室田伊緒とは、日本将棋連盟所属(関西所属)の女流棋士である。
愛知県春日井市出身。杉本昌隆七段門下。日本将棋連盟棋士会副会長(2015年-)。第2代かすがい「人・夢創り」文化スポーツ大使(2012年-2015年)。
よくNHK杯テレビ将棋トーナメントの読み上げ担当と間違えられるが、NHKに出ているのは室谷由紀である。
人物
将棋を覚えたのが小学5年と遅かったものの、その後急速に力をつけ、高校1年の2005年10月にプロ入り(参考)。
さらにその直後に参戦した女流王位戦でいきなり予選を突破する活躍を見せ、女流1級に昇級する(リーグは5戦全敗で敗退)。2008年に女流初段に昇段。2014年に勝数規定で女流二段に昇段。
振り飛車党で四間飛車を得意としている。2008年のインタビューでは、対局してみたい男性棋士として、振り飛車党を代表する棋士の一人・久保利明九段の名前を挙げている(参考)。
2012年に囲碁棋士の井山裕太と結婚。(井山は婚約当時「天元・十段」の二冠を保持したが結婚以降『本因坊、碁聖、王座、棋聖』の4タイトルを立て続けに奪取して前人未踏の六冠に。十段は失冠したものの名人に返り咲いて史上2人目の大三冠を達成。妻の内助の功も相当なものと思われる。)
井山との結婚により「囲碁界の慣習」に触れることが多くなり、「将棋界との慣習の違い」を感じているとのこと(参考)。室田と井山の結婚をキッカケに、将棋棋士と日本棋院・関西棋院の囲碁棋士でバドミントンをやるようになったり、室田が日本棋院書道部の活動に参加したり(書道部では本名の「井山伊緒」で活動)、室田と豊島将之が「西遊棋」に囲碁棋士を呼んだりと、将棋棋士・囲碁棋士間の交流が活発になっているという。
(なお2013年10月には、女流王座戦の前夜祭に室田が登場したのだが、その際にゲストとして井山が登場するという粋な計らいもあった(参考)。
独身時代は「たんたんいおたんかわいおたん」、ツイッターでの通り相場は「いおたんマジ天使」。しかし関西の若手男性棋士から「女帝」と命名され、定着してしまいつつある。室谷由紀によると、関西の女流では村田智穂と並ぶお姉様的性格らしく(『将棋世界』より)、香川愛生からは「コミュニケーションが厳しい人」(ニコ生の解説中に発言)と言われる。
2014年7月の将棋ウォーズのニコニコ生放送では女帝ぶりを遺憾なく発揮して、あじ夫(細川大市郎)氏に毒舌を連発。続く8月の西遊棋Twitter「Xは誰でしょう」クイズではXの中の人として、ファンはもとより身内であるはずの室谷由紀まで1週間騙し抜き、室谷に「黒いおたん(T_T)」と嘆かせた。
関連動画
関連生放送
関連項目
リンク
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読み:ムロタイオ
初版作成日: 13/11/22 02:46 ◆ 最終更新日: 16/05/11 09:56
編集内容についての説明/コメント: 離婚について追記
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