銀河に漲る力… その全身全霊が尽きるとき 王者の魂が世界を呪う!
現れろNo.95!!ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン!!!
No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴンとは、漫画「遊☆戯☆王ゼアル」に登場するカードである。
白紙のナンバーズから、遊馬とのデュエル中に生み出された、カイトの心の闇を表すギャラクシーアイズ。ランク9で攻守はともに0だが、以下のような効果を持っている。
弟のハルトを救うため、Dr.フェイカーに従って戦ってきたカイト。しかし、Dr.フェイカーはすでに亡くなっており、彼は事実上、Dr.フェイカーの配下であったMr.ハートランドに利用されているに過ぎなかった。さらにそのMr.ハートランドすらも八雲興司によって葬られ、完全に戦う理由を失ってしまったカイト。
ハルトを助ける手立てを失ったカイトは、どうしようもなく八雲に従うことになる。
そのカイトに八雲が渡したのが、開眼していない白紙のナンバーズ。所有者の危機に反応してその姿を決定する最強のナンバーズであるという。
そして、遊馬とのデュエル。
「SNo.39 希望皇ホープONE」に「ギャラクシーアイズ・FA・フォトン・ドラゴン」を倒されそうになったカイトは速攻魔法「王者の残像」を発動。FA・フォトン・ドラゴンをエクシーズ素材としてこのカードがエクシーズ召喚された。
1の効果でFA・フォトン・ドラゴンの攻撃力と姿を得、さらに2の効果で遊馬のデッキのモンスターを全て除外、さらに3の効果ですぐにバトルを行ってホープONEを破壊したが、「希望の最終防衛ライン」で直前にホープONEが守備表示になったため決定打とならなかった。
何度攻撃しても倒れない遊馬の必死の言葉に、カイトの心も動き、闘志が消えかける。そしてデュエルを中断しようとするのだが、八雲はナンバーズの力で無理やりカイトを従わせてデュエルを続行した。
遊馬の絆を信じる力でかつてのホープONEのように、再びアストラルの力が解放。それによって「SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング」が現れる。ホープ・ザ・ライトニングの攻撃を受け、4の効果を発動しようとしたが、ホープ・ザ・ライトニングの効果で封じられ、このカードは破壊された。
デュエル終了後、アストラルによって回収された。
アストラルが取り戻した記憶は「人間世界に来た本当の理由」。
攻撃名は「壊滅のフォトン・ストリーム」であるが、これは「ギャラクシーアイズ・FA・フォトン・ドラゴン」と同じであり、1の効果でFA・フォトン・ドラゴンの姿を得ていたことも考えると、攻撃名などはコピー元に依存するのだろう。
このカードは「王者の残像」によって、ランクアップのような形で(このカードに対して「ランクアップ」という用語は一度も使用されていない)エクシーズ召喚されたが、通常のエクシーズ召喚や「王者の残像」以外のカードによるエクシーズ召喚は可能なのか、また、可能だとするならば、複数のモンスターを素材としてエクシーズ召喚した場合に、1の効果による攻撃力はどうなるのか(1体選択か合計値か)は不明。
速攻魔法「王者の残像」は、その発動条件[1]からするとバトルフェイズ中に発動されているはずで、それによってエクシーズ召喚されたこのカードは、当然そのバトルフェイズ中に攻撃可能なはずであるが、なぜか通常の攻撃を行わずに3の効果を利用して攻撃していた。
3の効果は「バトルが終わったあと二度目のバトルを可能にする」と説明されているが、このカード自身はそれ以前に一度も攻撃していないことを考えると、ここでの「バトル」は単にこのカード自身の「攻撃」ではなく、カイトの「バトルフェイズ」を意味しているのだと思われる。「ラストバトル!」のように、メインフェイズ2で一時的にバトルフェイズを発生させてこのカードの攻撃を行う効果であろうか。
二度目のバトルでこのカード以外が攻撃することもできるのかは不明(「ラストバトル!」方式ならば不可能。「不運なリポート」のような単なるバトルフェイズ追加の効果ならば可能)。
アニメでもカイトはメインフェイズ2にバトルフェイズを再び行える「奇跡の銀河」を使用している。そちらはモンスター1体だけとテキストで限定されていた。
