「また再建しましょう」とは、東北地方太平洋沖地震の際、救助されたおじいさんが言った希望の言葉である。
概要
「また再建しましょう」はフジテレビのインタビューのさなか、発せられた言葉である。
インタビュアーが不安を掻き立てるような質問をする中、このおじいさんこと只野昭雄(ただの・あきお)さんは笑顔で「また再建しましょう」「(心細いとか)そんな事言ってられない、大丈夫」と希望に満ちた言葉を発し続けた。多くの死傷者、凄惨な被害状況を各メディアが伝え、多くの人々が不安を感じていた中、只野さんの発したその言葉と笑顔にその様子を見た多くの人が勇気づけられた。また、その映像はニコニコ動画やYouTubeなどの動画サイトにもアップロードされ、ネットでも大きな反響を呼んだ。
只野さんは1977年から岩手県大船渡市で旅館を経営していた。だが、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による津波で、3階建て旅館の2階から3階への階段部分までが浸水という事態に見舞われ、3階に孤立。それから2日後の13日朝に自衛隊によって無事救助された一方、建物は鉄骨と基礎だけを残す無残な状態だった。
その後、只野さんは「再建しましょう」の言葉のとおり再建に向けて尽力し見事旅館を再建。2012年6月に旅館の営業再開を見届けてから約3か月後の同年9月中旬、間質性肺炎により83歳で逝去した。[1]
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関連項目
脚注
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