税最高!!とは、税制を称揚する言葉である。
概要
インターネット上で出回っている、税金をテーマとしたイラストポスターを撮影したらしき写真画像。
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https://twitter.com/eeend/status/973422126173585413
このイラストポスターでは、上方に「税最高!!」と記された黒板があり、その下方（手前側）に楽しそうに笑みを浮かべる少女4人が描かれている。そして向かって左下には「税のおかげで大切な仲間とも出会えたよ!!」という描き文字も添えられている。全体的に、女子児童または女子生徒が描きそうな少女漫画風のタッチのイラストである。
そしてこのイラストポスターの向かって右横には、「銅賞」と印刷された白い紙が一緒に掲示されている。
日本全国各地において「税をテーマとしたポスター/絵葉書/習字を児童/生徒に制作してもらい、その中から優秀賞も選出する」コンクールが定期的に開かれており、作品は税務署や市役所に掲示されている。例えば習字作品であれば、「納税思想の高揚」「自主納税の推進」といった納税を賛美するフレーズなどが題材となるようだ。
このイラストポスターもそういった作品のひとつであったものかと思われる。
この写真画像を見て「税に対して興味や知識があるとも思えない児童または生徒が『税をテーマとしたイラストを描かされる』状況におかれたので、素直に一生懸命可愛いイラストを描き、よくわからないなりにコンクールの趣旨に沿ったメッセージも書き入れてみた」などと経緯を推し測る人もいるかもしれない。
しかし、このポスターは税制度の趣旨を正しく描いていると考えられる。公立学校は税金で運営されており、イラストに描かれている黒板やチョーク、黒板消しなど、学校内の備品は基本的に全て税金で賄われている。また、私立学校にも税金から捻出された補助金が交付されており、学校が運営されているのは税のおかげだといえる。さらに、イラストの外側にあるべき通学路の整備など、学校生活を送る上で必要となる様々な場面に税金が使われている。つまり、学校で大切な仲間に出会えたのであれば、それは間違いなく税のおかげなのである。
こうした背景を作者が意図したかは定かではないものの、このポスターが銅賞に選出されたのは、選考委員を務める税務署職員に『税のおかげで学校教育を受けることができ、その学校で大切な仲間とも出会えた』という明確なメッセージが伝わったのが理由であろう。
出典
本記事の新規作成時に検索で探してみた範囲では、この画像が最初にインターネット上に現れるのは2018年3月12日、「遠藤」(遠藤一同@eeend
)氏が投稿した写真ツイートのようである。
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https://twitter.com/eeend/status/973071443440234496
「遠藤」氏はイラストや漫画のクリエイターであり同人サークル「親戚一同」の代表でもあるが、このイラストは同氏が描いたものではないらしい。後日になってから、「私が描いた絵じゃない」という旨のツイートをしている。
この写真ツイートに添えられた文章において、「遠藤」氏は「確定申告が終った」との旨を述べていた。よっておそらく「確定申告のために訪れた税務署（あるいは給与所得者であれば市役所などの可能性も）において税をテーマとするポスターまたは絵葉書コンクールの入賞作品が掲示されており、その中にあったこの「銅賞」作品に感銘を受けて写真を撮影した」という流れだったのではないかと推測される。
パロディ作品
上記の写真ツイートは別の人に「拾い画像」扱いで転載されたり、それが多くの「お気に入り」「リツイート」などを集めていわゆる「バズった」状態になるなどして、広まっていったようだ。
この広まりを受けて、パロディしたイラストなどが制作されることもある。
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https://twitter.com/SugariNicol/status/1488456579242356737
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https://twitter.com/B0B0mi/status/1263069752307494913
関連動画
関連項目
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