4.の効果は元々の「銀河眼の光子竜」と似たような効果だが、そちらと同じくバトルフェイズ終了時に除外したモンスターが戻ってくるのかは不明。しかし、仮に戻ってきたとしても、このカードの場合は素材を失い攻撃力も0になるので、よほどのことがない限り使いたくない効果である。
また、セリフ上では除外する相手モンスターを「相手モンスター1体」としか説明していないが、これは戦闘を行うそのモンスターに限定されるのか、任意の相手モンスター1体を選択するのかは不明。「銀河眼の光子竜」方式ならば前者になる。
漫画中で確認できるカード画像でも「ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン」と名前はカタカナ表記されており、今までのほかのギャラクシーアイズと違って漢字表記ではないのが正式名称らしい。文字数が多いので結構無理やり詰めている。
アニメではセリフ上でしかカード名が現れず、結果として漢字表記が不明という意味で、視聴者側で便宜上カタカナ表記されることはあった(CNo.107 超銀河眼の時空龍)が、これは公式側でカタカナ表記をしている。進化前の「ギャラクシーアイズ・FA・フォトン・ドラゴン」がカタカナ表記であるのを受けたのだろうか。
OCGのサポートは全てカタカナ表記で「ギャラクシーアイズ」と指定しているので、漢字表記でなくともサポートカードの面で問題はない。
ダークマター(暗黒物質)とは、宇宙に理論上は存在するとされながら実際には観測されていない物質のこと。この正体を未知の素粒子であるとする説もあり、フォトン、タキオンといった素粒子を名前に持つこれまでのギャラクシーアイズの流れを継いでいる。また、未知であるというところから1の効果をイメージしたのかもしれない。
「PREMIUM PACK 17」(ジャンプフェスタ2015で先行販売、一般販売2015年3月21日)でOCGに登場。
エクシーズ・効果モンスター
ランク9/闇属性/ドラゴン族/ATK 4000/DEF 0
レベル9モンスター×3
このカードは自分フィールドの
「ギャラクシーアイズ」Xモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
このカードはX召喚の素材にできない。
(1):このカードがX召喚に成功した時、
自分のデッキからドラゴン族モンスター3種類を1体ずつ墓地へ送って発動できる。
相手はデッキからモンスター3体を除外する。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
攻撃力は4000で固定され、自身を「ギャラクシーアイズ」Xモンスターに重ねてエクシーズ召喚する召喚条件が追加された。相手のデッキのモンスターを除外させる効果は、コストが墓地送りに変更され、3枚限定となった。バトルを2度行う効果は単なる2回攻撃となった。自身と相手モンスターを除外する効果は完全に削除された。
通常の素材指定は厳しすぎるため、「ギャラクシーアイズ」Xモンスターの上に重ねるのが基本となる。レベル8モンスター×2で出せる「No.62 銀河眼の光子竜皇」、「No.107 銀河眼の時空竜」、「銀河眼の光波竜」のいずれかを使うのが狙いやすい。また、「銀河眼の光波竜」か「超銀河眼の光波龍」でエクシーズモンスターを奪った場合、そちらを素材にすることも可能。
同じような条件で出せ、除去効果を持つ「ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン」や「銀河眼の光波刃竜」とは使い分けたい。前者の場合はさらにその上からこのカードを重ねることも可能なので、使い分けが重要なのは後者になる。
(1)の効果は相手のデッキの除外。除外するカードを相手が選べるため、狙い通りにはいかない。
むしろ、コストでドラゴン族モンスターを墓地へ送れる点を活用したい。同名カードを墓地へ送れない欠点はあるものの、3体ものドラゴン族を一度に墓地へ送れるのは大きく、条件は面倒だがサーチをこなせる「エクリプス・ワイバーン」、墓地へ送るだけで「青眼の白龍」をサーチできる「伝説の白石」、墓地からの蘇生が重要な巨神竜シリーズなど、相性の良いカードは非常に多い。墓地送りはコストなので、効果を無効にされても問題なく行える。
