室田伊緒(むろた いお)とは、日本将棋連盟所属(関西所属)の女流棋士である。愛知県春日井市出身。東海の名門、板谷一門の流れを汲む杉本昌隆八段門下。元日本将棋連盟棋士会副会長(2015年-2017年)。春日井広報大使(2016年1月-)。ニックネームは女帝。
ツイッターのアイコンは2016年の誕生日に石田スイより提供された似顔絵である。
概要
富山県砺波市生まれ。出身地は小中高と過ごした愛知県春日井市としているが、野原未蘭、千葉涼子(埼玉県育ち)とともに富山県ゆかりの女流棋士と紹介されることがある。
将棋を覚えたのが小学5年と遅かったものの、その後急速に力をつけ、高校1年の2005年10月にプロ入り。2008年に女流初段。2014年に女流二段に昇段。
2012年に囲碁棋士の井山裕太(生年月日が同じ)と結婚したが、3年半後に離婚。
振り飛車党の美人棋士の一人。藤井聡太の姉弟子であり、藤井とは一門の研究会等で指して2勝3敗(2021年現在)。「りゅうおうのおしごと!」の作者の白鳥士郎は、ラノベを超越する現実(事実は小説より奇なり)の問題点の一つに「美人で将棋が強い姉弟子がいる」ことを挙げる(現実文庫の記事も参照)。
同世代の里見香奈には実力と知名度で後塵を拝するが、天才棋士に縁の深い人物等々であることから、ある意味里見よりクイズの答えにしやすい人物である。
20代の頃は、数年に1回、SNSでお前ら好みの美人としてバズる光景が見られ、本人がそのお祭りにコメントすることもあった。なお将棋界の吉岡里帆と呼ぶ人もいるようですが、どっちかといえば多部未華子か相武紗季に似ているような(個人の感想です)。
独身時代は「たんたんいおたんかわいおたん」、ツイッターでの通り相場は「いおたんマジ天使」。しかし関西の若手男性棋士から「女帝」と命名され、定着してしまった。室谷由紀によると、関西の女流では村田智穂と並ぶお姉様的性格らしく(『将棋世界』より)、香川愛生からは「コミュニケーションが厳しい人」(ニコ生の解説中に発言)と言われる。
藤井聡太は第3期叡王戦の予選通過者インタビューで「姉弟子は怖いですか?」の質問を拾い、「この質問にコメントは差し控えます」と回答した(なお杉本門下には藤井より年長女性の弟子が他にもいるが、彼女らはいずれも藤井の妹弟子である)。
たまに将棋番組で女帝と呼ばれることについて触れる棋士もいるが、都度女帝しぐさで追い払われるのが決まりである。
2019年10月より2021年2月まで朝日新聞大阪本社版でコラム「伊緒女流の将棋だより」を連載。文章を書くのがお好きとみられ、一部の将棋棋士の文体にありがちな固さがなく、非常に読みやすく、読んで前向きになれる文章なのが魅力。
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関連項目
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