GUND-ARM Inc.(株式会社ガンダム)とは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場する架空の企業である。
名前として登場したのは同作品7話「シャル・ウィ・ガンダム?」(ガンダム、しませんか?)。
概要
ベネリットグループが開催する新規事業立ち上げ支援イベント「インキュベーション・パーティー」にて、ミオリネ・レンブランがプレゼンし、見事資金調達を達成した事業。結果的に学園生徒が立ち上げたことになったので、立ち位置としては学生ベンチャー企業に近い。
その内容は「ペイル・テクノロジーズとシン・セー開発公社、それぞれのGUND-ARM(ガンダム)開発部門をM&Aで買収し、新しく会社を設立する」というもの。その会社名がGUND-ARM Inc.である。おりしも、両社は禁止されていたGUND-ARMの開発行為が発覚し、部門解体ならびにガンダム・ファラクトとガンダム・エアリアル廃棄処分が決定される寸前でのプレゼンだった。GUND-ARM禁止はパイロットの生命危機が根底にあり、新社では生命の安全を確約することで前述の各処分を免れる意図があった。それを証拠に、エアリアルパイロットのスレッタと、その場にいたエラン(元のファラクトのパイロットではない)に健康被害がないという点を提示している。
プレゼン直後、ミオリネ・レンブランに実績がないことから資金が集まらなかったものの、ベネリットグループ総裁であるデリング・レンブランからの資金調達を漕ぎつけた(信頼を借り受けた、と同時に「ガンダムの呪い」を任された)ことをきっかけに他社からも投資が集まり、見事目標金額に到達。GUND-ARM Inc.設立にゴーサインが下りたのだった。
その後、学園内の地球寮を拠点として、半ば強引に寮生を撒きこんで動くこととなった。当初は資金繰りのための兵器開発を打ち出したものの、寮生の反対が多数であったため方針を転換。表向きはガンダムの暗いイメージを払拭させるとともに、ミオリネがファラクト譲渡の際に立ち会った開発担当のベルメリアからGUNDの理想を聞き出したのをきっかけとして、かつてヴァナディース機関が目的としていた医療技術である「GUND医療」を引き継ぐ方針を取った。なお、一案として兵器としての無差別販売は提示はしている。
公式(ガンチャン)の企業PR動画
https://
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https://twitter.com/G_Witch_M/status/1596783384411492353
※めちゃめちゃ手作り合成感だけど、許してあげて。(人脈(寮生少数)と納期2週間的な意味で)
立ち上げとなった経緯
上記のとおりインキュベーション・パーティーでのプレゼン講演がきっかけだが、その過程には各企業陣営の裏合わせによる「エアリアルおよびシン・セー」の封じ込めが起因している。
パーティの壇上にホルダーとして登壇したスレッタに対し、エアリアルおよびファラクトの謎の感覚を感じたかと、ペイル社陣営が聞き出したことを始めに、それがGUNDフォーマット同士によるものとしてエアリアルがガンダムであることをパーティ会場の観客やCEOに提示。何も知らないスレッタは母プロスペラに否定を求めるもその場におらず、グループ総裁デリングからの排除命令を受ける直前、ホルダーの花嫁たるミオリネが乱入。
それより前の時間、ミオリネはプロスペラから自身が恩恵を得られている「グループの威光」から抜け出してみないかと暗に言われ、その間に書いたのか、またはスレッタが罠にはめられたときに書いたのかは不明だが、その場でプレゼン案を書き出して排除阻止に動くのであった。
グループ筆頭の娘としてヴァナディーズ事変があったことは知っていた、ミオリネのGUNDフォーマットの事情も考慮したプレゼンであったが、それもプロスペラの算段だったのかはともかく、「企業者としての価値と信頼」が抜けていたとはいえミオリネの経営戦略家としての才を発揮した事例であった。
関連する人物
社員
- ミオリネ・レンブラン - 創業者 / 社長
- スレッタ・マーキュリー - パイロット / 社長の花婿
- マルタン・アップモント - 地球寮・寮長
- ニカ・ナナウラ - 地球寮所属 / エースメカニック
- チュアチュリー・パンランチ - 地球寮所属 / パイロット
- リリッケ・カドカ・リパティ - 地球寮所属 / 事務職
- アリヤ・マフヴァーシュ - 地球寮所属 / オペレーター
- ティル・ネイス - 地球寮所属 / 社章作成
- ヌーノ・カルガン - 地球寮所属 / メカニック
- オジェロ・ギャベル - 地球寮所属 / メカニック
協力者
- ベルメリア・ウィンストン - ペイル・テクノロジーズから技術者として派遣
- エラン・ケレス - ペイル・テクノロジーズからパイロットとして派遣
- プロスペラ・マーキュリー - シン・セー開発公社CEO / ガンダム・エアリアル開発責任者
- デリング・レンブラン - ベネリットグループ総裁 / 出資者
保有機体
- ガンダム・エアリアル
- デミトレーナー(チュチュ専用機)
- ザウォート - ペイル・テクノロジーズから納入
- ガンダム・ファラクト - ペイル・テクノロジーズから納入
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
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