EXTRA PACK 2016」(2016年9月10日発売)で収録され来日となった。
「壊獣」モンスター
属するモンスターは全て最上級モンスターであり、「対壊獣用決戦兵器スーパーメカドゴラン 」を除き以下の共通効果を持つ。
(1):このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、
手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。
(2):相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、
このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。
(3):「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
既存の「溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム」などと比較し、通常召喚権を放棄することがない。
共通効果によって1体しか送り付けられないが、相手フィールドの厄介なモンスターを召喚のためのリリースとして処理できる。
これは先例と同様にコストであるため、いかなる効果耐性を以てしても防げない強力な除去手段である。
相手に「壊獣」を送り付けた場合、自分は手札の「壊獣」を特殊召喚できるため、己の戦力としても活用可能。
壊獣カウンター
《KYOUTOUウォーターフロント》
フィールド魔法
(1):フィールドのカードが墓地へ送られる度に、
1枚につき1つこのカードに壊獣カウンターを置く(最大5つまで)。
(2):1ターンに1度、このカードの壊獣カウンターが3つ以上の場合に発動できる。
自分はデッキから「壊獣」モンスター1体を手札に加える。
(3):このカードが効果で破壊される場合、
代わりにこのカードの壊獣カウンターを1つ取り除く事ができる。
「壊獣」モンスターは、「壊獣カウンター」を溜められるカードと併用することで真価を発揮する。
「KYOUTOUウォーターフロント」はフィールドのカードが墓地に送られるたびにカウンターが1つずつ溜まり、ターン制限のない耐性を持っているため維持しやすい。サーチ効果もあり、自身もフィールド魔法なためサーチしやすく「壊獣カウンター」関連で特に汎用性に秀でている。
逆に言えばそれらを引けない場合「壊獣」は真価を発揮せず、もっぱらモンスターのみ(あるいは「妨げられた壊獣の眠り」とのセット)が汎用の除去、展開札として使わわれることが多い。
妨げられた壊獣の眠り
《妨げられた壊獣の眠り》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):フィールドのモンスターを全て破壊する。その後、デッキからカード名が異なる「壊獣」モンスターを自分・相手のフィールドに1体ずつ攻撃表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは表示形式を変更できず、攻撃可能な場合は攻撃しなければならない。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「壊獣」モンスター1体を手札に加える。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
「壊獣」モンスター関連の魔法・罠カードの中で、唯一「壊獣カウンター」に関する効果を持たない。
「ブラック・ホール」と同等の全体除去に加え、墓地効果によるサーチが可能。
同名のターン1制限は手札からの発動だけを制限する。(2)の効果は墓地へ送られたターンでなければ複数発動でき、(2)の効果を使用したターンでも手札からの発動はできる。
その強力さからOCG・TCG共に制限カード指定された時期もあったが、現在はどちらも無制限である。
余談
- 海外でのカテゴリ名は「Kaiju」。元々「Kaiju」という言葉は日本特撮の「怪獣」という概念を他国の映画と区別するために作られた。共通効果や「妨げられた壊獣の眠り」の特殊召喚によって怪獣同士の激突を再現でき、本カテゴリはこういった「怪獣」をモチーフにしたものであると推測できる。
- 同時期に先行収録された「Kozmo」と比較して、TCG版初出時のスーパーレア以上が「妨げられた壊獣の眠り」1枚しかないというレアリティ面でやや不遇なカテゴリであった。
- 当初「対壊獣用決戦兵器スーパーメカドゴラン」はTCGとOCGで裁定が異なり、前者は「妨げられた壊獣の眠り」などで特殊召喚ができ、後者はできない裁定が下されていた。現在はOCGの裁定で統一されている。
- マスターデュエルでは、レアリティSRの「海亀壊獣ガメシエル」のみが召喚カットインを有する。URの「怒炎壊獣ドゴラン」を差し置いての実装である。
関連動画
関連リンク
関連項目
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