エヴァッカニア・ドゥームとは、「ケツイ~絆地獄たち~」の、真のラスボスである。
概要
正式名称「光翼型近接支援残酷戦闘機 エヴァッカニア・ドゥーム」。戦闘中に流れる曲は「No Remorse」。
ケツイ~絆地獄たち~の裏2周の最後に登場する真ボスであり、表2周では出てこない。
ステージ5のボスであり表向きのラスボスでもある「エヴァッカニア」は裏2周限定で最終攻撃に移行しないまま撃破されるが、直後にドゥームとの戦闘になる。
その「裏2周」への突入条件が非常に厳しく、突入後も相当な難易度のために、会うこと自体が非常に難しいボスである。そのうえアーケード版では途中参加&コンティニュー不可能になるという鬼畜な仕様になっている。
(エヴァッカニア撃破時にプレイしていない側の「INSERT COIN」の表示が「PLEASE WAIT」に変わる)
その長い名前と4枚の光翼で飛ぶ姿は、見る者に強いインパクトを与えるであろう。
ボムを放つと同様のボムで相殺してくるという、極めて珍しいアンチボム演出が見られる。ミサイルによる上下からの弾幕や、発狂時の簾状の弾幕の演出が音楽とシンクロして、非常に熱い戦いになることは間違いない。
到達条件
裏2周目突入条件は、1人プレー+ノーコンティニュー+1周ALL時に、以下のすべてを満たしていること。
条件を満たすと1面開始前に「WELCOME TO SPECIAL ROUND」と表示される。
(表2周目は表示されない)
デスレーベルにおけるエヴァッカニア・ドゥーム
ニンテンドーDS『ケツイ デスレーベル』では、幅広いプレイヤー層に応えるべく強さも性質も様々なエヴァッカニア・ドゥームが登場する。
本作ではボムの仕様が異なる(全画面の敵弾を倍率チップに変えるのみ)為相殺してくる事はないが、特に明記しない場合第3段階のボムバリアは健在である。
HARD Cコース:光翼型試験機
中ボス3体を越えた先の真打ちとして単独で登場する。
といっても弾幕量の方は手加減が入っているので、壁として立ち塞がるまでには至らないはず。
VERY HARDコース:光翼型近接支援残酷戦闘機E
中ボスを含めた全てのボスを順繰りに相手し、そのラストを務める。もちろんエヴァッカニア撃破直後に飛び出してくるが、最終攻撃が健在にもかかわらず登場するのでAC版を知るプレイヤーは意表を突かれたに違いない。
大体AC版1周目に近い弾幕を披露してくる(ただし完全再現ではなく、DSの画面上で遊べるよう弾幕の量や性質には調整あり)VERY HARDコースだがこのドゥームも例外ではなく、それ相応の手応えを楽しめる。
なお、第3段階の体力は比較的多めになっている。
ちなみに「E」はエコロジーの意味と三原一郎氏のブログにて冗談交じりに語られている。
DOOM MODEコース:光翼試作機
エヴァッカニア・ドゥームのみと5連戦するDOOM MODEコースのSTAGE 1の相手。
このコースは『ケツイ デスレーベル』の体験版として単独で配信可能、製品版でも最初から選択可能となっていることから、1体目のこいつは非常に戦いやすくなっておりNORMALコース相当の緩い攻撃を仕掛けてくる。
ボムバリアも搭載されていない。
なお、DOOM MODEコースではステージクリア時のボム回復が無いため、代わりに倒すと1UPを落とす。
DOOM MODEコース:光翼型試作支援機
STAGE 2。倒すと1UPを落とす事を除けば「光翼型試験機」とたぶん一緒。
DOOM MODEコース:光翼型近接支援残酷戦闘機
STAGE 3。名前通り、物量としては「E」と同等の標準スペック。
ただし、1UPの他にも第2段階からボムバリアを使ってきたり、第3段階の体力が少なかったりといった差異がある。
DOOM MODEコース:光翼型近接支援残酷戦闘機II
STAGE 4。攻撃力が更に増した純粋な強化型。
中でも開幕のばらまきが2×2だったり、第2段階の変則自機狙いが6方向になっている点は物量増加を露骨に感じ取る事が出来るだろう。
常時ボムバリアが発動するため、ごり押しも難しくなっている強敵。
DOOM MODEコース:光翼重装迎撃型残酷戦闘機
STAGE 5。DOOM MODEコースのトリを務める。
基本構造は通常のドゥーム…というか「II」を踏襲しているものの、開幕攻撃が短い代わりに第4波が異様に長いという違いがある。
もちろん密度や攻撃スピードは最高レベルで、常時ボムバリア。
弾幕の色が反転している他、第3段階では緑一色に変貌。緑色は目に優しいとは何だったのか。
DEATH LABELコース:光翼侵略指揮型残酷戦闘機
攻撃が著しく激化し、弾幕の色も反転したボスを相手にするDEATH LABELコースのラスト。ボス戦の順序は独自のものとなっているが、ラストはやっぱりエヴァッカニアであり最終攻撃があったのに撃破と同時に現れる。
ここまでに紹介したドゥームとは一線を画した攻撃方法を持ち、弾の色やグラフィックすら変更されているものも。
中でも特筆すべきは発狂での赤針弾であろう。
本来とは逆の回転方向に高速でばらまいている為、二重になった針弾が頻繁に襲いかかってくる。これを安定して回避する事が出来なければ、自ずとボム頻度が上がって長期戦を強いられる。
にも関わらず「光翼型近接支援残酷戦闘機E」同様に体力自体も多いので、体感的なしぶとさはかなりのもの。
EXTRAコース:光翼壊滅鬼畜絶対防衛型残酷戦闘機
AC版5面を舞台としたステージの、縦穴を降りきったところで登場。猛スピードで縦穴を上昇しながら戦う。
独特の攻撃方法を持つが、「侵略指揮型」と共通する物もあれば全然違う物もある。いずれにせよ、こちらの方がよりオリジナルの原型を留めていない。
一例として、第1段階の第3波を極限まで短縮した結果、超密度の全方位弾が一瞬で撃たれたりする。
最終攻撃として「重装迎撃型」の緑針弾に加えて簡易緋蜂開幕を飛ばすのも殺意に満ち溢れていて印象的。
関連動画にあるPVのサムネイルがそれである。
VS MODE
EXTRAコースと同じ場所である対戦モードでも、縦穴式エヴァッカニア・ドゥームは登場する。
といっても流石にEXTRA程の難易度ではないので、それに合わせて無茶な攻撃も仕掛けない至って普通のドゥームである。
が、ここまで到達するのは道中の倍率稼ぎ勝負で決着が付かなかった事を意味し、勝負はサドンデスに切り替わる。ドゥームと戦って先にミスした方が負けというのも、なかなか単純明快であろう。
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