(2)の効果は2回攻撃。モンスターにしか攻撃できないとはいえ、攻撃力4000の2回攻撃は強烈。特に発動条件はなく、効果を使ったからと言って直接攻撃できなくなるわけでもないため、素材を墓地へ送ってその後の展開につなぐのをメインとすることもある。こちらも素材を取り除くだけならばコストなので、効果無効でも行える。
【ドラゴン族】デッキでは(1)で大きな働きをできる一方、ギャラクシーやフォトンにはメインデッキのドラゴン族があまりいないため、ほかのドラゴン族と混合しない限り(1)を活かせる場面が少ない。それでも高攻撃力と2回攻撃から、【ギャラクシー】デッキでも十分に活躍できる。
エクストラデッキの枠は食うが、実質レベル8モンスター×2の素材とみなせるため、レベル8さえ展開できるならば十分採用可能。
ギャラクシーアイズの中では初めての光属性以外のカード。光属性サポートを共有できない点には注意。
「DIMENSION BOX LIMITED EDITION」で再録されている。
自身をエクシーズ召喚の素材にできないテキストを持つ。そのため、重ねてエクシーズ召喚を繰り返す場合、このカードが終点となる。「銀河眼の光波刃竜」も同じテキストを持つので、中継点にしたい場合は「ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン」を使おう。
末期の【征竜】デッキでは、征竜を墓地へ送る手段としてこのカードが使用されていた(【ダークマター征竜】)。(1)の効果のコストでデッキの征竜とその特殊召喚コストをまとめて墓地へ送れたのである。
上記の手順でギャラクシーアイズ1体から大量展開ができる。ついでに相手のデッキ破壊も行える。先攻1ターン目で行った場合、除外された相手モンスターからデッキタイプの推察も可能。内容次第でその後の動きを変えられる。
後は特殊召喚した征竜でランク7のエクシーズ召喚を狙ったり、このカードで相手モンスターを戦闘破壊したりして1ターンキルを狙っていける。また、このカードの前にFA・フォトンを出しておくことで除去も行え、何枚もギャラクシーアイズを重ねていくことから征竜蘇生用のコストも稼げる。
上記の手順で、「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」を征竜をコストに特殊召喚し、このカードの2回攻撃効果を発動して素材のギャラクシーアイズを墓地へ送り、それを蘇生させて2体目を出せば攻撃力4000が2体並ぶことになる。ほかにもチューナーを蘇生してシンクロ召喚など、派生した動きはいろいろある。
この構成の場合、まずランク8のギャラクシーアイズを出すことが重要となるため、「幻水龍」、「幻木龍」、ドラゴン族ではないが「神獣王バルバロス」など、フィールドに出しやすいレベル8モンスターが採用されていた。レベル8を出しやすい「青眼の白龍」や聖刻もあり。
また、最初のギャラクシーアイズを出すカード以外は(エクストラ)デッキにあれば良いので、理論上は手札・フィールド・墓地が空っぽでも「RUM-七皇の剣」1枚を通常のドローすることができれば「CNo.107 超銀河眼の時空龍」を出して、そこから上記の動きを行える。CNo.107は相手のカード効果を封殺できるため、妨害も受けにくい。この場合、召喚権を消費せずにできるので、余った召喚権はほかのことに使える。七皇の剣の発動条件の都合上、狙って行うのは難しいが、決まった時の爆発力は絶大。
前述のとおりこのカードの墓地送りはコストなので、効果無効でも問題なく、征竜もこのカードも「スキルドレイン」と相性が良かった(2回攻撃は使えなくなるが)。
このカードの登場によって、度重なる規制によって一線を退いた征竜が再び帰ってきた。結局、このカードの登場から約3か月(一般販売開始からは約10日)で最上級征竜がまとめて禁止指定を受け、このデッキは消滅している。
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最終更新:2024/05/02(木) 21:00
最終更新:2024/05/02(木) 21:00
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