ハーピィの羽根帚とは、遊戯王OCG及び漫画、アニメ「遊☆戯☆王」に登場する魔法カードである。
(一部遊戯王カードWikiより引用)
概要
「遊☆戯☆王デュエルモンスターズⅡ 闇界決闘記」(1999年7月8日発売)の同梱カードとして登場。
原作、アニメにおいて孔雀舞が使用した「ハーピィ」の名を冠する魔法カードである。
魔法・罠カード版「サンダー・ボルト」というべき全体除去。コスト・デメリット・発動条件なし。どんなデッキにも搭載可能で最大1:6交換をもたらす。
そんなパワーカードも昨今では「先攻1ターン目で死に札」になると見なされ考えなくデッキに入れていいカードではなくなっており、サイドデッキ向けのまくり札として認識されつつある。
カード名に「ハーピィ」を含むため「ヒステリック・サイン」でサーチ可能。「ハーピィの羽根吹雪」は「相手の効果で破壊された場合」だが名称指定でこのカードをサーチ、サルベージできる。
規制状況など
「ハーピィの羽根帚」登場時、有用な罠カードは「落とし穴」くらいしかなく魔法・罠の除去は「サンダー・ボルト」「ブラック・ホール」の二の次だった。しかし「ミラーフォース」など強力な罠カードが登場するに連れ、このカードの有用性も上がっていくこととなる。
2000年4月1日に準制限カード指定、同年5月15日に制限カードへ規制強化。
2004年3月1日に禁止カード導入と同時に禁止カード指定。以後、約10年間禁止カードの座に居座った。
2015年1月1日の制限改訂で「大嵐」と入れ替わる形で制限復帰。ペンデュラム召喚の登場により「大嵐」が先攻後攻問わず使えるパワーカードと化しており、「大嵐」の禁止に伴う伏せカードによる先行制圧を助長させないためのバランス調整だろう。
原作、アニメにおいて
- 「決闘者の王国編」における「闇遊戯vs舞」戦で舞が使用。2枚使用しており、1回目は「六芒星の呪縛」、2回目は「聖なるバリア-ミラーフォース-」の除去に成功している。
- 原作では「相手の伏せカードをモンスターも含めてすべて除去する」効果だった。記述もなく明言されていないが「ハーピィ・レディ」がいないと発動できず、発動ターン「ハーピィ・レディ」が攻撃できない制約があったと推察できる。また、カード名は「ハーピィの羽根箒」だった。(OCGは「帚」原作は「箒」)
- アニメでは舞の出番が増え、マリク戦のデュエル構成も変更されたことで度々使用され、「乃亜編」では城之内も使用している。
余談
- 「ゲーム同梱版(持ち手左上、青紫背景)」「PP5収録版(持ち手右横、赤紫背景)」「QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE版(ハーピィイラスト)」の3種類が存在する。
- 初収録となった「遊☆戯☆王デュエルモンスターズⅡ 闇界決闘記」(DM2)の特典は全10種のうち3枚が封入という仕様。それがメーカー希望小売価格4725円(税込)という財布にやさしくない仕様である。
- 同DMシリーズ(4まで)では、相手の罠カード1枚を破壊する効果だった。
- 「TAG FORCE SPECIAL」では、配信された2015年1月制限のリストを適用すると、PP5収録版が制限カード扱いにならず、無制限カードとして使用できてしまう不備がある。
- 専用対策カード「グリフォンの翼」が存在する。「サンダー・ボルト」に対しての「避雷針」同様、汎用性が低いため使われないカードである。
関連動画
関連項目
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