カワサキ・1400GTRとは、カワサキモータースが販売しているツアラーのオートバイである。北米や欧州など大陸国を主たる市場としており、北米ではコンコース14(Concours 14)の名で販売されている。
概要
1986年から20年に渡って販売された1000GTR(コンコース)の後継となる車種。大陸国のツアラーらしく長時間運転の快適性を重視視しており、ウィンドシールドやパニアケースは標準装備。1400cc並列4気筒エンジンは153馬力を誇り、優れた加速性能を備えている。
メカニズム
| エンジン | 水冷4サイクル並列4気筒 1352cc |
| 出力 | 153馬力 |
| トルク | 136N・M |
| 駆動方式 | シャフトドライブ |
| 変速機 | 6速 |
| 前ブレーキ | 310mmディスク 4ピストンキャリパー ABS |
| 後ブレーキ | 270mmディスク 2ピストンキャリパー ABS |
| 重量 | 304kg |
コンコース14ポリス(Concours 14 Police)
コンコース14ポリスは、カワサキUSAがアイダホのバイク販売店と提携して販売している、コンコース14の白バイ仕様車である。
概要
カワサキは1970年代半ばからZ1000Pなどの白バイ仕様車を販売しており、全米各地の警察で使用された。2005年にZ1000Pは製造中止になったものの、コンコース14発売以後は外部の事業者がこれをベースに「1400GTR Police」という白バイ仕様車を販売していた。
2010年にカワサキUSAがアイダホのBeaudry Motors
と提携し、コンコース14ポリスを正式に事業化。2011年から本格的に販売されることになっている。カワサキUSAは性能の良さもさることながら、クラッチ交換費用が他社製品より安価に済むなど経済的メリットがあることを売りにしている。
白バイ専用装備
など
ミシガン州警察の評価
ミシガン州警察は毎年パトカーや白バイ仕様車を集め、動力性能や使い勝手の評価を行い公表している。これの2011年モデル試験
でコンコース14は、BMW・R1200やハーレー・ダビッドソン・ロードキング、同・エレクトログライドと共に評価にかけられた。
平均ラップタイムではBMWより4秒ほど劣ったものの、加速性能、制動性能、機器の搭載性で上回った。特に搭載性はBMWとハーレーがおよそ86~88点であるのに対し、カワサキは97.67点と大きく上回っている。
北米の法執行官向けウェブマガジンである「Police Magagine
」でこのことが取り上げられた。
"Kawasaki Edges BMW at Michigan State Police Motorcycle Test"
(ミシガン州警察の白バイテストで、カワサキがBMWに辛うじて勝つ)
記事はいくつもの項目でカワサキがBMWを上回ったことに触れている。
採用
外部事業者による独自の白バイ仕様の時代から、アリゾナ州メサ市警察などが採用していた。
2010年にはカリフォルニア・ハイウェイ・パトロール(California Highway Patrol,CHP)が、336台の白バイをコンコース14に置き換えるという報道があった
。事業費は約600万ドル。納入単価は$16,977である。
関連動画
関連項目
外部リンク
- 2
- 0pt

