キセイジョウ・レイとは、「神次元ゲイムネプテューヌV」及び、そのリメイク作品「神次次元ゲイムネプテューヌRe;Birth3に登場する女性である。CVは小林ゆう。
概要
名前の由来は規制条例。年齢不詳だが、「ぎりぎり30じゃない」という台詞から29歳と思われる。敵味方関係なく「年増」「おばさん」と呼ばれており、地味に傷ついている。
銀色の長髪で、黒い背広のような服を着ている。眼鏡っ娘。非常に臆病な性格をしており、事あるごとに謝る。
女神の治世に反対し、正しい規制を敷いて女神不要の世界を作る組織、七賢人の議長を務めているが統率力は皆無に等しく、アノネデスが場を取り仕切っている。
実は彼女も女神だが、○○ハートといった呼び名は無く、単に「タリの女神」と呼ばれている。
超次元
犯罪組織マジェコンヌが壊滅し、長らく平和な時を過ごしていたゲイムギョウ界。そんな中、プラネテューヌで女神の治世に反対する呼びかけをしていたのがキセイジョウ・レイである。
しかし反対運動は小規模なもので、ビラを配っても誰も読まない、集合をかけても誰も来ないという有様だった。一応ギルドから目を付けられており、デモの阻止を目的としたクエストもあったが、あまりにも運動が弱小のため大した対策が採られなかった。
運動が結実しない現実を見て、「自分のやっている事は間違っているかもしれない」と悲嘆にくれるレイであったが、突然現れた謎の存在(クロワール)から無理やり力を与えられる。普段は気弱な性格だが、力を得ると凶暴化する二重人格だった彼女は、これを機に運動を過激化。デモに参加する人々も増加し、ゲイムギョウ界を騒がす勢力へと発展する。
騒動の中心地はプラネテューヌであったが、折り悪くネプテューヌとネプギアが神次元世界に飛ばされていたため、対応が遅れて事態の悪化を招く。代わりに他国の女神が出撃して対応するが、覚醒したレイは都市中心部に結界を張り、同時に女神のコピーを生み出して女神たちを苦戦させる。グッドエンドルートでは、ホワイトハートとグリーンハートを同時に相手した上で完勝するという強さを見せている。街の中心部にある結界のせいで女神以外は近寄れず、住人はただただ眺めている事しか出来なかった。
その後、神次元から増援を連れて帰ってきたネプテューヌたちが到着。ノワール(神次元個体)を捨て駒にする事で結界を突破し、道を阻んだ女神のコピー体を倒して最深部にいたレイと対峙。ラスボスとして戦う事になる。ラスボスだけあって強く、体力が半分以下になるとエグゼドライブを繰り出すようになる。一周目では即死同然のダメージを受けるため、撃破には運が絡む。撃破後の顛末は、ルートによって異なる。グッドエンドの場合はアイリスハートにお仕置きされ、トゥルーエンドの場合は神次元世界のレイが現れて、説得を受ける事になる。ノーマルエンドでは物語が最後まで続かないので、戦えない。
神次元
超次元とは異なる平行世界、神次元にもキセイジョウ・レイはいた。
レイが人間だった頃、大陸には女神が治める国が存在せず、世界は荒廃していた。ひもじい思いをしていたレイは偶然にもメガミメモリーを食べてしまい、女神化する。この時にクロワールと初邂逅を果たしている。女神になった者は国を作れるというルールに則り、レイはタリを建国する。しかし、力を得ると凶暴な人格になる要素は健在で、国を作った途端に暴政を敷くようになってしまう。
国民の反発を女神の力で強引に押さえていたが、そもそも女神の力の根源は人々の信仰心(シェア)だったため次第に力を失い、女神の資格を喪失。やがてタリは崩壊した。タリショックという呼称で文献に記録されている。
タリが崩壊した事で、世界は更に荒廃。レイも、野をさまよっていた。そんな中、クロワールにより別世界にも自分がいる事が判明する。別世界の自分を助けたいと思ったレイは、クロワールに頼んで僅かに残っていた女神の力を届けさせた。
その後、女神の存在を逆恨みし、女神の治世に反対する勢力「七賢人」を結成して自らは議長に就任する。
しかし彼女自身気弱な性格のため、常に会議はグダグダの有様だった。
七賢人が空中分解した頃、クロワールから増幅した女神の力を無理やり与えられ、再び女神化&凶暴化。世界を滅ぼさんとしたが、ネプテューヌたちによって阻止される。力を失い、元の気弱な性格に戻ったレイは、七賢人結成に至るまでの経緯を説明するのだった。
そして超次元世界の自分が世界を滅ぼそうとしていると聞き、説得のためプラネテューヌへと向かう。
関連項目
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